たい焼きキッチンカーは儲かる?初期費用・利益率から成功の秘訣まで
たい焼きキッチンカーは儲かる?初期費用・利益率から成功の秘訣まで
公開日:2025年7月25日たい焼きは昔から移動販売の定番商品です。現在も幅広い年代に人気が高く、1年を通して一定の売り上げが期待できます。
そのため「キッチンカーでたい焼き屋をやりたい」と検討している方もいるでしょう。
本記事では、キッチンカーでたい焼きの販売をする際にかかる初期費用や利益率、順調に売り上げを伸ばすために知っておくべきポイントを紹介します。
目次
キッチンカーでたい焼きを販売する場合の利益率
キッチンカーのたい焼きを販売する場合の利益率は、40%~45%程度といわれています。一般的な飲食店の利益率は10~15%、繫盛店でも30%程度です。比較すれば、たい焼きの利益率の高さが実感できるでしょう。
たい焼きの利益率が高い理由は、以下の通りです。
- 原材料が少ない
- 省スペースで店舗が営業可能
- 少人数で営業が可能
飲食店は利用する材料が少なく、少人数で営業できる店ほど利益率は高い傾向があります。たい焼きは小麦粉とあんこの2つだけで調理ができるので、原材料のロスが少ないのもメリットです。
また、調理工程もシンプルで、調理人とスタッフの2名体制でも対応できるため、コストを抑えながら運営できます。これらの要素が、たい焼きがキッチンカーで販売しやすい理由にもなっています。
キッチンカーでたい焼きを販売する3つのメリット
キッチンカーでたい焼きを販売する主なメリットは以下の3点です。
幅広い世代に支持されている
たい焼きは子どもから高齢者まで幅広く親しまれており、場所やシーンを問わず一定の需要があります。
定番のあんこだけでなく、チョコレートやカスタード、さらにはハムチーズ入りの軽食タイプや、ソフトクリームを合わせた「映える」スイーツ系まで、バリエーションの広がりも魅力です。
2~3種類の洋風たい焼きを追加するだけでも、選ぶ楽しさが増え、売上アップが見込めます。
客単価が上がりやすい
たい焼きの価格帯は1個150〜200円程度が主流ですが、購入者の多くが2個以上購入する傾向にあります。そのため客単価は500円以上になることも多く、薄利多売になりにくい点が強みです。
初心者でも調理しやすい
たい焼きは専用の型に生地と具材を流し込むだけで焼けるため、飲食未経験でも比較的早く習得できます。オペレーションもシンプルで、スタッフへの技術指導もスムーズに行えます。
たい焼きをキッチンカーで販売する3つのデメリット
ここでは、たい焼きをキッチンカーで販売するデメリットを3つ紹介します。メリットだけでなくデメリットも把握しておけば、メニュー選択の参考になるでしょう。
目新しさが少ない
たい焼きは、屋台で販売されるスイーツの定番です。どこでも販売されており、目新しさがないのがデメリットです。イベントで販売する場合は、ほかのキッチンカーとメニューに比べて見劣りしてしまう可能性もあるでしょう。
また、出店先の近くに既存の人気たい焼き屋がある場合、差別化を図らなければ顧客獲得が難しくなることもあります。シンプルな商品構成ゆえに、味や見た目での差別化が不可欠です。
ランチ時に売り上げが見込めない
たい焼きはおやつや手土産用に買う方が大半のため、キッチンカーの稼ぎ時であるランチタイムの売り上げが見込めません。また、商業施設の駐車場は大きな売り上げが見込める出店場所ですが、商業施設にたい焼き屋が入っている場合出店を断られるケースもあります。
ランチ時は別のメニュー、15時以降はたい焼きをメインに据えるなどの工夫が必要になる場合もあるでしょう。
夏は売り上げが下がる傾向がある
たい焼きの売上は秋から冬にかけて伸びますが、気温が高くなる夏季は売上が落ち込む傾向があります。
この時期はキッチンカーにとってイベントが多く稼ぎやすい季節でもあるため、冷やしたい焼きやソフトクリームのトッピングなど、季節限定商品を用意する工夫が必要です。
たい焼きをキッチンカーで販売する際にかかる初期費用
ここでは、キッチンカーでたい焼きを販売する際にかかる初期費用を紹介します。
キッチンカーで飲食店を開業する場合は、店舗がいらない反面、車両やたい焼きを作る器具などは必要です。
ここでは、それぞれの道具にかかる費用の目安を紹介するので、参考にしてください。
キッチンカー本体の費用
キッチンカーは、排水量によってできる作業が以下のように変わってきます。
- 40L:1工程の調理で完成する単品のみ販売可能。仕込みは不可
- 80L:2工程の調理で完成する複数メニューが販売可能。仕込みは不可
- 200L:複数工程の調理で完成する複数メニューが販売可能。仕込みも可
排水量が多いキッチンカーほど値段は高くなります。たい焼きのみを販売するキッチンカーならば、40Lでも問題ありませんが、将来的にメニューを変更したり増やしたりしたい場合は、排水量が多い車両が必要です。
車両の購入費用は、ベースとなる車両代+改造費+設備費です。どのような改造を施すか、設備を設置するかで値段は変わってきますが、ベースとなる車両の代金+100万~500万円程度の費用がかかります。
費用を抑えたい場合は、最初はレンタル車両を利用する、ベースとなる車両は中古車を利用するといった方法がおすすめです。
下記記事では、キッチンカーの初期費用について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
キッチンカーの開業資金はいくら必要?初期費用の内訳と相場
たい焼きを調理する設備
たい焼きを焼く設備は、複数のたい焼きをいっぺんに焼ける設備と、1匹ずつ焼く設備の2種類があります。キッチンカーでたい焼きを販売するならば、複数のたい焼きを一度に焼く設備がおすすめです。設置費用は15万~20万円前後です。
その他の費用
たい焼きをキッチンカーで販売するには、材料費と場所代が必要です。
材料費は複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。場所代とは、出店料金のことです。定額の場合もあれば、売り上げ額に応じて歩合で変動する場合もあります。
出店料金を払っても出店したい場所かどうか考えて出店場所を決めましょう。
たい焼きをキッチンカーで販売して売り上げをアップする方法
たい焼きをキッチンカーで販売して売り上げをアップするには、以下のような方法が有効です。
- 飲み物とたい焼きのセットメニューで販売する
- 季節によって主要のメニューを変える
- メニューの種類を増やす
- 宣伝に力を入れる
特に宣伝は、SNSだけでなくチラシも有効です。
まとめ
本記事ではたい焼きをキッチンカーで販売するメリットや注意点、利益率などを紹介しました。たい焼きは初心者向けのメニューで常に一定の需要がありますが、ライバルが多い、売り上げをアップするには工夫が必要などの注意点もあります。
その点も考慮に入れてメニュー選択の参考にしてください。
日本最大級の在庫数を誇るフジカーズジャパンでは、200台以上のキッチンカー・移動販売車を展示しています。たい焼きに特化したキッチンカー作成の相談もお任せください。
国内一貫体制で製作経験も豊富なため、ご要望に合わせた一台をご提案できます。
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