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ハンバーガーのキッチンカー開業!必要な手続きや設備をまとめて解説

ハンバーガーのキッチンカー開業!必要な手続きや設備をまとめて解説

2024年6月28日 更新

町を見渡せば、どこにでもあるハンバーガーショップ。以前は安価でスピーディーなことだけがメリットでしたが、近年は、味に加えて産地やヘルシーさにこだわる人でも満足できる商品が増えてきました
大好物という人も多く、私たちの暮らしにとてもなじみのあるメニューです。

そのため、キッチンカー(移動販売)を開業するにあたって、「ハンバーガーで勝負したい!」という方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、キッチンカーでハンバーガー店を開業するメリット・デメリット、成功するコツ、必要な手続きや設備などについて幅広く解説します。
スムーズに開業するために押さえておきたいことや、開業後に売上を作るポイントなども併せて紹介しているので、ぜひ参考にして下さいね。

ハンバーガーのキッチンカー開業!メリット・デメリット解説

最初に、キッチンカー(移動販売)でハンバーガー店を開業するメリットとデメリットについて解説します。
メニュー作りや出店場所といった事業戦略にも関わるので、ぜひ押さえておきましょう。

ハンバーガーのキッチンカー メリット3つ

キッチンカー(移動販売)でハンバーガーを開業するメリットは、下記の3点です。

(1)10~20代の若者に利用頻度が高いメニュー
(2)オリジナルメニューを作りやすい
(3)平日・休日どちらでも人気

キッチンカーや店舗型チェーン店などの形態に関係なく、基本的にハンバーガー店は10~20代の若者の利用頻度が高い傾向にあります。
キッチンカーの客層とも一致するため、利用してもらいやすいメニューです。

また、ハンバーガーはオリジナルメニューを作りやすいので、他店との差別化は比較的しやすいことがメリットです。
肉中心でボリューム重視、野菜中心でヘルシー志向、独特のソースやこだわりのバンズなど、少し具材の組み合わせを工夫するだけでメニューを増やせます
限られたスペースを有効活用することが必要なキッチンカービジネスでは、大きなメリットです。
それ以外にも、近年は高級食材を利用したハンバーガーの人気も高まっているため、比較的高額でも受け入れられるようになりました。

キッチンカーのハンバーガーは主にイベントでの人気が高いのですが、平日のランチタイムでも売上は作れます
男女問わず10~20代に好まれるメニューなので、大学やビジネス街への出店もおすすめです。

ハンバーガーのキッチンカー デメリット2つ

キッチンカー(移動販売)でハンバーガーを開業するデメリットは、主に2点あります。それは、競合の多さと、作り置きに向いていないことです。

ハンバーガーを食べられる場所は非常に多く、ファストフードのチェーン店のほかに、コンビニやスーパー、パン屋でも販売されています。
特に大手チェーン店であるマクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキンの合計だけでも全国に5,000店舗以上あるため、それらよりも選ばれる店作りをする必要があるでしょう。

また、作り置きができないため、注文から提供までの時間がかかることや、食材の管理が難しいこともデメリットです。

ハンバーガーのキッチンカーで成功するための4つのコツ

ハンバーガーのキッチンカーで成功するための4つのコツキッチンカー(移動販売)のハンバーガー店として成功するためのコツは、下記の4点です。

(1)オリジナリティを出す
(2)メインの客層に合わせた出店場所にこだわる
(3)サイドメニューを充実させる
(4)材料は生産者から直接仕入れる

前段でも紹介したように、基本的にハンバーガーを購入する客層のメインは主に10~20代の若者です。
若者中心のイベントやフェス、大型商業施設、大学やビジネス街などは、常にチェックしておきましょう。

また、ランチタイム以外にも売上を作るためには、ポテトやドリンクなどのサイドメニューを充実させるとよいでしょう。
ビジネス上はライバルですが、大手チェーン店が行っているメニューのセット販売は、キッチンカーでも参考になります。

ハンバーガーのキッチンカー開業に必要な手続きは2つ!

ハンバーガーのキッチンカー(移動販売)を開業するにあたって、必要な手続き2つを解説します。

(1)飲食店営業許可

キッチンカー(移動販売)でハンバーガー店を開業する場合、主に2種類の飲食店営業許可(営業許可)が必要になります。

(1)「出店場所」を管轄している保健所の営業許可
(2)「仕込み」を行う場所の営業許可

(1)
ハンバーガーはイベントでの人気が高いため、様々な場所へ出店したいと考える方がほとんどです。気をつけてほしいのは、その場合は「出店場所すべての営業許可」がそれぞれ必要になる点です。
また、営業許可は現在(2023年2月)全国共通ではないため、保健所ごとに合格基準が異なります。必ず該当の保健所でよく確認した上でキッチンカーの車両を作るようにして下さい。

(2)
ハンバーガー店を営業する場合、バンズやパティなどを作る「仕込み」を行う場所が必要です。
仕込みは、営業許可を取得している場所でのみ許されています。あらかじめ営業許可を取得しているシェアキッチンや、開店前の飲食店などの利用がおすすめです。
ちなみに、仕込み場所として自宅が許可されることはないので、気をつけて下さい。

(2)食品衛生責任者証

キッチンカー(移動販売)での営業する際には、「食品衛生責任者証」を持つ人を必ず1名以上配置する必要があります

この資格は、約6時間の講習会を受けることで取得できます。受講料は都道府県によってかなり異なりますが、8,000円前後のところが多いようです。
全国共通の資格なので、1ヶ所で取得すればどこでも出店できます。

講習会自体は1日で終わりますが、近年キッチンカーの開業が増えているため、直近の月が予約で埋まっていることがあります
開業ぎりぎりではなく、余裕を持った受講をおすすめします。

ハンバーガーのキッチンカーに必須の設備3つとは

ハンバーガーのキッチンカー(移動販売)に必要な設備は、主に鉄板、冷蔵庫、ハンバーガープレス、ミンサー、バンズの焼き型、フライヤーなどです。

中でも、特にどのハンバーガー店でも重要になる鉄板、ミンサー、フライヤーの3つの役割と費用相場について紹介します。

(1)鉄板

主にパティやバンズなどを焼くための鉄板は、ガス式と電気式があります。サイズにもよりますが、費用相場は20,000~400,000円です。

(2)ミンサー

ミンサーは、かたまり肉を挽肉にする機械です。ほとんどのミンサーには付属品としてカットプレートがついており、粗挽き・細挽きの調整が可能です。

手動式は、約5,000円から購入できます。
電動式は処理能力や付属品などによって異なりますが、約10,000~50,000円ほどが相場です。

(3)フライヤー

フライヤーは、主にポテトやフライドオニオンといった揚げ物のサイドメニューを提供する場合に必要になります。
費用相場は20,000~100,000円です。

まとめ:ハンバーガーのキッチンカーは周辺にライバルのいないエリアを

外食で若者が好むメニューであるハンバーガーは、キッチンカー(移動販売)でも人気が高く、主に10代~30代が客層の中心です。キッチンカーを利用する年代とも一致するため、メニューとしてはおすすめです。
ですが、大手ファストフード店やコンビニなどの競合が非常に多いデメリットもあるので、開業前にはオリジナルメニューを作るといった工夫も必要です。

また、ハンバーガー店で成功するには、できるだけ近くにライバル、特に大手ファストフード店のない場所に出店することをおすすめします。
そのエリアの中で、さらに大学や若者向けのイベント会場など、自分の店に合った場所をピックアップしていきましょう。

ハンバーガーはイベントで高い売り上げを作りやすいので、地元以外の場所にも多く出店したいと考えている方もいるでしょう。その場合は、必ず「出店場所を管轄している保健所」で1ヶ所ずつ営業許可を取るようにして下さい。
一度営業許可を取れば、それ1つで県内全域で営業できる都道府県もあるので、そういうエリアを狙うのもおすすめです。

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