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真夏のキッチンカーも快適作業!エアコン導入の効果と後付け時の注意点

真夏のキッチンカーも快適作業!エアコン導入の効果と後付け時の注意点

キッチンカーは車内で火を使うことも多いため、真夏になると車内が高温になるケースも珍しくありません。「真夏のイベント出店で熱中症のリスクが心配」「暑さ対策としてエアコンを設置したい」と考えているオーナーもいるでしょう。

本記事では、キッチンカーにエアコンを導入する効果や後付けをする場合の注意点を紹介します。

キッチンカーに家庭用エアコンの設置は可能?

結論から申し上げると、キッチンカーに家庭用エアコンを設置することは可能です。家庭用のエアコンを設置できれば、自動車のエンジンを切っても車内を適温に保てます。近年は、バンやトラックをキッチンカーに改造する際に、オプションとして家庭用のエアコンを設置できる業者も増えました。

ただし、キッチンカーに家庭用のエアコンを設置するには以下に解説するような注意点があります。

改造後のキッチンカーにはエアコンの後付けが難しい

すでに改造済みのキッチンカーは家庭用のエアコン設置が難しいケースもあります
家庭用のエアコンは「室内機」と「室外機」の2つをホースでつなげる必要があります。また、室外機は車外に設置しなければなりません。
改造済みのキッチンカーはホースを通す穴や室外機の設置場所を新たに確保できない場合もあります。
近年は、「改造後のキッチンカーにエアコンを後付けする」と宣伝している業者もありますが、すべてのキッチンカーにエアコンを設置できるとは限りません

バッテリーが複数必要

エアコンの稼働には一定の電力が必要です。調理器具や冷蔵庫を稼働させながらエアコンも稼働したい場合は、バッテリーが2つ以上必要です。また、外部電源もエアコン用と調理機器用で分ける必要があるため、出店できる場所に制限が出る可能性もあります。さらに、バッテリー自体の導入・維持コストも無視できません。

設置コストが高額になりがち

家庭用エアコンをキッチンカーに設置する場合、設置コストが高額になる可能性があります。エアコン本体価格と設置工事費を合わせると、15万~20万程度が必要です。エアコンによっては設置すると車検が通らなくなるため、「格安の家庭用エアコンを購入して設置したい」と思っても不可能なこともあります。

キッチンカーに後付けできるエアコンの代替品とは

家庭用エアコンの設置が難しい場合、代替手段として有効なのがスポットクーラーやポータブルクーラーです。

どちらも本格的な冷却性能では家庭用エアコンに劣りますが、工事不要・省エネであり、キッチンカーへの後付けにも柔軟に対応できます。

  • スポットクーラー:冷風を一点集中で送るタイプ。排熱ダクト付き。やや本体が大きく、騒音が出る機種もある。
  • ポータブルクーラー:移動可能な小型冷房機。1万円台から購入可能。機種により静音性・冷却力に差がある。

いずれもサーキュレーターや扇風機と併用すれば、車内の空気循環が促され、より快適な作業環境が実現します。

キッチンカーにエアコンを設置するメリット3つ

ここでは、キッチンカーにエアコンを設置するメリットを3つ紹介します。

熱中症や食中毒を予防できる

夏場のキッチンカーは、車内が高温になることで熱中症や食中毒のリスクが急増します。外気温がそこまで高くなくても、調理中の熱や換気不足で車内温度はすぐに上昇します。また、忙しいときは、時間がなかったりトイレの回数を気にしたりして水分摂取を控えるオーナーもいるでしょう。しかし、熱い車内で水分を控えて調理をしていると熱中症を誘発する恐れがあります。

また、車内の温度が高くなると食中毒のリスクも上がります。食中毒の原因となる細菌は20℃~50℃までが最も活発に増殖します。冷蔵庫から出した食材がすぐに常温以上にさらされる環境は、飲食物の品質管理にも悪影響を及ぼします。

そのため、エアコンの設置は安全な飲食物を提供するためにも必要です。

下記の記事では、キッチンカーの暑さ対策について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
キッチンカーの暑さ対策!熱中症予防に準備しておきたいこと

清潔さを保てる

エアコンをキッチンカーに設置すれば、清潔に調理ができます。
車内が暑くなると、どうしても汗が出てきます。キッチンカーは構造上来店者から調理をしているスタッフがオープンになりやすいため、エアコンがないと汗だらけで調理しているスタッフが目に入る可能性があります。

汗は生理現象なのでどうしようもありませんが、汗だくで調理をしている姿は見ていて気分が良いものではありません。

特に、女性に人気のある飲食物を扱う場合、清潔感が重要です。

エアコン以外でキッチンカーでできる暑さ対策

ここでは、エアコン以外でキッチンカーでできる暑さ対策を解説します。
「エアコンを付けるまではないけれど、調理をする際は暑いときの対策を知りたい」という方は、参考にしてください。

車両に断熱材を入れる

車両をキッチンカーに改造する際に、断熱材を入れると暑さだけでなく寒さ対策にもなります。断熱材を入れれば、エアコンの効きも良くなって省エネ効果も期待できます。

開口部を大きくする

車両をキッチンカーに改造する際、開口部を大きくすると風通しがよくなります。特に、焼き鳥や焼きそばのような煙が出やすい料理をメインにする場合は、開口部を大きくすれば煙が車内にこもらずにすみます。
ただし、開口部を大きくすると冬は寒さが厳しくなる可能性があるため、寒冷地でキッチンカーを出店する場合は二重窓を設置するなど工夫が必要です。

空調服やネッククーラーを利用する

工事不要で手軽に導入できるのが空調服やネッククーラーです。首元の太い血管を冷やしながら冷気を循環させるため、車内にエアコンがなくても快適性を補えます。

1万円程度で一式そろえられるため、導入のハードルも低く、特に移動販売初心者におすすめです。

まとめ

本記事では、キッチンカーにエアコンを設置するメリットと必要性、注意点を紹介しました。トラックやバンをキッチンカーに改造する際ならば、家庭用エアコンを設置できます。しかし、家庭用エアコンを搭載すると10万円以上の費用がかかります。また、運転には電力が必要なので、バッテリーも複数必要です。

キッチンカーにエアコンを導入するなら、ポータブルのスポットクーラーがおすすめです。また、改造する際に車内に断熱材を入れれば暑さや寒さをある程度防げます。

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