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キッチンカー開業【フランチャイズvs個人独立】費用・自由度・収益性の3つの視点で比較

キッチンカー開業【フランチャイズvs個人独立】費用・自由度・収益性の3つの視点で比較

キッチンカーで飲食店を開業する際、フランチャイズにするか個人でがんばるか迷っている方もいるでしょう。店舗での飲食店開業と同じくフランチャイズ加入と個人開業、それぞれメリット、デメリットがあります。

本記事では、キッチンカー開業におけるフランチャイズと個人独立の違いを「費用」「自由度」「収益性」の3つの視点から徹底比較します。ご自身の状況や目指す姿にどちらが合っているか、ぜひ見極めてください。

フランチャイズと個人独立の基本的な違い

はじめに、キッチンカー開業における「フランチャイズ」と「個人独立」の基本的な仕組みを解説します。

フランチャイズ:確立されたブランドとノウハウを活用

フランチャイズとは、本部(フランチャイザー)が持つブランド名、商標、そして経営ノウハウなどを加盟店(フランチャイジー)に提供する代わりに、加盟店が対価としてロイヤリティを支払うシステムです。キッチンカー業界でも、カフェ、焼き鳥、パン屋など多様なフランチャイズが存在します。

本部のブランド力や成功実績のあるノウハウを活用できるため、飲食業界が未経験の方でもスムーズに開業し、成功しやすいのが大きなメリットです。

個人独立:自分の理想を自由にカタチに

個人独立の場合は、メニュー開発、キッチンカーの準備、設備の選定、出店場所の交渉まで、すべてを自分自身で行います。自分の理想とするお店を、好きなメニュー、好きなスタイルで自由に実現できるのが最大の魅力です。

一方で、経営や調理に関する知識を自ら学ぶ必要があり、キッチンカー特有の営業許可の取得や、出店場所の確保など、固定店舗の開業とは異なるノウハウが求められます。そのため、成功への道のりはフランチャイズに比べて険しくなる可能性がありますが、大きなやりがいとリターンが期待できます。

フランチャイズ vs 個人!キッチンカー開業を3つの視点で徹底比較

ここでは、「費用」「自由度」「収益性」の3つのポイントで、フランチャイズと個人独立を具体的に比較していきます。

比較1:開業・運営にかかる「費用」

まずは費用についての比較を見てみましょう。

フランチャイズの場合

フランチャイズで開業する場合、キッチンカーの購入・準備費用に加えて「加盟金」が必要です。加盟金は本部によって異なり、100万円以上の場合もあれば、無料のケースもあります。ただし、加盟金が無料でも、契約期間の縛りや高額な研修費など、別の条件が設定されていることがあるため注意が必要です。

一方で、キッチンカーを本部が用意してくれたり、食材の仕入れルートを確保してくれたりするメリットもあります。

個人の場合

個人開業ではフランチャイズの加盟金は不要です。しかし、キッチンカーの選定や購入、内外装の設計、設備の導入など、すべてを自分で行う必要があります。こだわってすべて新品で揃えると、結果的にフランチャイズの初期費用を上回ることもあります。

また、車両の選定や内装工事、各種申請などに時間がかかり、結果的にフランチャイズよりも開業までの期間が長くなる可能性があります。

比較2:メニューや営業の「自由度」

次に運営にあたっての自由度について比較してみましょう。

フランチャイズの場合

フランチャイズでは、ブランドイメージを統一するため、取り扱うメニュー、調理方法、価格、店舗デザインなどが厳密に決められています。オリジナルメニューを一部認める本部もありますが、完全に自由な商売はできません。どこまでオーナーの裁量が認められるか、契約前にしっかり確認することが重要です。

その反面、メニュー開発に悩む必要がなく、調理と販売に集中できるというメリットがあります。

個人の場合

個人開業の最大のメリットは、その圧倒的な自由度の高さです。メニュー、価格、営業時間、出店場所、お店のデザインまで、すべてを自分で決定できます。流行のメニューをいち早く取り入れたり、お客様の声をすぐに反映させたりと、機動的な経営が可能です。

ただし、そのすべての決定に伴う市場調査や収益計算などの責任も自身で負うことになります。

比較3:手元に残る「収益性」

売上によって得られる利益についても、フランチャイズと個人開業で異なります。
最後に収益性についての比較していきます。

フランチャイズの場合

フランチャイズでは、毎月本部に「ロイヤリティ」を支払う必要があります。ロイヤリティには、売上に対して一定の割合を支払う「変動制」と、毎月決まった額を支払う「定額制」があります。

売上が高いほど変動制の負担は重くなり、逆に売上が低いと定額制の負担が重くのしかかります。このロイヤリティがあるため、同じ売上でも個人開業に比べて手元に残る利益は少なくなります。

個人の場合

個人開業では、ロイヤリティの支払いはありません。売上から経費を差し引いた利益のすべてが、自分の収益となります。そのため、事業が軌道に乗れば、フランチャイズよりも高い収益性を実現できる可能性があります。

ただし、これは成功した場合の話であり、売上が立たなければ赤字になるリスクは当然伴います。また、フランチャイズには本部の知名度という強みがありますが、個人の場合はゼロから認知度を高める必要があり、そのための宣伝広告費がかかることも考慮しなければなりません。

あなたはどっち?フランチャイズと個人それぞれに向いている人の特徴

あなたはどっち?フランチャイズと個人それぞれに向いている人の特徴これまでの比較を踏まえ、それぞれの開業形式がどのような人に向いているかをまとめました。

フランチャイズ加盟が向いている人の特徴

フランチャイズに加盟してキッチンカーでの開業が向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 経営よりも調理や販売の現場に集中したい
  • 飲食業界が未経験で、経営ノウハウのサポートが欲しい
  • できるだけ失敗のリスクを減らし、スピーディーに開業したい

個人での開業が向いている人の特徴

個人でキッチンカーでの開業が向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 自分だけのオリジナルのメニューやコンセプトで勝負したい
  • お店の運営について、すべて自分で決めたいというこだわりがある
  • 飲食業界での経験や、経営に関する明確なビジョンを持っている

まとめ

キッチンカーの開業方法として、フランチャイズ加盟と個人独立のメリット・デメリットを3つの視点から紹介しました。ブランド力とサポート体制が魅力のフランチャイズ、そして自由度の高さと大きな可能性を秘めた個人独立。どちらが良い・悪いではなく、ご自身のスキル、経験、そして「どんなお店をやりたいか」という想いに合わせて、最適な方法を選ぶことが成功への第一歩です。

もしこの記事を読んで「自分だけのオリジナルのお店を持ちたい」という想いが固まったら、ぜひフジカーズジャパンにご相談ください。
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キッチンカーの新車・中古車の販売、製作はもちろん、キッチンカーの買取や開業支援も行っています。

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