キッチンカーの暑さ対策!熱中症予防に準備しておきたいこと
キッチンカーの暑さ対策!熱中症予防に準備しておきたいこと
公開日:2023年7月14日- カテゴリー
 - キッチンカーの装備・設備
 
7月になると、お天気情報でも見かけない日はない「熱中症予防」の文字。キッチンカー(移動販売)のオーナーにとっても、もちろん他人事ではありません。
キッチンカーの車内は、エアコンが使用できないことがほとんどです。そのため、オーナーは非常に暑い車内で、汗をかきながら調理・接客を一人でこなさなければなりません。
お客さんたちよりも徹底した熱中症予防をする必要があるのです。
暑さは、鍛えたり我慢したりすることで乗り切れるものではありません。きちんとした対策だけが、健康を守ってくれるのです。
幸い、キッチンカーでも使える便利な冷却グッズは年々進化しています。リーズナブルなものも多いので、ぜひ上手に活用して、元気に夏を乗り越えましょう。
目次
キッチンカーは熱中症の危険性大!必ず対策しよう
キッチンカー(移動販売)の車内は、非常に熱中症が起こりやすい環境です。
特に、鉄板や油といった火を使う料理の場合、車内温度は50℃を超えることもあります。エアコンがない中、ちょっと換気をしただけでは、温度・湿度はまず下がりません。
営業の際は、ご自分の服装や車内設備に加え、飲みものや休憩の仕方など、万全の対策や準備をしておきましょう。
キッチンカーでエアコンは難しい?
キッチンカーの車内には、通常のエアコンを設置できないわけではありません。ですが、あまり現実的ではないので、ほとんど使っている現役オーナーがいないのが実状です。
キッチンカーの車内にエアコンを設置するには、3つ注意点があります。
(1)すでにキッチンカーに改造してある場合は、エアコンの設置がかなり難しい。
(2)費用が高額(工費+エアコン購入費で約15万円)
(3)発電機や家庭用コンセントなど外部の電源が必要
(3)は、エアコンだけで100V必要になるためです。料理用器具とエアコンの両方を動かすには、発電機を2個使うか、もしくは家庭用コンセントを用いなければなりません。
これらをすべてをクリアするのが難しいので、オーナーはそれ以外の方法で熱中症予防を行っていることがほとんどです。
キッチンカーの暑さ対策その1 自身の装備
猛暑のため、近年は屋内にいても熱中症に注意する必要が出てきました。ですが、年々熱中症対策用のドリンクや冷却グッズは進化し、どこでも購入できるようになっています。
リーズナブルなものも多いので、ぜひキッチンカー(移動販売)に取り入れましょう。
【1】スポーツドリンクや経口補水液をこまめに摂ろう
キッチンカー(移動販売)の営業中、忙しさでつい後回しになってしまいやすいのが水分補給です。ですが、屋内とは比べものにならないほど気温が高いキッチンカーの車内では、普段以上に水分補給が重要になります。
最もおすすめなのは、必要な塩分と糖分を素早く摂取できるスポーツドリンク(スポドリ)や経口補水液です。夏のキッチンカー車内は常時汗だくになるほどなので、水よりも熱中症対策用ドリンクのほうが水分補給に適しています。
火を扱う料理のオーナーに、特におすすめです。
ちなみに、コーヒーや紅茶、カフェインが含まれるお茶などは、夏場の水分補給には不向きです。水やノンカフェインのお茶などに切り替えることをおすすめします。
水分補給は、タイミングもとても大切です。基本的に「喉が渇いた」と感じることは『脱水症状のサイン』だと言われています。喉の渇きを感じる前に、必ずこまめに飲むようにしましょう。
【2】効果絶大!首や体を冷やす「冷却グッズ」
首周りの冷却グッズは、とても冷却効果が高いうえに手軽に取り入れられます。汗ばむ季節になってきたら、ぜひ「ネッククーラー」を身に着けましょう。種類が豊富なので、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
・電動式ネッククーラー(冷温両用もおすすめ)
・タオルやスカーフタイプ(接触冷感素材で洗えるので、常に清潔を維持できる)
・リングタイプ(自然凍結できるタイプも◎)
体全体を冷やすには、冷却ベストや空調服(冷感服)がおすすめです。保冷剤を入れるものや小型ファン内蔵のものなど、様々な種類が販売されています。
キッチンカーの暑さ対策その2 車内の設備
キッチンカー(移動販売)の営業中は、通常のエアコンを使えないことがほとんどです。ここでは、現役オーナーが実際に重宝している2アイテムを紹介します。
【1】キッチンカーの一番人気は「スポットクーラー」
「スポットクーラー」は、通常のエアコン同様、取り込んだ空気を内部で冷却して送風します。通常のエアコンはその範囲が空間全体ですが、スポットクーラーは部分的である点が異なります。
スポットクーラーは設置工事が必要なく、購入価格や電気代も通常のエアコンに比べてかなり安いので、多くのキッチンカーオーナーが導入しています。
また、コンパクトでキャスターがついているものも多く、女性一人でも使いやすいこともメリットです。
種類がとても豊富なので、自分に合ったものをしっかり見極めてから購入しましょう。電力や重量、本体のサイズなどを念入りにチェックすることをおすすめします。
【2】リーズナブルな設備No.1は「扇風機」「送風機」
「扇風機」「送風機」は、最もリーズナブルに、かつ手軽に取り入れられる設備です。火を使わないメニューの場合は、これらだけで乗り切っている現役オーナーも数多くいます。
キッチンカーの車両内で使うためのものとしては、「風量が比較的強め」「充電式ではなくコンセント式」がおすすめです。
扇風機等は、ある程度の風量がないと効果を発揮しません。そのため、コンパクトな卓上用よりも、家庭用のほうがよいでしょう。
また、「コンパクトだから」という理由で卓上用を選ぶ人もいますが、充電式が多く、営業中に充電が切れてしまうことがあります。長時間使い続けるには、コンセント式が適しているでしょう。
キッチンカーの暑さ対策その3 営業の仕方
キッチンカー(移動販売)のオーナーの中には、夏場には「営業の仕方」を変える人もいます。今回2つの方法を紹介しているので、ぜひ検討してみて下さいね。
【1】夏場だけ冷たいメニューの店になる
火を必要とするメニューのキッチンカー(移動販売)オーナーには、夏場だけかき氷やアイスクリームといった「冷たいスイーツ」の店に変える人もいます。
また、それ以外に、食事系の看板メニューを「冷製」にする場合もあります。ラタトゥイユや担々麺、ラーメンなどに特に向いています。
【2】夏場には営業しない
キッチンカー(移動販売)の現役オーナーの中には、思い切って夏場は休業する人も少なくありません。特に、鉄板や油といった火を扱う料理の場合は、暑い季節には売上が下がってしまうこともあります。
ほかほかしたメニューは肌寒くなると売上が回復するので、それまで一旦体力を温存しておくのも一案です。
まとめ:熱中症のサインを学び、必ず休憩を!
夏にキッチンカー(移動販売)を営業しようと考えている場合、まずは営業の仕方から見直すことをおすすめします。メニューや営業時間、出店場所など、一つ一つチェックしてみて下さい。
そして、営業時はできるかぎりの冷却グッズや、スポットクーラーといった車内設備を活用しましょう。
さらに、「これは熱中症のサインだ」と自分で気づけるように、熱中症の症状についてよく理解しておいて下さい。夏場のキッチンカー営業では、休憩は「命を守るため」のものです。自分の体調に熱中症のサインを少しでも感じたら、必ず休憩を取るようにしましょう。
お客さんの満足度も大切ですが、それ以上に大切なのはオーナー自身の健康です。これからも健康的に長く続けてゆくために、自分の体調にも気を配るようにして下さいね。
参考:熱中症について学ぼう:症状(熱中症ゼロへ)
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