キッチンカーに必要な設備とは?キッチンカー製作時の確認ポイント

キッチンカーに必要な設備とは?キッチンカー製作時の確認ポイント

キッチンカー(移動販売)によるビジネスを始める際、最初に必要なのは自分のキッチンカーを準備することです。ですが、いざ製作するとなるとどの設備が必要なのか迷うのではないでしょうか。
今回は、多くのキッチンカーが備えている重要な設備や、自分のキッチンカーに必要な設備を見極める方法について解説します。

キッチンカーに必要な設備は大きく分けて2種類

キッチンカー営業に必要な設備は、大きく分けると2種類です。
1つは、キッチンカー営業を始めるために必須不可欠である「保健所の営業許可」を得るための設備、そしてもう1つは、便利さや作業効率から「できるだけキッチンカーにあったほうがいい」設備です。

(1)「保健所の営業許可」に必要な設備

「保健所の営業許可」は、安全性や衛生面の観点からキッチンカー全体をチェックし、問題なく営業できるだけの設備が揃っていれば与えられます。実は、この営業許可のために必要な設備の内容や基準は全国で統一されていませんですが、重要な設備はほとんどの保健所で共通して設置が義務付けられており、下記がそれに当たります。

運転席とキッチンの間の仕切り(バンタイプは必要な場合が大半です)
換気扇(保健所によっては、設置場所やサイズにも規定があります)
給水・排水タンク(全国で統一されている3サイズから選びます)
冷蔵庫、冷凍庫(食材の保冷に必要なため、義務付けられていることがほとんどです。家庭用冷蔵庫で問題ありません)
シンク、照明(シンクの深さや照明のルクスまで決まっている場合があります)

これ以外に、水道用蛇口についても「非接触型」でなければ営業許可を取得できないケースが増えてきました。蛇口に限らず、2021年の改定後はこれまでは問題なかった素材などが許可されなくなる地域もあるため、気をつけて下さい。

(2)「あったほうがいい」設備

営業許可に必要ではなくても、利便性や作業効率の面からできるだけ備えておいたほうがいい設備を紹介します。保健所によっては義務付けられているものもあります。

発電機 or 大容量バッテリー
(走行中にも家電製品を動かせるメリットがあるため、大半のキッチンカーオーナーがどちらかを所有しています)
外部電源入力口、コンセント(外部にある電力を使用する場合、それを引き込むために必要です)

(1)「保健所の営業許可に必要な設備」重要な3ポイント

多くの保健所が義務付けている設備の中から、注意点なども多い3点を特に取り上げて紹介します。自分が作ろうと考えているキッチンカーと照らし合わせてみて下さい。

防水・撥水加工がされた外壁部分、調理台、床

車両の外壁は、洗浄や消毒ができるよう防水・撥水加工が条件の場合がほとんどです。
同様に、調理台や床などキッチンカーの内側も、防水・撥水を求められることが多い部分です。
そのため、木製はあまりお勧めできません。基準の厳しい東京都はもちろん、それ以外の地域もこれからはますます許可されなくなる危険性のほうが高いでしょう。

運転席とキッチンの間仕切り

車種によっては、運転席とキッチンの間に間仕切りを設置する必要があります。また、保健所によっては素材にも指定があるため、注意して下さい。保健所から直すようにアドバイスされる危険性が高いのは、ビニールシートや防水加工がない素材です。

換気扇

換気扇は、天井か壁に設置を義務付けている保健所がほとんどです。仮に営業許可の条件にはなくても、衛生面から必ず設置するようにしましょう。
また、個数だけではなく換気扇のサイズや設置場所まで保健所で決まっている場合もあるため、設置前には詳細についても確認してみて下さい。

(2)「あったほうがいい設備」重要な2ポイント

保健所の営業許可の取得には必須ではなくても、キッチンカーにはできるだけ備えておいたほうがいい設備から特に重要なアイテムを3つ紹介します。

電力設備

これまで紹介してきた車両の設備は、電力がないと使えないものがほとんどです。電力は現地調達する方法もありますが、いつも調達できるとは限りません。また、走行中も冷蔵庫や炊飯器などの家電製品を使いたいというオーナーが多く、何かしらの電力設備をキッチンカーに積んでいます

そのための手段として、多くのキッチンカーオーナーは発電機か大容量バッテリーを使っています。どちらが便利かについては賛否両論ありますが、1,000wを超える調理器具を使えるのは発電機なので、現実的な面からそちらを使用するオーナーが多いようです。
発電機や大容量バッテリーも保健所によって基準に違いがあるため、出店エリアの保健所で確認して下さい。走行中にも冷蔵庫が稼働していることが営業許可の条件になっている保健所もあります。

提供メニューによって変わる設備

そのほかに、提供メニューによって必要になる設備もあります。炊飯器や電子レンジ、加熱機器やフライヤー、茹で麺器にビールサーバーなどがそれに当たります。いずれも味や性能と価格が比例しているので、よく検討してみて下さい。

自分のキッチンカーに必要な設備を知るためには

自分のキッチンカーを製作する前に、最も重要なのは「自分のキッチンカーに必要な設備を具体的に知ること」です。これまでにも紹介したとおり、営業許可は全国共通の基準がありません。そのため、出店エリアそれぞれの基準に合った車両を準備する必要があります。

外装や食器などの見た目も大切ですが、営業許可を取得しないことにはキッチンカー営業を始められません。そのためにも、まずはキッチンカーに備えるべき設備をどのように確認していけばよいのかについて2段階で紹介します。

【1】保健所にアドバイスを受ける

キッチンカー製作にあたり、とにかく一番大切なのは「保健所のアドバイス」です。そこで教わった基準をしっかり守っていれば、車両完成後の設備チェックで不合格になることはほとんどありません。
キッチンカーに必要な設備は、「提供メニュー」と「出店エリア」で決まります。まずはこの2点を明確にしてから保健所へ行きましょう。

営業許可を取得するための設備や基準は、保健所によって異なります。そのため、必ず「自分が出店するエリアを管轄している保健所」へ相談に行って下さい。
また、営業許可は1つあれば全国どこでも営業できるようになるわけではなく、エリアごとに営業許可と手数料が必要です。出店エリアすべての保健所でそれぞれ必要となる設備を聞き、それを満たした車両を製作しなければなりません。

【2】キッチンカー専門業者に依頼する

キッチンカー(移動販売)は店舗型の飲食店と比べれば営業許可を取得しやすいとはいえ、開業前にはやるべきことが数多くあります。また、車両内という限られたスペースに設備をすべて設置しなくてはならない点や、走行中の家電をどうするべきかなど、キッチンカーならではの悩みもあるでしょう。

キッチンカー製作の専門業者の中には、車両の製作だけではなく開業のサポートも行ってくれるところがあります。そういう専門業者を選べば、営業許可のための書類作成だけでなく、開業までにするべき業務のサポートも依頼でき、安心して開店に臨めます。

まとめ:製作のポイントは「保健所のアドバイス」

キッチンカー(移動販売)による営業を始めるには、キッチン設備や車両設備、提供メニューのための家電製品や電力設備などさまざまな設備が必要です。そのため、正確に「自分のキッチンカー」に必要なものを知るには、まずは保健所へ相談へ行くことが最も重要です。

キッチンカー営業は、まず保健所の営業許可を取得しなければ始められません。その基準を満たした車両を作ることが、キッチンカー営業の一番大切なスタートになります。
最初に保健所としっかりやり取りをして必要な設備や基準がわかっていれば、キッチンカー製作後の設備チェックで不合格になる心配もないでしょう。管轄の保健所でアドバイスや各設備の条件を詳しく聞き、それらをきちんと反映したキッチンカーを製作するようにしましょう。
フジカーズジャパンではキッチンカーの製作実績が豊富にあります。キッチンカーの営業を行う上で必要な設備を実装した、使い勝手の良いキッチンカーをご提案いたします。キッチンカーの購入、製作をお考えの方はぜひご相談ください

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