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後悔しない!軽キッチンカー選びのポイント|中古車購入から車検・維持費まで解説

後悔しない!軽キッチンカー選びのポイント|中古車購入から車検・維持費まで解説

キッチンカーで飲食店を開業する際、ベースとなる車両選びに迷う方も多いでしょう。キッチンカーのベース車となる車種は複数ありますが、人気が高い車種のひとつに軽自動車があります。軽自動車は価格や維持費が安い、中古車市場が活発などのメリットがある一方、注意点もあります。

本記事では、軽キッチンカーの購入を検討している方向けに注意点や購入方法、車検・維持費の目安を紹介します。

軽キッチンカーが人気の理由

はじめに、軽自動車をベースとしたキッチンカーが人気の理由を紹介します。キッチンカーの車種選びに悩んでいる方は、参考にしてください。

出店場所が幅広い

軽自動車は小回りが利いてコンパクトです。都市部では、出店スペースが狭く「立地は良いけれど大きなサイズのキッチンカーでは出店が難しい」といった場所も珍しくありません。
軽自動車ならば、狭い出店スペースでも出店できるので他のキッチンカーに差を付けられます。
また、マンションや商業施設の入り口付近など、なかなかキッチンカーが出店できない場所でも、出店できる可能性があります。

運転が楽

キッチンカーは一般的な自動車と比べるとサイズが大きく、今まで自動車を運転する機会が少なかったり、コンパクトカーや軽自動車しか運転したことがなかったりした方には、運転しづらい場合があります。また、横風の影響を受けやすいので、遮蔽物がない場所を走行する際は注意が必要です。

しかし、軽自動車をベースとしたキッチンカーは狭い道でも走行しやすく、横風の影響も受けにくいといったメリットがあります。あまり自動車の運転経験のない方がオーナーになる場合、軽自動車のほうが運転しやすいでしょう

維持費が安い

軽自動車は一般的な自動車と比べて維持費が安いのが大きなメリットです。キッチンカーでの飲食店経営は店舗での飲食店経営に比べて家賃や光熱費、固定資産税はかかりません。しかし、その代わりにガソリン代、重量税、車両のメンテナンス費用がかかります。
軽自動車にかかる税金の内訳は以下のとおりです。

  • 軽自動車税:10,800円/年
  • 重量税:2年ごとに8,400円前後(重さによって異なる)
  • 自賠責保険(24ヶ月):20,310円

税金・自賠責保険料で、年間約4万円が目安です。普通車を改造したキッチンカーの場合は、トラックタイプで約8万円台です。軽自動車の方が年間4万円ほど安くなるのは大きなメリットです。

軽キッチンカーを選ぶ際の注意点

軽自動車をベースとしたキッチンカーにはメリットもありますが、注意点もあります。ここでは、軽自動車をベースとしたキッチンカーを選択する際の注意点を3つ紹介します。普通車をベースとしたキッチンカーと軽キッチンカーのどちらを選択するか悩んでいる方は、参考になるでしょう。

構造変更が必須

軽自動車には、原則として2mの高さ制限があります。この高さを超えると軽自動車としての車検に通りません。キッチンカーとして営業するには、多くの場合2m以上の高さが必要となるため、構造変更が必要です。
また、構造変更した後は軽自動車検査協会で検査を受け、通過する必要があります。構造変更には一定の費用と時間がかかる点に注意が必要です。
なお、軽トラックを改造してキッチンカーにする場合、架装物の種類や寸法によっては構造変更が必要となり、その結果普通車扱いになる場合があるので注意しましょう。
構造変更をして普通車扱いになったら、ナンバープレートが黄色から白(または図柄ナンバー)に変わります。そうなると、自動車税や重量税などの税金も普通車と同様になります。

軽自動車の構造変更はプロに任せるのがおすすめです。
移動販売車・キッチンカーの新規架装もお任せください。

積載量に限りがある

軽自動車の積載量は、普通車などを改造したキッチンカーに比べて劣ります。近年はキッチンカーで販売できるものが増え、キッチンカーでも一般的な店舗同様のメニューを出しているところもあります。
しかし、軽自動車や軽トラックをベースとしたキッチンカーでは、積載量が限られているためメニューを絞る必要があるでしょう。また、軽キッチンカーには冷蔵庫(冷凍庫)の搭載も義務付けられていますが、そのサイズも一般的な車両を改造したキッチンカーに搭載できるものと比べると小さくなります。
軽キッチンカーを選択するならば、積載できる量に限りがあることを念頭において、メニューを考えてください。

キッチンで作業できるスペースが狭い

軽自動車はコンパクトな分、作業できるスペースも狭くなります。キッチンカーで長時間作業をする場合、スペースが狭いと座っての作業になることが多く、腰痛等が起こる原因になりかねません。
キッチンカーでの作業は、長いと10時間近くになることもあるため、快適に作業ができる環境であることも重要です。
同じキッチンカーでも、軽トラックならば荷台を改造するので立っての作業が可能です。
軽キッチンカーはバンと軽トラックが主流ですが、長時間作業するならば軽トラックが適しています。

軽キッチンカーを購入する方法

最後に軽キッチンカーを購入する方法を紹介します。それぞれの特徴を知っておけば選択の参考になるでしょう。

新品を購入する

軽キッチンカーのベースとなる車(新車または中古車)を購入し、キッチンカー製造会社に持ちこんで改造する方法です。
ベース車が中古の場合は、架装部分(キッチン設備など)が新品になります。
自分でキッチンカーの製作を依頼すれば、販売する商品に合わせた自分好みのものが作れます。デザインも好みにできるので、愛着のわく車に仕上がるでしょう。

ただし、一定の費用はかかります。
キッチンカーを自作する方もいますが、給排水設備の設置など個人では工事が難しいものもあり、基準を満たさないと保健所の営業許可が下りません
改造費は100万円前後〜が相場ですが、プロに任せた方が確実です。

中古車を購入する

キッチンカーの中古車市場は非常に活発です。中古車を購入すれば新品を購入するより費用が抑えられます。また、あらかじめ内部を確認できるので、出店したときの様子をイメージしやすいのもメリットです。
その一方で、中古車は新品と比べて寿命が短い傾向があります。メンテナンスやクリーニングを行った車体や設備であっても、購入して数年で交換が必要になる可能性もあります。
「できるだけ費用を抑えるために中古車で開店し、続けられそうならば新車を購入する」といった方法もあるので、検討しましょう。

レンタルする

キッチンカーにはレンタルもあります。「キッチンカーで調理・販売できるか試してみたい」といった方にはおすすめです。必要な時に借りれば、維持費も必要ありません。
長期間キッチンカーで商売をしたい場合には向いていませんが、お試しに利用してみたい場合には便利です。

軽キッチンカーの製作事例

フジカーズジャパンの軽キッチンカー製作事例を紹介します。軽キッチンカーの購入を検討している方は、参考にしてください。

スズキ キャリイをベースとしたキッチンカー

スズキ キャリイをベースとしたキッチンカー軽トラック、スズキ キャリイをベースとし、以下の架装を行いました。

  • シェル
  • 跳ね上げ式販売口
  • 販売カウンター
  • アクリルサッシ2層
  • シンク80Lタンク

跳ね上げ式販売口はガラス張りとなっており、清潔さを保ちつつお客様の顔を見ながら販売できます。天井も高く、立ったまま作業が可能です。

スズキ キャリイをベースとしたキッチンカーの製作事例はこちら

ホンダアクティをベースとしたキッチンカー

ホンダアクティをベースとしたキッチンカー軽トラック、ホンダ アクティをベースとして、以下の架装を行ったキッチンカーです。

  • 2槽シンク
  • 2面販売窓跳ね上げ窓
  • 販売窓アクリルサッシ
  • カウンター
  • 外部電源ブレーカー
  • BOXウォーターポンプ

作業スペースが広々としており、収納スペースも設置しています。

ホンダアクティをベースとしたキッチンカーの製作事例はこちら

スズキ エブリイをベースとした製作事例

スズキ エブリイをベースとした製作事例軽バンであるスズキのエブリイをベースとして、以下の架装を行ったキッチンカーです。

  • シェル
  • 跳ね上げ式販売口
  • 販売カウンター
  • アクリルサッシ
  • 2層シンク
  • 80Lタンク

軽バンタイプ スズキ エブリイの製作事例はこちら

白ベースの車体にブラウンのカラーリングを施した、可愛らしいデザインが特徴です。

まとめ

軽キッチンカーは購入費・維持費が安く、狭い場所でも開店しやすいといったメリットがあります。
キッチンカーを自作する方もいますが、給排水設備の設置など、保健所の基準を満たす工事を個人で行うのは難しいため、プロに任せたほうが確実です。

フジカーズジャパンは、200台以上のキッチンカー・移動販売車の在庫数を誇り、日本最大級の展示数となっています。
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