からあげのキッチンカー(移動販売)で成功するためのコツと必要な設備
からあげのキッチンカー(移動販売)で成功するためのコツと必要な設備
公開日:2023年1月20日からあげは、キッチンカー(移動販売)を利用するお客さんにとても人気が高いメニューです。
それは、成功しやすいメニューの条件である「名前を聞いただけですぐに味が思い浮かぶ」「誰でも美味しいと感じる」などに、からあげがぴったりだからです。
今回の記事では、そんなからあげでキッチンカーを開業する場合について具体的に解説します。からあげ店のメリット・デメリット、成功するコツ、必要な設備などについて幅広く紹介します。
デメリットについても紹介していますが、これらは開業前に準備すれば成功につなげられる大切なポイントでもあります。
ぜひご自分のキッチンカーの魅力として活かし、上手に軌道に乗せましょう。
目次
からあげでキッチンカー開業 メリット3点を解説!
キッチンカー(移動販売)をからあげ店として開業する場合、メリットは大きく分けて3点あります。
メリット(1)誰にでも愛されるメニュー
からあげが嫌いな人は、めったにいません。そのくらい老若男女問わず好きな人が多いメニューです。
キッチンカー(移動販売)では、こういった「誰にでも好まれる」「誰でも知っている」メニューのほうが成功しやすい傾向にあります。
からあげは、この条件にぴったりなのです。
メリット(2)いつでもどこでも売りやすい
からあげは、単品売りのほかに、弁当やハンバーガーなど幅広いアレンジができるところが魅力です。
そのため、ランチタイムはビジネス街や大学などに弁当で、夕方以降は住宅街でおかずとして、というように、売り方を変えれば1日中出店できます。
また、平日と休日どちらも需要がある点もからあげの強みです。
開業後しばらくは、出店場所を確保するために労力を割く必要があるキッチンカー(移動販売)にとって、出店に適した場所がたくさんあるメニューは大助かりなのです。
メリット(3)スピーディーに提供できる
キッチンカーを利用するお客さんにとって、「すぐに食べられるから」という理由はいつも上位にあります。からあげはこのニーズにもぴったりです。
からあげは調理時間もそれほどかかりませんが、保温庫を使えばさらに速く提供できます。
からあげでキッチンカー開業 デメリット解説!
メリットの多いからあげのキッチンカー(移動販売)ですが、デメリットもあります。開業前から検討できることなので、ぜひチェックしておきましょう。
デメリット(1)競合が多い
からあげ店の最大のデメリットは、競合が多いことです。他のキッチンカー(移動販売)だけではなく、弁当屋、惣菜屋、スーパー、コンビニなど、安価で美味しいからあげを買える店はいたるところにあります。
専門店も多く、産地やブランド、経験を積んだ料理人が揚げ方や味つけの調味料などにこだわっている店は、キッチンカーにも店舗型にも存在します。
そのため、からあげ店で成功するには「差別化」は避けて通れません。
デメリット(2)必要な機材が多い
からあげのキッチンカーを開業するには、2層フライヤー、保温庫、冷蔵庫、シンクの4機材が必要です(具体的な役割については後述します)。
また、どれも車内でスペースを取るところもデメリットです。
からあげでキッチンカー開業 成功するためのコツとは?
からあげのキッチンカーで成功するためには、誰も思いつかないようなアイディアを行う必要はありません。ですが、重要なポイントが2点あります。
成功するコツ(1)国産・地元産・ブランド鶏
近年、食への安全への意識が高まり、以前よりも材料の「産地」にこだわるお客さんが増えてきました。そのため、「国産」「ブランド鶏」などを提供する店のほうが人気を得やすくなっています。
外国産はスーパーやコンビニとの差別化が比較的難しいので、できれば国産を検討してみましょう。
地元密着での営業をめざす場合は、新鮮な地元産に人気が集まる傾向があるので、おすすめです。
鶏肉を選ぶ際は、ご自分の事業戦略とも照らし合わせて、そういった点も注目してみて下さい。
成功するコツ(2)ご当地の食文化&味付けで差別化を
競合の多いからあげは、「差別化」が成功のための大きなポイントです。
そこで、他店との違いを作るためのコツとしておすすめなのが、「ご当地の食文化」と「味つけ」です。
ご当地の食文化を取り入れたからあげは、昔からとても人気が高い食べ物です。有名なものとしては、名古屋の手羽先や台湾の鶏排(ジーパイ)などがあります。
ご当地の食文化にはリピーターを作り出すちからもあり、おすすめです。
味つけの場合は、バラエティ豊富にするのもよいですし、こだわりの数品に絞るのもよいでしょう。
どちらを取り入れる場合にも、「誰も食べたことのない未知の味」を作り出す必要はありません。出店エリアで競合が出していない味であれば十分です。
全国的には人気メニューで、なおかつ周辺にライバルのいない味を探してみて下さい。
からあげでキッチンカー開業 必要な設備と相場は?
からあげのキッチンカーを開業する際に必要になる設備4点と、その相場価格を紹介します。
(1)2層フライヤー
2層フライヤーには2種類あります。価格もメリット・デメリットもかなり異なるので、どちらがご自分のキッチンカーに合っているかよく検討しましょう。
電気式:2万円~4万円
電気式は、ガス式に比べてとても手に入りやすい価格ですが、その分火力が弱く、温度が上がりきるまでに時間がかかります。また、連続加熱しにくい場合もあります。
ガス式:12万円~15万円
ガス式は高額ですが、一気に加熱できるため、からあげがより美味しくなり、温度も下がりにくいメリットがあります。
(2)保温庫
保温庫があればからあげを作り置きできるので、回転率を上げるためには必要です。価格にかなり開きがあり、約3万~20万円程度です。
(3)冷蔵庫
冷蔵庫は、原材料の鶏肉を保管しておくために必須です。
上開きの冷蔵庫は調理台としても使えるので、スペースを工夫する必要があるキッチンカーにおすすめです。
価格は3万~10万円程度です。
(4)シンク
シンクやその周辺の衛生用備品は、保健所から営業許可を得るための必需品です。シンクの数やサイズ、材質、備品などは保健所によって異なるので、必ず「出店場所を管轄する保健所」へ相談に行きましょう。
シンクの相場価格は、約2万~5万円です。
まとめ:どの部分で差別化するかがからあげ店の大きなポイント
老若男女を問わず好きな人が多く、どこに店を出しても喜ばれるからあげ。キッチンカー(移動販売)でもやはり人気のメニューです。
需要があるため出店場所も多く、スピーディーに提供できる点などもキッチンカーに適しています。
一方、競合の多さがからあげの最大のデメリットです。どこに出店してもついてまわる問題なので、開業前からしっかり検討しておきましょう。
そこで他店との差別化のために必要になるのが、からあげの商品価値を高めることです。
鶏肉の産地、調理法、調味料、一緒に提供する弁当のメニューなど、からあげにはこだわることができる部分が数多くあります。
もちろんすべてにこだわるのが理想かもしれませんが、それは軌道に乗ってからでもよいでしょう。
最初は鶏の産地や調理法などから取り組んでいくと、リピーターがつきやすく、安定した営業を続けられるでしょう。
また、メニューを考える段階で、キッチンカー、店舗型の専門店、そして惣菜屋や大型チェーンの弁当屋などの人気メニューを幅広く研究しておくことをおすすめします。
キッチンカーの開業をご検討の際にはフジカーズジャパンにご相談ください。キッチンカーの製作、販売はもちろん、必要な整備や開業・申請に関するご相談もお受けしております。
- 前の記事:
- « キッチンカーの電源はどうする?電気を確保する方法
- 次の記事:
- キッチンカーの道路使用許可とは?概要と取得方法を解説 »
- お役立ちコラム カテゴリー一覧※左右にスクロール可能
- おしゃれなキッチンカー
- キッチンカーのメニュー
- キッチンカーのレンタル
- キッチンカーの売却
- キッチンカーの維持費
- キッチンカーの装備・設備
- キッチンカーの起業
- キッチンカーの車両タイプ
- キッチンカーの開業
- キッチンカーの集客
- 中古キッチンカー
- 出店場所
- 各種手続き
- 新車キッチンカー
- 補助金・助成金
- 車両製作
- 食中毒対策
- お役立ちコラム タグ一覧※左右にスクロール可能
- SNS
- アルコール
- オークション
- キッチンカーの歴史
- キッチンカーの経営
- コスト
- デザイン
- デメリット
- トラック
- トレーラー
- マッチングサービス
- メリット
- リース
- レンタル
- 中古
- 中四国
- 九州
- 京都
- 人気のメニュー
- 仕入れ
- 儲かるポイント
- 兵庫
- 出店場所
- 出店者登録
- 助成制度
- 助成金
- 千葉
- 収入
- 名古屋
- 売却
- 大阪
- 季節のメニュー
- 広告宣伝
- 広島
- 必要書類
- 必要資金
- 愛知
- 探し方
- 改造
- 新車
- 普通自動車
- 東京
- 東海
- 沖縄
- 海外のトレンド
- 準備
- 熊本
- 神戸
- 福岡
- 衛生管理
- 装備
- 許可申請
- 費用相場
- 資金計画
- 車両タイプ
- 車検・メンテナンス
- 軽トラック
- 軽ワンボックス
- 運営費用
- 運転免許
- 閉業
- 関東
- 関西
- 集客