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キッチンカーを中古で購入する際の費用相場と選ぶときのポイント

キッチンカーを中古で購入する際の費用相場と選ぶときのポイント

2024年1月12日 更新

キッチンカー事業を始めるためには、車両の用意が必要です。車両には新車と中古がありますが、初期投資を抑えるために中古でスタートする人が多くなりました
キッチンカーにおいては、何をポイントとして選ぶかがとても重要になります。
ほとんどの方は初めての購入になるかと思いますので、今回はキッチンカーを中古で購入する際の費用相場と選ぶときのポイントについて解説していきます。

中古キッチンカーの相場

キッチンカーの事業を始める上で、最も費用がかかるのが車両の調達で、金額も100万円単位になります。
初期投資を抑えるために中古で購入する場合にも二つのパターンがあります。一つは車両を中古で購入してキッチンカーに改造をする方法と、もう一つは既に出来上がっている中古のキッチンカーを購入する方法です。この二つの方法は似ているようで特徴も費用の相場も異なってきます。

中古車両を購入し改造する場合

中古車両を購入する費用と、キッチンカーへの改造費用がかかります。自分で改造する人もいますが、車両トラブルの原因や車検、許可申請の問題もあるため、専門業者に依頼する方がおすすめです。

車両タイプによって費用が全く違いますが、中古車両自体は軽トラックで50万円~、1tトラックで100万円程度と想定しておけばそれなりに選択肢があるでしょう。

キッチンカーへの改造費用も内容によって大きく変わってきますが、一般的な相場は100万円から300万円程度になります。この費用を計算すると、車両本体を含め150万円から400万円程度となります。

この方法は意外と費用がかかると思われるかもしれませんが、自分の希望する形にキッチンカーを作ることができるメリットがあります。好きな設備を投入したり、自分が動きやすい導線を作ることができるため、使い勝手の良さでアドバンテージがある選択です。

中古のキッチンカーを購入する場合

中古でキッチンカーを購入する場合には、車両の状態だけではなくキッチン部分の状況も考慮する必要があります。自分が必要としている設備とは違う場合もあるため、細かなところまで確認することが大切です。実際に調理・販売する状況を考えながら、目的にあっているキッチンカーか確認していきましょう。

価格は設備やもとの車両の状態によっても違いますが、150万円から200万円程度で見つかる事が増えました。しかし、人気が高まっているので、状態のいいものは早く売れる事も珍しくありません。比較的安く購入できるメリットがありますが、選択肢が限られるというデメリットもあります。

キッチンカーの購入にかかる諸経費

キッチンカーは車両本体の価格の他に、さまざまな諸経費が発生します。 開業前の初期段階でかかる費用なので、開業資金として見込む必要があります。どのような経費があるのか確認していきましょう。

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自動車取得税
  • 自賠責保険
  • 車両登録代行費
  • リサイクル料金
  • 消費税
  • 車庫証明取得費
  • 納車費用
  • 保険

少なくてもこれだけの諸経費がかかります。この中でも車庫証明取得費や保険などは自分で申請したり選択することができるので、安く抑えることも可能です。

中古キッチンカーのメリット

中古キッチンカーを購入するメリットは開業にかかる初期費用を抑えられる点だけではなく、開業準備までの工数を削減できるという点もあります。
キッチンカーに限らず、開業を考えている場合には、とにかくやることが多く毎日が忙しくなります。その中で車両製作に関する手間が減るだけでも、負担に違いが出てきます。

素早く開業できるのもポイントです。車両を改造しようと思うと1か月以上時間を取られる場合も出てきます。改造の内容によっては3か月掛かる場合もあります。中古のキッチンカーを購入する場合は、製作にかかる期間を省略できるため開業準備も短い期間でスタートできます。

中古キッチンカーのデメリット

経営を始める以上、コストについて考えることも大切ですが、キッチンカーは店舗になり、長く付き合う相棒であることも忘れてはいけません。中古のキッチンカーのデメリットも知っておくことが大切です。

中古だからこそかかるメンテナンス費用

中古車両はメンテナンス費用が必要になります。購入時にどの程度の傷みがあるかで違いがあるものの、新車では発生しない修理費が出てくることがあります。
例えばゴム系の部品は、経年劣化が進み、どこかで交換しなければいけません。中には破けることもあるので、早めの対応が必要です。

キッチン部分も中古である場合は、キッチン設備の部分もメンテナンスが必要になります。
動作確認だけではわからないものもあるので、専門業者に確認してもらう必要もあります。
中古のキッチンカーを購入する場合は、キッチンカーの販売実績や製作にノウハウのある業者から購入すると、細かなところまでメンテナンスや確認をしてくれるので安心でしょう。

使い勝手の問題

中古のキッチンカーは、設備が取り付けられている状態で購入します。設備があるメリットもありますが、自分で決めた仕様ではないので、使い勝手に問題が出る可能性は否定できません。前のオーナーにとって使いやすい設備が取り付けられていても、自分の目的に合わない可能性があります。
使う時の状況も考慮するのが大切で、購入を検討するときは実際に調理する用に動いてみましょう。どこかにぶつかるといった問題から、必要な設備が足りないなどの見落としが少なくなります。
要求すべてを満たす中古キッチンカーを見つけることはは難しいので、一部を自分に合った状態に改造してもらうように依頼するのもいいでしょう。

中古で購入する際の保健所への確認

キッチンカーで営業するためには、保健所で営業許可取得が必要です。 営業許可を取得するためにはキッチンカーの設備などについて状態確認があります。
保健所の営業許可の取得は自治体で条件が異なるので、どんなキッチンカーでも使えるとは限りません。購入したい中古キッチンカーがあれば、保健所に事前確認しておくと失敗しにくくなるでしょう。
販売業者の中には営業許可の取得のサポートをしてくれるところも多くなりました。購入予定によってメールなどで図面を送ってくれるところもあるので、専門業者へ事前に相談しておくと営業許可の面でも安心です。

車検の問題

初期費用を抑えるためには中古での購入はとても有効な手段ですが、日本は車検という制度があり、キッチンカーも例外ではありません。車検が切れる時期はかなりの費用がかかります。購入するときにも、次の車検はいつになるのかチェックが必要です。当然ですが車検までの期間によって価格も変わります。

車検費用を少しでも節約するために、車検を受ける時にだけ一般の乗用車の状態に戻す方法もあります。 例えば軽トラックの上にキッチンボックスを取り付けているタイプなら、設備をおろしてしまうのです。これだけで費用の節約ができるかもしれません。内部の設備を全て取り外して空っぽの状態にするのも車検費用の節約につながります。

逆に装備を保持したまま車検を通せる8ナンバー登録もあります。特種用途自動車が8ナンバーですが、条件をクリアすれば登録することができます。中古でキッチンカーを購入する場合には、登録方法も業者に確認しておくようにしましょう。車検もスムーズで、業務が停止する時間も最小限にできて売上げにもつながります。

まとめ

キッチンカーを中古で購入するのは、大きなメリットがあります。費用相場としても新車で購入するより安上がりです。ただし、デメリットがあるということも理解しておかなければいけません。メリットを生かすためにも、選ぶポイントを理解してキッチンカーの経営に有効活用していきましょう

また、中古キッチンカー選びやキッチンカーの製作においては、多くの実績とノウハウがある専門業者に相談することをおすすめします。
フジカーズジャパンでは豊富な経験を元にお客様のご要望に応じたキッチンカーを製作と、キッチンカーの販売を行っております。サービス工場も併設しているため車検や設備のご相談もお気軽にお問合せください

キッチンカーの新車・中古車の販売、製作はもちろん、キッチンカーの買取や開業支援も行っています。

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