キッチンカーにおすすめの「シンク」タイプ別の特徴をご紹介
キッチンカーにおすすめの「シンク」タイプ別の特徴をご紹介
公開日:2022年7月29日- カテゴリー
- キッチンカーの装備・設備
キッチンカー(移動販売)は、開業するためには保健所から「飲食店営業許可証(営業許可)」を取得する必要があります。その際、必ず設置しなければならないものの1つが「シンク」です。
厨房スペースに設置するシンクには2種類あります。1つは手洗い専用、もう1つは調理用(作業用)のシンクです。
本記事では、最初に営業許可を得られるシンクのポイントについて紹介し、後半に手洗い専用と調理用それぞれに分けて解説します。
これからシンクを設置する人は、ぜひスムーズな営業許可の取得や、使いやすい厨房作りに役立てて下さいね。
目次
キッチンカーのシンク 共通するポイント
キッチンカー(移動販売)の厨房スペースに設置するシンクには2種類あり、手洗い専用と調理用というように役割が異なっています。ですが、共通しているポイントもあるので、まずはそれらについて解説します。
キッチンカーのシンク サイズ・個数・材質に決まりは?
現時点(2022年6月)は、まだ飲食店営業許可証(営業許可)の基準が全国共通になっていません。そのため、シンクについても、サイズや個数、材質などに共通した基準はありません。
各保健所の基準として「長さ・奥行き・深さ○センチ以上」「シンク2槽以上、大きさの決まりはなし」「肘が入る程度」などがありますが、これだけを見てもどれほど違いがあるかわかります。
ですが、多くの保健所に共通している基準もあります。
サイズ…大きさから表現まで保健所によってばらつきが大きい。
個数…合計2槽が一般的(手洗い専用シンク1槽が必須、それ以外に調理用シンクが1槽以上)
材質…ステンレス製であればほぼ合格。
価格相場…1槽約5,000円~。平均10,000円前後。
保健所の合格基準は、首都圏へ行くほど厳しくなる傾向があります。首都圏への出店を考えている場合は、特に細かく確認しておきましょう。
キッチンカーのシンク 合格基準は保健所に確認
キッチンカーの開業は「飲食店営業許可証(営業許可)」ありきです。保健所から営業許可を取得しなければ、仮に出店場所を押さえていたとしても開業できません。
前段で紹介したとおり、現時点ではまだ営業許可の基準は全国で共通化していません。そのため、どのようなシンクであれば合格するのかについては、必ず「出店場所を管轄している保健所」へ相談しましょう。出店場所が複数ある場合は、どの保健所の基準もすべて満たしている必要があります。
シンクは簡単に作り直せるものではありませんし、費用もかかります。車両製作前に、サイズや材質などについて保健所で聞き取っておきましょう。
実はあまり使わない?重要なのはシンクの「上」
保健所の飲食店営業許可証(営業許可)を取得するためにはシンクの設置が必要ですが、営業中に使うことはあまりありません。そのため、車両製作の際にシンクについて考えるポイントは、「その上のスペースを有効活用すること」です。
キッチンカーオーナーの多くは、シンクの上を「調理台」として使っています。シンクを埋め込んで蓋をし、その上を調理台にする仕様が一般的です。
念の為、管轄の保健所にそれでも問題がないか、蓋の材質に決まりはあるかなどについてあらかじめ確認しておいて下さい。
キッチンカーのシンク タイプ別に特徴を紹介!
キッチンカー(移動販売)の厨房スペースには、「手洗い専用シンク」と「調理用シンク(作業用シンク)」の2槽を設置するように定められていることが一般的です。ここでは、それぞれ具体的にどのような基準を求められるのかについて解説します。
キッチンカーのシンク①手洗い専用
2021年6月1日以降に適用となった食品衛生法改正によって、手洗い専用のシンクはかなり合格基準が厳しくなりました。
例えば、蛇口の場合、「非接触型」という直接手で触れないタイプでなければ許可されません。手を洗った後に再び蛇口に触れ、菌を付着させないためです。
そのため、以前は問題なかった、直接蛇口をひねるハンドルタイプも今後は作り直しする必要があります。
非接触型の蛇口には、主にセンサー感知式の自動水栓やレバー式、そして足踏み式があります。センサー感知式は導入費用が高額なので、キッチンカーでは肘で操作するレバー式の蛇口がおすすめです。
あらかじめ蛇口が取り付けられているシンクを選ぶ際には、蛇口がレバー式になっているものを選ぶようにしましょう。
シンクは1槽ずつばらばらに売っているものが大半ですが、1個のシンクが2槽に区切られているタイプもあります。貴重な厨房スペースを削減できるのでおすすめですが、コンパクトなものが多いため、サイズ指定がない場合のほうがよいでしょう。
ちなみに、蛇口はシンク1槽に対して1個ずつ設置する必要があります。蛇口の先を回転させて複数のシンクで使うことは認められていないため、注意して下さい。
キッチンカーのシンク②調理用(作業用)
調理用シンク(作業用シンク)も、保健所の合格基準は手洗い専用シンクとそれほど変わりません。
ですが、出店場所や提供メニューによってシンクのサイズが異なることもあるため、保健所に細かくアドバイスを受けた上で設置しましょう。首都圏のほうが地方よりもサイズが細かく定められており、大型のシンクが求められる傾向があります。
キッチンカー(移動販売)の営業中は調理用シンクをあまり利用しないため、蓋をしてその上を「調理台」として便利に使える作りにすることが大切です。この仕様にしているオーナーがとても多いため、車両製作業者も対応してくれるでしょう。
サイズが合格基準を満たしている場合は、手洗い専用のシンクと同じものをもう1槽調理用として設置するのもおすすめです。
キッチンカーのシンクに必要 排水ホースと共栓
シンクを設置する際に必要となるのが「排水ホース(流し台用ホース)」と「共栓」です。
価格相場は、排水ホースが約1,000~2,000円、共栓は2,000円前後です。シンクと3点セットになっているものを選ぶと簡単に設置できるので、おすすめです。
「丸型シンク」はキッチンカーに不向き
店舗型のカフェなどにある丸型のシンクはおしゃれで見栄えがするのですが、保健所によっては許可していないところもあるため、選ばないほうが無難です。自分でシンクを設置する場合も、四角形に比べてかなり作業しにくいため、あまりおすすめできません。
価格相場も四角形のシンクと変わらないので、キッチンカーでの利用はやめておいたほうがよいでしょう。
まとめ:シンクのサイズ・個数・材質は「出店場所」を管轄する保健所へ!
シンクは、キッチンカー(移動販売)の開業前に、必ず保健所から厨房スペースに設置を求められる設備の1つです。数やサイズは保健所によって異なりますので、設置前にしっかり確認しておきましょう。
一般的に、シンクは手洗い専用と調理用の2種類を設置を求められています。
手洗い専用のシンクは、2021年6月からの食品衛生法改正によって基準がかなり厳しくなりました。今後は非接触の蛇口しか許可されなくなる可能性が高いため、蛇口と一体化したシンクを購入する場合は注意しましょう。
調理用のシンクは、その上のスペースを調理台として有効活用することを前提に設置することをおすすめします。
シンクは簡単に作り直しできませんし、安いものでもありません。設置前には「出店場所」を管轄している保健所に細かくサイズ・個数・材質などについて確認しておきましょう。
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