キッチンカーの照明の種類と選び方!初心者向け設置手順と注意点
キッチンカーの照明の種類と選び方!初心者向け設置手順と注意点
公開日:2025年5月9日- カテゴリー
- キッチンカーの装備・設備
キッチンカーで飲食店を営業する場合、照明が必要です。キッチンカーのベースとなる自動車には車内照明が設置されているものもありますが、それだけでは不十分です。
本記事では、キッチンカーに設置できる照明の種類や選び方、さらに設置手順や注意点を紹介します。
目次
キッチンカーに照明は必要?
結論から申し上げると、キッチンカーに照明は必要です。キッチンカーの内部は薄暗いため、食材の確認や衛生管理のために手元や材料が確認できる明るさの照明設置が求められます。
なお、キッチンカーのベース車に元々設置されている照明だけでは不十分な場合が多いです。
多くの保健所では、キッチンカー内の明るさを50ルクス以上と定めています。設置が義務化されていない保健所や、50ルクス未満の明るさでも営業許可が下りるケースもあります。しかし、これからキッチンカーを購入して飲食店を開業するならば、最低でも車内を明るくする50ルクス以上の照明を設置しましょう。
キッチンカーに設置できる照明の種類
キッチンカーに照明を設置する理由は、安全を確保してお客様に衛生的な食物を提供するためであるほか、「宣伝」と「ブランドイメージの強化」といった目的もあります。特に、夜間が主な営業時間の場合は、照明の選び方次第で客足にも影響があるでしょう。
ここでは、キッチンカーに設置できる照明の種類と効果を紹介します。
LEDバーライト
LEDバーライトとは、棒状のLEDライトです。消費電力が少なく、均一に明るく照らせ、設置も簡単なので車内照明に適しています。手元や作業台を明るく照らしたい場合や、装飾目的で照明を用いない場合は、LEDバーライトが1~2本あれば十分です。
作業用蛍光灯
作業用蛍光灯は、LEDバーライトとほぼ同じ用途で用いられます。LEDバーライトと同様に手元や作業台を照らすのに使えます。LEDバーライトよりも安価ですが寿命が短く、蛍光灯は2027年に生産終了することが決まっているので注意が必要です。
キッチンカーの購入に予算をほとんど使ってしまい、LEDライトを購入する余裕がないといった場合に用いるとよいでしょう。
間接照明(アンビエントライト)
間接照明は、壁や床、天井などに光を照射し、被照射面が発光しているかのように空間を演出する照明です。間接照明をキッチンカーに設置すると、おしゃれかつ高級感を演出できます。
キッチンカーに設置できる間接照明には、スポットライトやペンダントライトがあります。スポットライトは手元や作業台を照らすだけでなく、ショーケースや看板を照らすことで、宣伝効果も得られます。
ネオンライト・LEDサイン
ネオンライトやLEDサインは宣伝効果がある照明です。どちらも遠くからでもキッチンカーの存在は、販売している飲食物の種類がわかります。出店時間が主に夜だったり、出店場所の周辺にキッチンカー以外の光源が少ないところでは、ネオンライトやLEDサインを設置すると高い集客効果が期待できるでしょう。
キッチンカーに設置する照明の選び方
ここでは、キッチンカーに設置する照明の選び方を紹介します。キッチンカーの照明は実用的な使い方のほか、宣伝としても使えます。ただし、キッチンカーは利用できる電力が限られていることから、一般的な店舗のような使い方は難しいので、注意が必要です。
実用性のみで選ぶ
照明を宣伝に利用しないならば、LEDバーライトや作業用蛍光灯を車内につけて利用しましょう。シンプルな直接照明ならば、費用をあまりかけることなく揃えられます。照明を宣伝に使わない場合は、看板やタペストリーなど他の宣伝グッズでキッチンカーの存在をアピールすることが大切です。
キッチンカーを宣伝するための方法として、横断幕や看板などにもこだわると、より多くの集客効果が見込めるでしょう。
キッチンカーの横断幕・看板作成の目的とポイントを解説
実用性に加えて宣伝効果もほしい場合
実用性に加えて宣伝効果もほしい場合は、間接照明がおすすめです。間接照明は種類が多く、レイアウト次第でさまざまな効果を得られます。スポットライトを車体だけでなく看板やショーケースに向けるように設置すれば、高い宣伝効果も期待できるでしょう。
また、照明の色をオレンジがかった電球色にすると、温かみがあってノスタルジックな雰囲気を演出できます。扱っている商品によっては、電球色を利用してみると他のキッチンカーと差別化を図れるでしょう。
宣伝効果の高い照明がほしい場合
宣伝効果の高い照明がほしい場合は、ネオンライトやLEDサインが適しています。ネオンサインやLEDサインを設置すれば、遠くからでもキッチンカーの存在を周知できます。販売する商品によってデザインを選択すれば、何を販売しているキッチンカーか一目でわかるでしょう。
近年のネオンサインやLEDサインは省エネ効果も高く、長持ちします。それでも、LEDバーライトや間接照明に比べると消費電力は大きい傾向があり、間接照明かLEDバーライトとネオンサインやLEDサインを併用する場合は、より電力確保を考える必要があります。
出店場所の電源が利用できれば問題ありませんが、「ポータブル電源」や「発電機」「サブバッテリー」を利用する必要もあり、場所によっては営業時間中ずっとネオンサインをつけられない場合もあるでしょう。
キッチンカーの宣伝効果を高めるアイテムについては、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
キッチンカーの装飾で宣伝効果を高める!おすすめのアイテムとデザイン例
キッチンカーに照明を設置する際の注意点
最後に、キッチンカーに照明を設置する際の注意点を紹介します。
電源の確保
キッチンカーに照明を設置する場合、電源の確保方法を考えておきましょう。キッチンカーの電源確保の方法は主に以下の3つです。
- 出店場所の電源を借りる
- ポータブル電源を利用する
- サブバッテリーを利用する
- 発電機を利用する
キッチンカーには冷蔵庫(冷凍庫)の設置が必要なので、バッテリーや発電機の用意が必要です。しかし、出店場所によっては「発電機は音がうるさいので使用禁止」の場合もあります。
出店場所の電源を借りられればそれが一番ですが、使用料が必要です。さらに、電源が使用できる出店場所は限られています。そのため、複数の電源を確保しておくことが必要です。
明るさ
出店場所によっては、ネオンサインやLEDサインの明るさが制限されている場合もあります。特に、景観を重要視している地域などは、ネオンサインやLEDサインそのものが使用禁止されているケースもあるでしょう。
出店場所をある程度確保できてから、宣伝目的の照明を設置するかどうか決めるのがおすすめです。
まとめ
本記事では、キッチンカーに設置できる照明や照明の効果について解説しました。
キッチンカーには安全確保のために照明の設置を義務付けている保健所も多いです。車内の基本的な作業用照明だけならば、1万円以下で設置できる場合もあります。ただし、宣伝効果を狙って照明を設置する場合はまとまった費用がかかる可能性があります。宣伝に照明を用いる場合は、電源の確保方法と、設置場所で電飾を使った宣伝が許されているかどうかを確認した上で導入を決断しましょう。
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