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【中古キッチンカーの購入】最適な車両を見つけるためのポイント

【中古キッチンカーの購入】最適な車両を見つけるためのポイント

2024年6月28日 更新

キッチンカー(移動販売)のビジネスを始めるにあたって一番悩みが多いのは、自分に合った車両を手に入れる方法です。この準備はキッチンカーでの起業で最も費用がかかり、また長期的に利用することを考えると慎重に考えたくなるのは当然です。
入手方法はいくつかありますが、今回の記事では中古のキッチンカーを購入する場合について紹介します。

中古のキッチンカー購入でアタリの車両、つまり「コスパがいい車両」を見つけるためにかならずチェックしてほしいポイントを説明していきます。

中古キッチンカーはどこで探す?

移動販売による起業は、ここ数年特に人気が出ているビジネスモデルの一つです。テイクアウトの需要も高まっており、今後の将来性も見込めるでしょう。

中古のキッチンカーを手に入れる方法は、大きく分けて2つあります。
1つは、キッチンカー専門業者に相談する方法です。そしてもう1つが、オークションやフリマの活用です

(1)キッチンカー専門業者に相談

通常の中古車販売に専門店があるように、キッチンカー(移動販売車)にも専門業者がいます。結論から言って、そちらに依頼するのが一番安全で賢明です

初期費用を抑えるために、独力で格安の中古車をキッチンカーに改造する方法もありますが、そのためには車両に関する幅広い知識と改造技術が必要です。換気扇やシンク、給排水設備など、キッチンカーならではの設備もすべて自分で行うのは、初の開業の場合はあまりオススメできません。最終的に、中古キッチンカーを購入した場合より高額になるケースもあります。また、開業直前は保健所への申請や広告などすべきことも多いため、車両改造よりもそちらへ時間を使いたいところです。

キッチンカーは長期的に「店舗」として利用することを考えると、やはり専門業者に依頼する方法が一番よいでしょう。
提供する料理や自治体によって、必要な設備はそれぞれ異なります。それについても相談でき、合ったキッチンカーをアドバイスしてくれる。さらに品質保証やアフターケアがある専門業者ならば、安心して開業準備が進められます。

キッチンカーが注目のビジネスになってきたため、中には少数とはいえ悪徳業者も紛れています。キッチンカーの取り扱いの種類や販売実績が多くある業者を選び、「見積もりが異様に安い」「クチコミの評判が最低」という業者は避けて下さい。

(2)オークションは慎重に

個人向けのネットオークションやフリマなどでキッチンカーを購入することもできます。キッチンカーも出品されており、掘り出し物を購入できる場合もあります。
ですが、これらの方法でキッチンカーを購入すると、後々のトラブルやリスクがかなり高まることも忘れないようにして下さい。

中古のキッチンカー購入の際は、本当に正確なメンテナンスが行われているか、できれば実車をチェックするようにして下さい。店舗運営に大きく関わるエンジンとキッチンは、特に確認してほしい場所です。
インターネット上の記載情報や写真は、いくらでもごまかせます。それらを見ただけではどこが故障しているかわかりません。購入後に想像もしなかったメンテナンス費用や修理費用などがかかり、その結果新車購入より高くつくこともあります。
それどころか、取引そのものが詐欺だったというトラブルも実際にあります。

キッチンカーとオークションに関する経験や知識がどちらも豊富だという人以外は、慎重に検討してから決断するようにしてください。

中古キッチンカー購入時の大事なチェックポイント

提供メニューや外装は後からいくらでも変えられますが、車両の内部はそうはいきません。そこで、良好な状態の車両かどうかをチェックするための大事なポイント4点をまとめました。

(1)走行距離と年式

走行距離
オススメは、「5~7万キロ以内」です。一般的に中古車は5万キロから価格が下がるため、この走行距離であればコスパのよい中古キッチンカーが見つけやすくなります。10万キロを超えても、状態が良い車は検討価値が有ります。キッチンカーのベースとなる車は商用で使われるタイプが多く、20万キロ以上でもしっかり走る車も有ります。
それより新しい状態の車両は価格もなかなか下がりません。ですが、あまり古すぎても購入後にメンテナンス箇所が多くなり、別途費用がかかるケースが多くなります。

年式
キッチンカーは商用で使われる車が多いので、年式はあまり気にする必要は有りません。年式よりもメンテナンスがしっかり行われていた車や、錆の少ない車を選んだ方が賢明です。

(2)修復歴・事故歴・水没など

修復歴(事故歴)については、有無の表記義務が有ります
ただ、修復歴有でも、箇所によって事故の度合いが全然違うので販売店に、どこを修復したか聞いてみましょう。
個人売買は、修正歴や水没歴の告知義務が無いので安いからと言って飛びつくのは禁物です。
優良な販売店は、検査員が車をチェックしてから店頭に並べます。
検査員のコンディションシートをすぐに提示してくれるは販売店は安心と捉えても良いでしょう。

水没車は電気系統のトラブルを抱えていることが多いため、選ばないほうがよいでしょう。
・相場価格が他車に比べてずっと安い。
・異臭がする。
・エンジンルームにサビや腐食がある。

人気車種やカラーで一見状態がいいにもかかわらず、他の車両よりずいぶん安い場合、内部に問題があると考えたほうが妥当です。かならず理由を販売店に確認しましょう。
表面のサビは塗装されている可能性がありますが、エンジンルームには残っています。水没のほか塩害や雪害のチェックにもなるため、見てみて下さい。

(3)キッチン内部やエンジンルーム

キッチンとエンジンルームは、移動販売によるビジネスの最重要ポイントです。ですが、それだけ大切でありながら、写真ではチェックしきれない場所でもあります。できれば実車を直接確認して下さい。

キッチン内部は、油汚れや臭いが残っている場合があります。気にならない程度であれば問題ありませんが、前オーナーの提供メニューがカレーやケバブだった場合などは強い臭いが残っているケースが多いため、確認をオススメします。

エンジンルームの不備は、店舗運営そのものに関わります。できればボンネットを開けて確認しましょう。
最初にチェックしてほしいのは、オイルの漏れやにじみがないかどうかです。多少のにじみであれば問題ありません。
次にオイルキャップの確認です。キャップの裏側にオイルのかたまりがついていないか確認しましょう。
これらの不備は、購入後にトラブルが頻出するケースがとても高めです。エンジン関係は他の部分に比べて修理費用がかなり高額のため、発見したらできるだけ避けましょう。

(4)かならず実車を確認

これまで紹介したように、たとえ修復歴があったり水没した中古車であっても、表面上は塗装や消臭でごまかせます。ですが、隠しきれない痕跡が実車には残っているため、かならず実車を自分の目で確認して下さい。点検記録簿の有無やその内容も併せて確認しましょう。

まとめ:キッチンカーの起業 成功を左右する車両準備

「車両」はキッチンカーによる開業の肝であり、資金の大半を投入します。そして、料理や外装、それに広告とは異なり、簡単には変えられないものです。

移動販売は確かに人気が右肩上がりの業態です。そのため「状態のいい車両は早めに押さえて!」という声もよく聞きます。ですが、焦って見た目のキレイな格安車両に飛びついたりせず、内部の状態までチェックし、納得のいく車両を選んで下さい。

フジカーズジャパンではキッチンカーの販売や製作だけでなく、キッチンカー開業についてのご相談やアフターメンテナンスもお受けしております。キッチンカーの車両選びで失敗したくないという方はフジカーズジャパンへご相談ください

キッチンカーの新車・中古車の販売、製作はもちろん、キッチンカーの買取や開業支援も行っています。

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