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牽引型キッチンカーを選ぶメリットと知っておくべき注意点

牽引型キッチンカーを選ぶメリットと知っておくべき注意点

キッチンカーは、車と調理スペースが一体化したタイプとキッチン部分を一般車両に牽引するトレーラータイプがあります。「キッチンカーのタイプで迷っている」と悩む方もいれば、「牽引型のキッチンカーを選ぶメリット・デメリットを知りたい」と考えている方もいるでしょう。

本記事では、トラックやバンタイプのキッチンカーと比較して牽引型のキッチンカーを選ぶメリットと注意点を紹介します。

牽引型のキッチンカーとは?特徴を解説

牽引型のキッチンカーとは、調理や販売を行うトレーラーを一般車両で牽引するタイプのキッチンカーです。キッチントレーラーとも呼ばれ、牽引車とトレーラー部分を切り離せます。

トラックやバンと一体化したキッチンカーは車両そのものを改造しますが、牽引型のキッチンカーはトレーラー部分だけ製造してもらい、必要に応じて牽引車と連結して使います。
牽引車とトレーラーを連結した状態での全長が12m以下、全幅が2.5m以下、全高が3.8m以下であれば、一般道を走行できます。また、車両総重量750kg未満であれば普通車免許で運転が可能です。

牽引型キッチンカーのメリット5つ

ここでは、車両を改造するキッチンカーと比較した牽引型キッチンカーのメリットを5つ紹介します。
牽引型と車両を改造するタイプのキッチンカー、どちらにするか迷っている方は参考にしてください。

接客しやすい

牽引型のトレーラーは地上高が比較的低く、顧客との距離が近くなるため接客しやすい設計です。特にソフトクリームやクレープなど手渡し前提の商品では、スムーズな提供が可能です。

結果として、少人数でのオペレーションでも顧客満足度を維持しやすく、リピーター獲得にもつながります。

内装の自由度が高い

牽引型キッチンカーのトレーラー部分は、エンジンが付いていない分内装の自由度が高めです。車両から取り外せるので、個性的で派手な塗装もしやすいでしょう。また、車両を改造するタイプのキッチンカーに比べると、調理スペースや接客スペースを広く取ることも可能です。

例えば、調理工程が複雑で多くの人手を必要とする料理も、牽引型のキッチンカーならばスムーズに提供できるでしょう。多数の集客が見込めるイベントなどに出店する際も、牽引型のほうが同じ時間で多くの顧客をさばけます。

出店できる場所が多い

牽引型のキッチンカーは、車両一体型のキッチンカーと比べて出店できる場所が多いのもメリットです。車両と切り離せるので、屋内でも出店ができます。例えば、大きな商業施設の中庭や、屋内庭園のような場所に設置も可能です。

また、大型冷蔵庫や収納棚も設置できるので、数ヶ月~半年単位のイベントに出店する際は、初日にトレーラーを牽引してきて指定された場所に設置すれば、終了日まで動かす必要はありません。

オーナーは牽引車を運転して出勤したり食材の買い出しをしたりできます。また、オーナーの許可があれば、商業施設や大学構内などに出店する場合もトレーラー部分を外して、一般的な店舗同様に設置して商売ができるでしょう。

牽引車が用意してある場合は導入費用が安価

車両全体を改造するよりも、トレーラー部分だけの製作であれば初期費用を抑えられます。牽引車を既に所有している場合は、さらにコストを軽減できます。

また、牽引型はトレーラーと牽引車が独立しているため、どちらかが故障しても部分的な交換で済みます。必要に応じて内装設備や外装もリニューアルでき、長期運用に有利です。

定住型の店舗にもなる

キッチンカーを出店していると、固定客がついたり人気がでたりして常設店舗を出しても十分に採算が取れるケースもあります。車両と一体型のキッチンカーの場合、常設店舗には不向きです。新たに店舗を探さなければなりません。

一方、牽引型キッチンカーはトレーラーを切り離してしまえば、定住型の店舗としても利用できます。出店場所のオーナーの許可が得られれば、多くの集客が見込める場所に常設の店舗が設置可能です。

牽引型キッチンカーの注意点3つ

メリットが多い牽引型キッチンカーですが、注意点もあります。ここでは、牽引型キッチンカーの注意点を3つ紹介します。メリットと併せてキッチンカー購入の参考にしてください。

運転に技術が必要

牽引型のキッチンカーの運転には技術が必要です。特にカーブを曲がる際の内輪差は、実際に運転してみないとコツがつかみにくいでしょう。特に運転経験が少ない方がいきなり牽引型のキッチンカーを運転すると、大きな事故を起こす危険性が高まります。

運転に自信がない場合は、牽引型のキッチンカーを実際に運転する前に、自動車学校で牽引車両の運転訓練が可能か問い合わせるなど対処してください。

また、総重量750kg以上の牽引型キッチンカーを運転したい場合は、牽引免許が必要です。

駐車場確保が大変な場合がある

牽引型キッチンカーは、駐車場の確保が大変になる場合があります。また、牽引車だけでなくトレーラー部分にも車庫証明が必要です。したがって、駐車場のスペースが1台分しかない場合は、別途もう1台分の駐車スペースを用意しなくてはなりません。

また、出店する場合もトラックやバンを改造したキッチンカーと比べて、広いスペースが必要です。そのため、出店したい場所があってもスペースの関係で断られてしまうケースもあるでしょう。

牽引型キッチンカーの利用が向いているケースとは?

牽引型キッチンカーの利用が向いているケースは以下のとおりです。

  • トレーラーが設置できる幅広い出店スペースが確保できる
  • 調理工程が多く、広い作業スペースが必要
  • キッチンカーはあまり移動しない予定

キッチンカーは集客が見込める場所に自由に移動できるのが最大のメリットです。しかし、牽引型キッチンカーは集客が見込める場所を見つけたら、そこに長期間出店するスタイルのほうが向いています。例えば、通常の店舗で提供するような飲食物をキッチンカーで提供すれば、それだけで話題になる可能性もあります。

もちろん、牽引型キッチンカーで車両を改造したキッチンカー同様に多方面への出店も可能です。その場合は、出店ができるスペースがあるかどうかの確認を事前に行いましょう。

下記の記事では、キッチンカーをトレーラーで製作するメリットや種類について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
キッチンカーをトレーラーで製作するメリットや種類についてご紹介

まとめ

本記事では、牽引型キッチンカーのメリット・デメリットを紹介しました。牽引型キッチンカーは広い調理スペースや接客スペースが確保できる一方で、運転に技術がいる、保険が複雑になりがちなどの注意点もあります。

牽引型キッチンカーの導入を検討している方は、バンやトラックを改造したキッチンカーも取り扱っている業者を探し、複数の車種を比較検討してみるのがおすすめです。

日本最大級の在庫数を誇るフジカーズジャパンでは、200台以上のキッチンカー・移動販売車を展示しています。
牽引型キッチンカーと車両を改造したキッチンカーを比較検討したい方も、ぜひご相談ください。
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