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大型キッチンカーのメリット・デメリットと制作にかかる費用相場

大型キッチンカーのメリット・デメリットと制作にかかる費用相場

2024年9月19日 更新

キッチンカーには小型から大型まで複数のサイズがあります。「大型のキッチンカーを利用したほうが、何かと便利なのだろうか?」「大型のキッチンカーと中型のキッチンカー、どちらを購入するか迷っている」といった悩みや疑問を持っている方もいるでしょう。

今回の記事では、大型キッチンカーの定義やメリット・デメリット、制作にかかる費用相場などを解説します。大型のキッチンカーを購入しようか検討している方は、ぜひ、参考にしてください。

大型キッチンカーの特徴

大型のキッチンカーとは、1.5t~2tトラックを改造したキッチンカーであり、以下のようなサイズです。

6~6.5m
奥行き 2m
高さ 3~3.3m
作業人数 4~5人

小型のキッチンカーに比べると幅が倍になり、高さも1m以上高くなります。そのため、複数人が車内で立って調理を行なえます。また、充実した給排水設備、3口コンロ、冷凍庫や冷蔵庫といった設備も搭載できるので、店舗と同じような感覚で使えるのも特徴です。

大型キッチンカーを利用すれば、店舗と同じようなメニューを出すこともでき、他のキッチンカーとの差別化や高い集客効果が望めます。例えば、フェスのようなイベントで出店する場合、大型キッチンカーで参加すれば短時間で多くのお客様に対応できるだけでなく、複数のメニューを提供できるでしょう。

大型キッチンカーを利用するメリット・デメリット

ここでは、大型キッチンカーを利用するメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。大型キッチンカーの購入を検討している方は、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう

大型のキッチンカーを利用するメリット

大型のキッチンカーを利用するメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 店舗と同じような設備を搭載できる
  • 車内で複数人が調理可能
  • 大量の食材を搭載できる
  • 長時間の稼働ができる
  • キッチンカーが目立つので宣伝になる

大型のキッチンカー最大のメリットは、店舗と同じような設備が搭載できて複数人での調理が可能なことです。中型や小型のキッチンカーは、車内で調理できる人数が多くても2人までで、搭載できるキッチン設備も限られます。そのため、提供できるメニューがどうしても絞られてしまい、提供時間も長くなるといったデメリットがあります。
大型のキッチンカーならば、小型・中型キッチンカーの設備・調理人数に関するデメリットがほぼありません。店舗と同じような感覚で立って調理ができ、複数のメニューの提供も可能です。また、設備が充実していれば小型・中型のキッチンカーでは提供が難しいメニューも調理できるため、他のキッチンカーとの差別化も図れるでしょう。

また、食材もたくさん搭載できるので、早々に売り切れてしまう心配もありません。例えば、多くの人が集まるイベントに出店する場合、大型のキッチンカーならば多くのお客様に対応でき、長時間稼働できるので、大きな売上を出しやすいでしょう。

このほか、大型のキッチンカーは停車しているだけで目立つので、外装に商品の写真や店名を大きく描いておけば、それだけで宣伝になります。

大型キッチンカーのデメリット

一方、大型キッチンカーのデメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • 購入費・維持費がかかる
  • 出店場所が限られる
  • 普通自動車免許運転できない可能性がある
  • 小回りがきかないので慣れないと運転が大変

大型のキッチンカーは2017年3月10日以降に免許を取得した場合、普通自動車免許では運転できません。そのため、10年以内に運転免許を取得した方は注意が必要です。
また、大型のキッチンカーは小型・中型のキッチンカーに比べると購入費だけでなく維持費も高くなります
広い駐車場で出店できれば問題ないのですが、住宅地の中や狭い駐車場などは出店が難しい場合もあるでしょう。例えば、平日に小さな駐車場やオフィス街の中で営業したい場合、出店場所を確保するのが大変といったケースもあります。それに加えて、絶好の出店場所を見つけて許可も得たが、駐車場所を確保できなくて断念した、といった場合もあるでしょう。

このほか、大型キッチンカーはベース車がトラックなので小回りがききづらく、運転に慣れるまでが大変なのもデメリットです。

大型キッチンカーの購入費用や維持費の目安

大型キッチンカーの購入費用や維持費の目安大型キッチンカーの購入費用は、中古車の場合は200万~500万円程度、新車を購入して改造した場合は350万~600万程度の費用がかかります。

中古のキッチンカーを購入すれば費用を抑えられますが、価格が低い中古のキッチンカーは走行距離が長く車体の劣化が見られたり、キッチン設備の劣化が激しかったりなどのデメリットもあります。また、提供したい飲食物に必要な設備を追加で搭載しなければならない場合もあるでしょう。そのため、「購入費は抑えられたが、改造費がかかって結局新車を購入するのと変わらなかった」といったケースもあります

一方、新車を購入した場合は自分好みの内装・外装・設備にできるのがメリットですが、やはり費用が高額になりがちです。キッチンカーのメリットは店舗を借りて飲食店を開くより費用を抑えられる点ですが、大型キッチンカーを新車で購入した場合、設置する設備や改造費によっては、店舗を借りるのと変わらない費用がかかる場合もあるでしょう。

また、維持費には、ガソリン代・税金・保険料・メンテナンス費用・駐車場代などがかかります。特に、税金やガソリン代は車が大きくなるほど高くなっていくので、小型・中型のキッチンカーより維持費もかかるでしょう。また、1.5~2tのトラックを停めておける駐車場には限りがあります。特に、都市部では費用はもちろんのこと駐車場探しに手間がかかるケースもあるでしょう。

関連記事:【キッチンカーの車検】車両による違いと費用相場

大型キッチンカーを購入に迷ったら?

ここでは、キッチンカーのサイズ選びに迷った場合の対処法を紹介します。大型キッチンカーを購入するかどうか迷っている方は、参考にしてください。

大型キッチンカーをレンタルしてみる

現在は、いろいろなキッチンカーを1日単位でレンタルできます。キッチンカーのサイズ選びに迷ったら、複数のキッチンカーをレンタルして使い心地を確かめてみましょう。
小型・中型のキッチンカーはコンパクトで購入費や維持費が安く、狭い場所でも駐車しやすいメリットがある一方、座って調理しなければならない場合もあり、体に負担がかかりやすい傾向があります。
単に使いやすさだけでなく、長時間キッチンカーで作業した場合の体の負担もチェックしてください。

提供したいメニューや出店場所から最適な車を選ぶ

大型のキッチンカーは小型・中型のキッチンカーでは出すのが難しいメニューが提供できるのが大きな強みです。ですから、車種選びに迷ったら、キッチンカーで提供したいメニューをしっかりと検討してください。小型・中型のキッチンカーでは提供できないメニューを提供したいと考えているなら、大型のキッチンカーが最適です。
さらに、大型のキッチンカーを定期的に出店できる場所をすでに確保できている場合は、大型のキッチンカーを購入したほうがメリットが大きいでしょう。

まとめ:大型キッチンカーのメリット・デメリットをしっかりと把握しよう

大型キッチンカーには、メリット・デメリットの両方があります。大型のキッチンカーを購入したい場合は、価格だけでなく維持費も考えて検討してみましょう。なお、近隣にライバルが増えてメニューの差別化を図りたいといった場合、大型のキッチンカー導入は大きな強みになります。維持費が高くても売上アップを見込める可能性が高い場合は、購入を前向きに検討してみてください。

キッチンカーの新車・中古車の販売、製作はもちろん、キッチンカーの買取や開業支援も行っています。

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