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キッチンカーはレンタルでも開業できる?メリット・デメリットを解説

キッチンカーはレンタルでも開業できる?メリット・デメリットを解説

キッチンカーを利用しての飲食店開業は、店舗を借りるより費用を抑えられるメリットがあります。しかし、「キッチンカーを購入するにも費用がかかるのでレンタルで開業したい」と考える方もいるでしょう。

キッチンカーはレンタルでも開業は可能です。しかし、メリットとデメリットがあるので両方を把握しておく必要があります。

本記事では、キッチンカーをレンタルして開業する方法やメリット・デメリットを紹介します。

キッチンカーのレンタルとは?

キッチンカーはレンタルも可能です。現在、多くの業者がキッチンカーのレンタルを手がけており、さまざまな車両を借りることができます。レンタルは一般的なレンタカーと同様、1日単位で行えて長期レンタルも可能です。
レンタル費用の相場は1日当たり3万~10万円が目安で、長期レンタルするほど1日にかかる費用は安くなります。

また、キッチンカーのレンタルは以下のような特徴があります。

  • 車両だけでなく調理器具もレンタルできる
  • 会社によってはスタッフの派遣も可能

車両だけでなく調理器具もレンタルでき、スタッフも派遣してもらえれば、初めてでもすぐにキッチンカーで営業ができるでしょう。

なお、キッチンカーのレンタルと類似したシステムに「リース」があります。キッチンカーのリースは、一般的な車両のリースシステムと同様です。レンタルが1日単位なのに対し、リースは半年単位~年単位で契約を結び、リース期間が終わったら買い取りも可能です。
そのため、長期的に利用する場合はレンタルよりリースがお得です。
キッチンカーのレンタル業を行っている会社の中には、リース業も行っているところもあるので、比較してみてもいいでしょう。

関連記事:キッチンカーはレンタルと購入どちらがオススメ?費用相場をご紹介

キッチンカーをレンタルする際の注意点

キッチンカーをレンタルして飲食業を行う際は、道路交通法と食品衛生法の両方を守らなければなりません。レンタルした車両を運転するには、レンタル登録された車両であり、
車検証の使用者欄が自分名義になっている必要があります。
「わ」「れ」ナンバーで、レンタル契約を結ぶ際に車検証の使用者欄を自分名義にする手続きができていれば問題ありません。
また、キッチンカーを利用して飲食物の販売を行う際は、「自分名義の飲食店営業許可」を保健所に申請して得る必要があります。レンタカーの使用者が自分になっているならば問題ありません。しかし、使用者が「レンタカー会社」になっている場合は保健所の許可がおりない場合があります。

キッチンカーのレンタルを手がけている会社の中には、道路交通法や食品衛生法の許可について知識が不足しているところもあります。レンタカー会社を選ぶ際は「飲食店営業許可」について詳しいところを選びましょう
会社によっては許可の申請をサポートしてくれる会社もあります。
なお、車両の「使用者名義」を変更できない場合は自分で運転や調理ができず、すべてレンタカー会社のスタッフに任せる形になります

キッチンカーをレンタルするメリット・デメリット

キッチンカーをレンタルするメリット・デメリットここでは、キッチンカーをレンタルするメリット・デメリットを紹介します。両方を把握したうえ、レンタル・リース・購入のどれにするか検討してください。

キッチンカーをレンタルするメリット

キッチンカーをレンタルするメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 開業資金を抑えられる
  • 開業までの時間を短縮できる
  • 複数のキッチンカーの使い心地を試せる
  • スタッフや機材など必要なものを必要な分だけレンタルできる

キッチンカーをレンタルする最大のメリットは、開業資金を抑えられて開業までにかかる時間を短縮できる点です。例えば、「キッチンカーで飲食業を行いたいが、やっていけるか不安だ」という場合、まずはレンタルのキッチンカーで営業してみれば、仕事として続けていけるかどうかがわかります。
また、「週末だけ副業としてキッチンカーで飲食物を販売したい」「イベントに出店したい」といった場合にも便利です。
このほか、機材のレンタルや人材の派遣も利用できるため、「大規模なイベントに参加するので機材を充実させたキッチンカーがほしい」といった場合にも適しています。

キッチンカーをレンタルするデメリット

一方、キッチンカーをレンタルするデメリットには、以下のような点が挙げられます。

  • 内装や外装を勝手に変えられない
  • 販売する飲食物によってはオプション費用が高くなる
  • 長期レンタル・リースを利用すると割高になる

レンタルのキッチンカーは自分好みの内装・外装に変えることはできません。使いにくさを感じても、勝手に内装を変えると現状を回復して返却することを求められます。
また、レンタカーによって標準設備が異なります。販売する飲食物によっては、オプションで設備を追加しなければなりません。レンタル料が割高になる可能性もあるでしょう。

このほか、長期レンタルするほど費用が割高になっていきます。この点はリース車も同様です。
キッチンカーで毎日営業したい場合は、購入がおすすめです。
最初はレンタルしたキッチンカーで営業をはじめ、長期間営業できるめどが付いたならば、購入するといった形をとってもいいでしょう。

キッチンカーはレンタル・リースのどちらがおすすめ?

キッチンカーのレンタルを検討している方の中には、リース車とどちらにしようか迷う方もいるでしょう。キッチンカーのリースには、以下のような特徴があります。

  • 新車のキッチンカーをリース会社経由で購入できる
  • 中長期の利用ならばレンタルよりお得
  • 使用者を自分名義にできるので「飲食店の営業許可」の取得がスムーズ
  • リース後に車両を買い取れる
  • メンテナンスをリース会社に任せられる

中長期の利用をしたい場合や、新車のキッチンカーを利用したい場合はリースのほうがおすすめです。
その一方で、リース車両は中途解約できないデメリットがあります。中途解約すると違約金が発生する場合もあり、レンタルや車両購入より割高になる恐れもあるでしょう。

なお、リース車両にかかる費用は月々5万~7万円前後が目安となっており、ローンを組んで車両を購入するのとさほど変わらない可能性もあります。また、リース車両も内装の変更には制限があるため、自分が使いやすいキッチンカーが欲しい場合は、購入がおすすめです。

キッチンカーをレンタルする会社の選び方

キッチンカーのレンタル業を行っている会社はたくさんあるため、業者選びに迷う方もいるでしょう。レンタル会社を選ぶ際は、値段だけでなく以下のポイントを抑えましょう。

  • 利用できるキッチンカーや設備の種類
  • オプションで選べる設備の種類
  • レンタカー業務の実績
  • 口コミの評判

レンタルできるキッチンカーや設備の種類が豊富な業者ならば、いろいろな飲食物販売に対応できます。また、レンタカー業務の実績も重要です。キッチンカーのレンタカー業務に不慣れな会社だと、特に「飲食店の営業許可」についての知識が浅く、レンタルした後に許可申請などで苦労する可能性があります

キッチンカーをレンタルする場合はメリット・デメリットを把握しておこう

キッチンカーのレンタルは費用を抑え、準備期間を短縮してレンタカーが利用できるメリットがある一方、内装が変えられない、長期的に見ると割高になるといったデメリットもあります。
期間限定でキッチンカーを利用するならレンタルでも十分ですが、長期的な利用ならば購入したほうがお得で自由度も高いです。
また、レンタカーの場合は「飲食店の営業許可」の手続きが煩雑になる恐れもあるため、本腰を入れてキッチンカーで飲食店を営業する場合は、購入を検討しましょう。

キッチンカーの新車・中古車の販売、製作はもちろん、キッチンカーの買取や開業支援も行っています。

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