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北海道のキッチンカー開業ガイド!出店場所・補助金・許可申請

北海道のキッチンカー開業ガイド!出店場所・補助金・許可申請

北海道は国内有数の観光地として知られ、年間を通して多くの観光客が訪れています。道内各地ではイベントやマルシェ、道の駅などでキッチンカーを利用する方も多く、飲食店を開業したい方にとって魅力的なエリアです。
一方で、北海道は広大な土地を有するため、出店エリアの選び方や移動距離を考慮した営業計画が欠かせません。また、冬季は積雪や厳しい寒さへの対策も必要になります。
本記事では、北海道でキッチンカーを開業・出店する際に知っておきたい地域の特徴や出店場所、サポート団体、営業許可の取得方法などについて詳しく解説します。

北海道のキッチンカー事情

はじめに、北海道でキッチンカーを出店できる場所や出店方法などを紹介します。
北海道は面積が広く道も整備されており、道内の各所でキッチンカーが出店できます。
道の駅、商業施設、市役所などの公共の場所から、イベントまで選択肢が豊富です。

ただし、その分提供する飲食物、出店できる時間や場所を考えてベストポジションを考える必要があります。
さらに、冬季の対策も重要です。

北海道でキッチンカーが出店できる場所

北海道では、以下のような場所にキッチンカーが出店しています。

  • 観光地:札幌・小樽など
  • 商業施設:商業施設・住宅展示場・ドラッグストアの駐車場等
  • 学校:大学・専門学校・高校など
  • 公共施設:駅前・公園・公共施設など
  • 各種イベント:お祭り・フェス・マルシェなど

北海道はキッチンカーが出店できる場所が道内各所にあるため、出店場所に困ることはほぼありません
ただし、提供する飲食物によってベストポジションが異なるため、事前に調査が必要です。
常設出店にするのか、イベント時や土日祝日などのスポット出店にするのかだけでも考えると、候補地を絞りやすくなるでしょう。

競合が多い

北海道はキッチンカーで飲食店を開業する業者が多く、場所によっては競合争いが激しい傾向にあります。
提供する飲食物や出店場所、宣伝方法などを工夫しないと、売上に伸び悩むケースもあるでしょう。
多くの参加者でにぎわうイベントでも、出店するキッチンカーが多ければ思ったほど売上が上がらないケースもあります。

また、北海道は広いため「北海道中を回って出店」は難しいでしょう
遠征するならば年に何度かと決めると、特別感も演出できます。
この他、条件の良い出店場所はすぐに満杯になってしまう可能性が高いので、見つけたらすぐに動くように心がけましょう。

冬季の出店場所に注意

冬季の北海道は、積雪と寒さで出店が困難になる地域がたくさんあります
一方、札幌や小樽などの代表的な観光地は冬でも出店しやすい傾向があります
また、スキー場などでも冬季は集客が見込めるでしょう。
冬季は思い切って出店を休むという方法もあります。

北海道でキッチンカーの出店をサポートしてくれる団体

北海道でキッチンカーの出店をサポートしてくれる団体には、以下のようなところが挙げられます。

北海道キッチンカー協会は、北海道でキッチンカーを利用した起業をサポートしたり、出店場所を紹介してくれる協会です。
「北海道キッチンカーフェスティバル」というイベントも主催しています。
入会すれば、キッチンカーの出店場所を紹介してもらえるなど各種サポートを受けられて心強いでしょう。
モビマルは、キッチンカーを呼びたい人と出店場所を探している人をつなぐプラットフォームサイトで、全国から利用が可能です。

北海道でキッチンカーで飲食店を開業する流れと注意点

北海道でキッチンカーで飲食店を開業する流れと注意点北海道でキッチンカーを使って飲食店を開業する基本的な流れは以下のとおりです。
開業までにかかる期間は一般的に1〜2か月程度が目安なので、出店する時期がすでに決まっている場合は、早めの行動が大切です。

  • キッチンカーを用意する
  • 食品衛生責任者の資格を取得する
  • 最寄りの保健所に申請書を提出する
  • キッチンカーの施設調査を受ける
  • 許可を受け取る

北海道では、令和3年度よりいずれかの自治体で営業許可を得た場合、道内一円での出店が可能です。
申請についてより詳しく知りたい場合は、北海道公式サイト内の「自動車営業をはじめられる方へ」を確認してください。

また、厚生労働省の「食品衛生申請等システム」を利用すれば電子申請も可能です。
キッチンカーで出店する場合は、車両の確認も申請に含まれます。
申請する前に必ず車両も用意しましょう。

キッチンカーを準備する際は給水・排水タンクの容量に注意

キッチンカーで行える調理内容は、給水・排水タンクの容量によって異なります。

  • 40L以上:熱を加えるなど1工程のみの調理が可能(食器は使い捨てのみ)
  • 80L以上:加熱と盛り付けなど2工程までの調理が可能(食器は使い捨てのみ)
  • 200L以上:一定の制限はありますが、2工程以上の仕込み調理にも対応でき、提供できるメニューの幅が広がります。また、通常の食器も使用できます。

これらの基準は全国共通となっています
キッチンカーをメインに営業する予定であれば、給水・排水タンクは80L以上の車両を選ぶのがおすすめです。
タンク容量に余裕があるほど提供できるメニューの幅が広がり、メニュー変更にも柔軟に対応できます。

また、キッチンカーで営業する場合は、仕込み場所を別途確保する必要があります
食材の下味付けやカットなどの仕込み作業は、原則としてキッチンカー内では行えません。また、自宅のキッチンも保健所の営業許可の対象外です。
そのため、保健所の基準を満たしたレンタルキッチンや、営業許可を受けた飲食店の厨房などを利用する必要があります

なお、2021年の法改正以降は、キッチンカー内での仕込みを認めている自治体もあります。ただし、北海道では公式サイトなどで「キッチンカーで食材の仕込みが可能」と明示されていません。
事情によりキッチンカー内で仕込みを行いたい場合は、事前に管轄の保健所へ確認しておくことをおすすめします。

キッチンカーの準備方法

キッチンカーを用意する方法は、大きく分けて次の3つです。

  • 新車を購入する
  • 中古車を購入する
  • レンタルを利用する

初期費用をできるだけ抑えたい場合は、レンタルを利用する方法があります。一方で、長期間営業を続ける予定であれば、購入したほうがコストを抑えられるケースも少なくありません。
まずはレンタルで営業を試し、本格的にキッチンカー事業を始めるタイミングで車両を購入する方法もおすすめです。
キッチンカーを購入する場合の初期費用は、車両本体や設備を含めて100万〜300万円程度が目安です。金額はベース車両や搭載する設備によって異なるため、複数社から見積もりを取り比較するとよいでしょう。
近年は原材料価格の上昇などの影響により、新車の製作費は高騰しています。今後も価格の上昇や部品不足が続く可能性があり、納車まで時間を要するケースも考えられます。
できるだけ費用を抑えながら早期に営業を始めたい場合は、中古のキッチンカーも有力な選択肢です。中古車でも厨房設備を新しくすることで、新車に近い使い勝手を実現できます。設備が整った車両を選んで必要な改装を行えば、営業しやすいキッチンカーに仕上げられるでしょう。
どの方法を選べばよいか迷った場合は、キッチンカーの製造・販売会社へ相談し、自分の営業スタイルに合った車両を提案してもらうのがおすすめです。

北海道でキッチンカーを出店する際に利用できる補助金

2026年4月現在、北海道がキッチンカーの経営者に向けて実施している補助金には、以下のようなものが挙げられます。

ニセコ町にぎわいづくり起業者等サポート事業助成制度
愛別町商工業活性化支援事業
妹背内町起業支援事業(5年以上の定住が条件)

条件はすべて異なるので、一度チェックしてみましょう。

一方、国が行っている補助金に「ものづくり補助金」があります。ものづくり補助金は、革新的な新製品・新サービス開発に取り組んでいる企業を対象にした補助金です。
中小企業のほか、個人事業主も利用できます。キッチンカーで飲食店を開業し、地域活性化に貢献したり、地域の特産品を利用して新しいメニューを考案したりすると対象になる可能性があるでしょう。

まとめ

北海道は観光需要が高く、道の駅や商業施設、各種イベントなどキッチンカーが活躍できる場所が数多くあります。一方で、営業エリアの広さや冬季の積雪・寒さなど、北海道ならではの環境を踏まえた出店計画を立てることも重要です。
車両選びや営業許可の取得、出店場所の確保まで事前に準備を進めておけば、スムーズに開業しやすくなります。

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