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キッチンカーはメニュー表で集客できる!メニュー・POP作成のポイント

キッチンカーはメニュー表で集客できる!メニュー・POP作成のポイント

2024年6月28日 更新

キッチンカー(移動販売)を開業する方の多くは、「自分の料理で勝負したい」という想いからスタートします。そのため、どうしてもメニュー表やPOP、チラシといった広告は後回しになってしまいがちです。

ですが、現代はインターネットや動画など、何をしていても広告が目に入る時代です。実際にそのような広告で知った商品を購入することも多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、メニュー表とPOPというキッチンカーに必須のアイテムで集客するコツについて解説します。
最初にお客さんが惹かれるメニュー表やPOPについて解説し、それを実際に作成するためのポイントについて紹介します。

本業である料理に専念できるよう、できるだけ短時間で効果を上げられるポイントのみに絞っているので、ぜひ参考にして下さい。

キッチンカーのメニュー表とPOP その役割は?

キッチンカー(移動販売)を利用するお客さんは、長文で細やかに解説されたメニュー表よりも、一目で料理の魅力が伝わるものを好みます。

例えば、写真や文字がプロのものに比べて見劣りしても、それで店選びする人はあまりいません。むしろそのハンドメイドの雰囲気がキッチンカーのよさだと考えている人もたくさんいます。

そのため、キッチンカーのメニュー表やPOPは、固定店舗型と同じようなものを作る必要はありません。もっと直感的にはっきりと、メニューや店のよさを伝えているデザインに惹かれます。

メニュー表やPOPを作り始める前に、まずはそのことを抑えておいて下さい。

キッチンカーのメニュー表で何を伝える?

キッチンカー(移動販売)のメニュー表は、メニューの情報が一目ですぐ伝わるものにしましょう。
「写真+メニュー名+価格+1行のキャッチコピー」という構成が最も伝わりやすくておすすめです。

キッチンカーのお客さんは、店舗型の飲食店とは異なり、座ってゆっくりとメニューを選ぶわけではありません。基本的には立ったまま、短い時間で決めることがほとんどです。

そのため、細かい字で紹介するよりも、キャッチコピー程度の短い文章がおすすめです。
「ボリューム満点」「材料にこだわった一品」「野菜たっぷり」といった店のコンセプトが伝わるほうがよいでしょう。

(1)写真は自然光で全体を入れる

メニュー表で最も大切なのは、写真です。キッチンカー(移動販売)を利用するお客さんは、この写真とキャッチコピーを中心にメニューを選んでいます。

写真は、料理全体が映るようにしましょう。
タペストリーや看板は一部分を拡大したイメージカットでもよいのですが、メニュー表は実物をイメージしやすくなるように全体を映すことをおすすめします。
丼ものや軽食などは、斜め30度~45度から撮ると、具材やサイズなどが伝わります

写真は、できるだけ自然光で柔らかなものが撮れる場所で撮りましょう。
色味も本物のメニューに近づけるようにし、あまり過剰な加工は避けて下さい。確かに色味を加工するとおしゃれになりますが、料理の味をイメージしづらくなってしまいます。

(2)メニュー名と魅力を伝えるキャッチコピー

キッチンカー(移動販売)のメニュー表は、長文で説明するよりも、キャッチコピーのように短い文章でわかりやすく伝えましょう。

写真同様、キャッチコピーもプロのようなものを作る必要はありません。「地産地消」「国産ブランド鶏」「グランプリ受賞」「元シェフが三時間煮込んだ」など、店のこだわりがストレートに伝わる言葉を選ぶことをおすすめします。

(3)デザイナーに依頼

頭では作るポイントがわかっていても、やはりデザインには苦手意識のある方もいます。その場合は、デザイナーに依頼するのもおすすめです。
自分で作成するよりも高額にはなりますが、確実によいものになるでしょう

その際に、店のPRポイントをどのようなグラフィックとキャッチコピーで表現したのかを詳しく聞いておくと、次回以降とても役立ちます。

(4)出力には自宅用カラープリンターがおすすめ

キッチンカーの車両に貼るメニュー表やPOPを出力する際には、自宅用カラープリンターがおすすめです。
色味やキャッチコピーなどを実際に出力してチェックしたとき、すぐに直して自宅で再出力できるため、業務効率化にも繋がります。

特に、提供メニューやトッピングなどがよく入れ替わるキッチンカーにおすすめです。また、販促物以外に、出店カレンダーやポイントカードなどを配っている方にもぴったりです。
最近はリーズナブルな価格でWi-Fi対応しているプリンターも多いので、1台購入しておいても損はないでしょう。

キッチンカーのPOPで何を伝える?

キッチンカー車両に貼るPOPについて、具体的な内容や作り方などを解説します。

(1)トッピングや注意喚起など幅広いメッセージ

メニュー表とは異なり、POPでは様々なメッセージを伝えられます
特に、無料トッピング、季節限定、新商品発売の日時、店長イチオシ、お得なスタンプカードあり、といった情報があれば、ぜひPOPで発信しましょう。
時期が過ぎたら手で剥がしてしまえばよいので、こういった情報はPOPがおすすめです。

それ以外にも、注文口や受け渡し口などを明記している店や、「アルコールの年齢確認実施」といった注意喚起を貼っている店もあります。
料理のよさをアピールするだけではなく、店舗情報やお客さんへのお願いなど、自由度が高い情報を発信できることがPOPのいいところです。
もしもメニュー表に載せるか迷った情報があれば、POPに書くことをおすすめします。

また、POPはインターネット上に無料で使える素材集などもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。

(2)手描きの文字もおすすめ

固定店舗でもよく用いられている手描きのPOPは、キッチンカー(移動販売)でもぜひ取り入れてほしいPR方法です。
美しく整った字でなくても、丁寧でわかりやすいものであれば、お客さんは興味を持って読んでくれます。手描きの文字はそれほど訴求力が高いのです。

それ以外にも、「季節限定」「新商品」など、すぐに剥がしてしまうタイプの情報はPOPがおすすめです。文字と地の色をくっきりしたコントラストで分け、並んでいるお客さんが読める場所に貼りましょう。

まとめ:キッチンカーのメニュー表とPOPは「直感的」に伝わるものを!

キッチンカー(移動販売)のメニュー表やPOPは、一目見てメニューのよさやこだわりが伝わる「直感的」なものにしましょう。

キッチンカーのお客さんは、「すぐ買える」「並ばずに済む」など、スピーディーに購入できることを利用する理由にしている人もたくさんいます。
そのため、ぱっと見ただけで味をイメージできる「わかりやすさ」はとても大切です。

先輩オーナーの中には、こういった販促物作成で最も難しかったのはキャッチコピー作りだった、という方が多くいます。
凝った表現や婉曲的な表現は味をイメージしにくくなってしまうので、店のこだわりがストレートに伝わる言葉を選びましょう。
お客さんが「店のこだわりとPR内容が一致している」と感じるほうがずっと大切ですし、強いインパクトを与えることができ、リピーターを作りやすくなります。

メニュー表やPOP作成に迷ったら、ぜひ事業戦略に立ち戻ってみて下さい。見落としていた素朴な表現や伝え忘れていた言葉や写真がきっとあるはずです。

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