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キッチンカーでクレープを販売するメリットとは?必要な設備もご紹介

キッチンカーでクレープを販売するメリットとは?必要な設備もご紹介

近年、日本にもテイクアウトやワンハンドフードが定着したことで、一躍人気業態となったキッチンカー(移動販売)。その中でも、群を抜いて販売している現役オーナーが多いメニューはクレープです。

確かにクレープは、キッチンカーの人気メニュー第1位で、午後3時になると行列ができる店もあるほどです。出店場所がよければ、1日中安定した客足が見込めるでしょう。

本記事では、クレープのキッチンカーで成功するために必要なポイントについて解説します。クレープのメリット・デメリット、必要設備の選び方などを幅広く紹介しているので、ぜひお役立ていただけると幸いです。

キッチンカーでクレープ店を運営するメリットは?

現在、最も多くの現役キッチンカーオーナーに販売されているメニューは、クレープです。ここでは、具体的にどのような点が経営しやすさや利益に繋がっているのか解説します。

クレープは出店できる場所が多い

クレープのキッチンカー(移動販売)を開業するにあたり、出店場所としてよく選ばれるのは下記です。

・ショッピングモール、スーパーマーケット、書店の駐車場
・住宅街
・ゲームセンターやボウリング場
・道の駅、高速道路のサービスエリア

コロナ禍以前は、クレープ販売を行うキッチンカーの主な出店場所は、フェスや地域の祭りなどのイベントでした。イベントは1日ごとの売上も高いため、収入源の要にしているオーナーも多かったようです。
しかし、現在はまだ各種のイベントが再開する目途が立っていないため、平日に出店できる場所や日時を増やしていくことが、確実な利益のためには大切です。

維持費が安い軽トラックでおしゃれな車両ができる

キッチンカー(移動販売)の現役オーナーに最も利用者が多い車種は、軽トラック(軽トラ)です。大人2人が立ったまま調理できるほどの十分なスペースがありますが、分類上は「軽自動車」のため、維持費は安く抑えられます。

クレープは、くるりと生地を広げてやわらかく薄く焼き上げる職人技も売りになるので、軽トラックのように、調理している手元を見せられる車種のほうがおすすめです。
また、客層が女性中心なので、内外装をおしゃれに工夫すればその分だけ売上に繋がります。車体色が豊富な軽トラックは、その点でもクレープ販売に向いています

オリジナルメニューを作りやすい

クレープはオリジナルメニューが作りやすく、季節ごとに変化をつけやすい点がメリットです。生地やクリームといったベース部分は変えずに、上にのせる果物やスイーツなどのトッピングを変えるだけで新たなメニューが作れます。

人気業態となった移動販売ですが、その中でもクレープは最も競合が多いメニューです。コンビニでも次々と新作クレープが発売されます。そのため、「変化のつけやすさ」はとても大切です。

キッチンカーでクレープ店を運営するデメリットは?

メリットや人気の高さから、キッチンカー(移動販売)でクレープ店を開業するオーナーは数多くいますが、もちろんデメリットもあります。
利益にならない出店場所やメニュー、開業前の注意点について解説します。

クレープは真夏とビジネス街には不向き

キッチンカー(移動販売)で人気商品のクレープですが、生クリームやバニラアイスなどのイメージが強いため、真夏にはどうしても売上が下がってしまいます
また、ビジネス街のランチタイムは、男女問わずボリューム満点の食事系メニューで腹ごしらえしたい人が多いので、クレープはあまり利益になりません。

意外?食事系クレープは売れない

食事系クレープとは、ソーセージやチキン、チーズなどが具になっているメニューのことです。
固定店舗型とは異なり、キッチンカー(移動販売)では食事系のクレープはそれほど人気がありません。そのため、クレープ販売を行っている現役オーナーの大半はデザート系のみに絞っていますが、売上には問題ないようです。

クレープには特に重要!PL保険

クレープのキッチンカー(移動販売)を開業する際には、必ず生産物賠償責任保険(PL保険)に加入しておきましょう

PL保険は、もしも食中毒や異物混入が起きた際に、賠償の手助けをしてくれる保険のことです。クレープの調理には「果物を切る、まぜる」など、食中毒や異物混入が起こりやすい下準備が多いため、特にこの保険が重要です。

PL保険は数多く種類がありますが、「保険料が安い」「ノロウィルスへの補償が充実している」の2点を目安にすると、適した保険を選べるでしょう。

クレープのキッチンカーに必要な設備とは?

キッチンカー(移動販売)でクレープを調理するにあたって、最も重要な設備である「クレープ焼き器(クレープメーカー)」について、電気式・ガス式に分けて解説します。

【電気式・ガス式共通】鉄板の厚さと大きさ

クレープ焼き器の鉄板は、厚さが約6mm以上あるものが一般的です。厚みがあるおかげで鉄板は温度を維持でき、スピーディーにクレープ生地を焼き上げられます。

鉄板の直径は、主に360mmと400mmの2タイプに分かれています。どちらを選ぶかについては、販売するクレープの大きさや厨房スペースの大きさで決めれば問題ありません。初めて購入する際は、400mmを選ぶ人が多いようです。

【電気式】クレープ焼き器のメリット・デメリット

電気式のクレープ焼き器(クレープメーカー)は、家庭用ホットプレートの使用方法にかなり近く、温度調整を自動で行ってくれる点がメリットです。また、ガス式とは異なり、火を使わないためキッチン内の気温がそれほど上がりません。夏の車両内では大きなメリットです。

デメリットは、休みを入れずに生地を焼き続けると、鉄板の温度が次第に下がってしまう点です。さらに、一度鉄板の温度が下がると、戻るための時間がガス式よりも必要です。そのため、現役オーナーは途中に休みを入れ、温度を調整しながら使うといった工夫をしています。

【ガス式】クレープ焼き器のメリット・デメリット

ガス式クレープ焼き器(クレープメーカー)の一番のメリットは、焼き上がりです。ふっくらと軽くやわらかな焼き上がりは、電気式よりも優れています。また、火力が強いので、休みを入れずに連続で生地を焼き続けても、鉄板の温度が一気に下がることはありません。

ガス式のデメリットは、鉄板の温度調整を手動で行わなければならない点です。最初に温度を設定するだけでよい電気式とは異なり、どんなに忙しいときでも、常に手動で温度管理する必要があります
もう1つは、LPガス(プロパンガス)を契約しないと使えないことです。近年、LPガスの新規契約を断られるケースが増えているため、購入前に契約可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。

クレープ用トンボの選び方

クレープ用トンボは、クレープ焼き器の上にのばした生地をすばやく均等に広げる調理器具です。見栄えも大切な販売用クレープには欠かせません。

生地を広げるヘッドの部分はさまざまな形がありますが、現役オーナーは角型になっているタイプを愛用している人が多いようです。また、トンボ本体にある程度の重さがあるほうが回しやすく、おすすめです。

まとめ:ポイントはクレープ焼き器とPL保険

クレープのキッチンカー(移動販売)は、軽トラックでコスパよく開業でき、出店場所も多いため、現役オーナーに人気があるメニューです。オリジナルメニューを作りやすい点もポイントです。

実際にクレープを調理するにあたって、特に大切になるのは「クレープ焼き器」と「PL保険」です。電気式にもガス式にもデメリットはあるので、自分のオペレーションにどちらが合っているかよく検討しましょう。
また、PL保険はキッチンカーを開業するなら加入したほうがよい保険ですが、クレープは「切る、混ぜる」という下準備が多いため、他のメニューよりもさらに重要になります。

利益とお客さんの安全の両方を確保し、安心して経営を続けられるように、ぜひ本記事で紹介したクレープ店を運営するコツを参考にして下さいね。

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