キッチンカー・移動販売は副業でできる?メリットと注意点を解説
キッチンカー・移動販売は副業でできる?メリットと注意点を解説
公開日:2023年2月24日近年、広く定着しつつある「副業(サイドビジネス)」という働き方。キッチンカー(移動販売)の業界でも、平日は本業、休日は副業でキッチンカーという人が増えてきました。
結論から言うと、キッチンカーの副業はできます。
もちろん本業の勤め先の就業規則によりますが、特に禁止されていないのであれば、副業として試してみることはメリットのほうが多いでしょう。
そこで、今回の記事では、キッチンカーの副業を行うメリットや注意点、成功させるためのコツなどを解説します。
メリットの多い副業としてのキッチンカーですが、場合によっては失敗したり、本業にも悪影響を及ぼすことがあります。
ぜひ細やかにしっかりと準備し、数多いメリットを自分のものにして下さいね。
目次
キッチンカー・移動販売は副業でできる!メリット3点を解説
最初に、副業でキッチンカー(移動販売)を行うメリット3点について解説します。
メリット(1)本業があるのでリスクが少ない
キッチンカー(移動販売)を副業で行う最大のメリットは、本業の収入で生活を支えられるため、金銭的にも精神的にもゆとりを持てることです。万が一うまくいかずに廃業しても、それによって生活が影響されることはありません。
いくら隅々まで事業計画を作り込んでも、その通りに経営を軌道に乗せられるかはわかりません。そのため、できればまずは副業でスタートし、本業としてやっていける目途が立ってから専業に切り替えることをおすすめします。
また、もしもご家族がいる場合、「現在の仕事を辞めてキッチンカーを本業にする」と言ってもなかなか理解は得られません。飲食業からかけ離れた仕事であればなおさらです。
その場合は、副業としてある程度実績を得たうえで説得するとスムーズです。
メリット(2)キッチンカービジネスを試せる
キッチンカー(移動販売)を副業で行う二番目のメリットは、実際に自分で試せることです。
自分の料理や出店場所、PRといった事業計画を実際に行ってみて、必要があればメニューや出店場所などを練り直すことができます。
店舗型とは異なり、キッチンカーはそれらをフレキシブルに変更できる点が大きなメリットです。
また、そもそも飲食店のオーナーに向いていないと感じることもあるでしょう。そういった場合でも、ほとんどマイナスを出すことなく廃業できます。
メリット(3)好きな場所・イベントに出店できる
キッチンカー(移動販売)を副業で行う場合、自由に出店場所やイベントなどを選べます。
ぜひ、開業後に出店する予定の場所はすべて試してみましょう。客層やお客さんの多い時間帯、人気のメニューなど、自分で実際に経験して知ることは大きな強みになります。
また、出店実績ができると、その後もイベント主催者から声をかけてもらいやすくなり、おすすめです。
副業でキッチンカー 注意すべき4つのポイントを解説
副業でキッチンカー(移動販売)を始める際に、注意すべきポイントもあります。スタートする前にしっかり対策を立て、トラブルなく営業できるようにしておきましょう。
注意点(1)会社等から副業の許可を取る
近年、副業OKという会社が増えてきています。許可不要であれば特に問題ありませんが、許可制の場合は注意が必要です。
副業の予定を立てる際は、最初に必ず現在の勤務先の就業規則をしっかり確認しておきましょう。
本業の勤務先が副業禁止でもキッチンカーを試したい、という人もいるかもしれませんが、おすすめはできません。勤務先に隠れて行おうとしても、最悪の場合、見つかって本業に悪影響を及ぼす可能性があります。
注意点(2)副業でも営業許可は必要
たとえ副業であっても、出店する以上「飲食店営業許可(営業許可)」と「食品衛生責任者」は必要です。
食品衛生責任者の資格は1日講習で取得できますが、保健所から営業許可がおりる車両を作るためにはかなりの時間がかかります。
副業でキッチンカー(移動販売)を行う際は、あらかじめ営業許可を取得している中古車を購入したり、レンタルしたりすることをおすすめします。
注意点(3)出店場所探しが難しい
本業・副業にかかわらず、キッチンカー(移動販売)は出店場所の許可を取ってから出店する必要があります。
実は、すでに本業にしている先輩オーナーでも悩むことが多いのが、この出店場所探しです。出店場所を効率よく押さえるためにも、土地所有者とキッチンカーオーナーをつなぐマッチングサービスを利用しましょう。
注意点(4)食材のロスを出さないコツを押さえる
本業がある場合、キッチンカー(移動販売)の出店は週に約1~2日になることが一般的です。そのため、食材の管理がかなり難しい点がデメリットです。
副業で出店する際には、
・食品ロスが出にくいメニューに絞る。
・調理が不要で、賞味期限の長い商品のみを販売する。
・完売する程度の量に押さえておく。
・悪天候でイベントが中止になりそうな場合は、材料の仕入れを中止する。
などの対策が必要です。
キッチンカーで副業 成功するためのコツとは?
キッチンカー(移動販売)を副業で行うメリットや注意点を踏まえて、成功させるためのコツを解説します。
リスクを最小限に抑えて、長くキッチンカーを続けていくための大きなポイントでもあるので、ぜひご自分のビジネスに活かして下さい。
成功するコツ(1)定番メニューで勝負
副業でも本業でも、キッチンカー(移動販売)は「定番の人気メニュー」が最も成功しやすい傾向にあります。年齢や性別を問わず、誰もが名前から食べ物をイメージでき、かつ大好物という人が多いメニューが、キッチンカーでの人気・売れ筋になります。
例えば、現在人気のある食事系・軽食系メニューは、からあげ、たこ焼き、焼き鳥、ピザ、牛丼、親子丼などです。
スイーツやカフェメニューでは、クレープ、ワッフル、たい焼き、メロンパン、コーヒーなどが人気です。
そのため、あまり知られていない海外の料理や、流行し始めたばかりのスイーツなどは、キッチンカーではなかなか人気が出ないことが多いのです。
もしもそういったメニューを提供したい場合は、目玉商品に定番メニューを持ってくるといった工夫が必要です。
成功するコツ(2)中古車購入かレンタルからスタート
副業でキッチンカー(移動販売)を行う場合は、中古の車両を購入するか、もしくはレンタルすることをおすすめします。
新車の車両製作は、時間も費用もかかります。また、相場や設備などに詳しくないまま車両を製作すると、業者に足元を見られてしまう場合があります。
まずは中古車やレンタルの車両などを使って、自分の店に必要な設備や内外装を見極めましょう。新車の車両製作は、それからでも遅くありません。
まとめ:キッチンカーでの副業は事業計画の「検証」に使おう
本業の就業規則で禁止されていないのであれば、キッチンカー(移動販売)の副業(サイドビジネス)はできるだけ試してみてほしいことの一つです。
実際に経験してみると、メニューや出店場所、オペレーションなど、もう一度練り直したほうがよいことを数多く見つけられます。本格的な開業前にそれらを解決しておくことで、より営業が軌道に乗りやすくなります。
また、実際に試してみて「飲食店のオーナーに向いていない」という結論を出すこともあるかもしれません。その場合、キッチンカーは本業にせず、休日限定のオーナーとして楽しむのもよいでしょう。
キッチンカーは、確かに店舗型に比べてかなり初期費用を押さえられますが、お金が必要なことは事実です。できるだけリスクを減らすためにも、本業としてスタートする前に、ぜひ副業で試してみて下さい。
キッチンカーの開業をご検討の際にはフジカーズジャパンにご相談ください。キッチンカーの製作、販売はもちろん、必要な整備や開業に関するご相談もお受けしておりますので、副業でご検討の方もお気軽にお問い合わせください。
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