キッチンカーの外装塗装のポイント
キッチンカーの外装塗装のポイント
公開日:2024年4月24日 2024年6月28日 更新キッチンカー(移動販売)の車両全体を、店のコンセプトや提供メニューなどで彩る「外装塗装」。車両そのものが長くつきあう「店舗」でもあるキッチンカーの場合、特に悩む人が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、「キッチンカーと外装塗装」をテーマに解説します。
外装塗装のメリット・デメリット、外装塗装の方法、失敗しないためのポイント3選について紹介します。
また、塗装以外の方法で車両を映えさせるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
キッチンカーの外装塗装 メリット・デメリット
キッチンカー(移動販売)で使用する車両の外装塗装には、メリット・デメリットどちらもあります。どの方法で外装塗装を行う場合にも共通しているので、ぜひ最初にチェックしておきましょう。
(1)メリット
キッチンカー(移動販売)を外装塗装した場合のメリットは、下記の通りです。
- 訴求力が高くなる。
- 遠くからでも何の店かわかる。
- SNSで広めてもらいやすい。
外装塗装の最大のメリットは、車両の存在感が増し、お客さんへの訴求力を高められることです。
特に車両全体を塗装した場合は、営業中だけではなく、移動中にも興味を持ってもらうことができます。店舗型にはないメリットの一つです。
キッチンカーは毎日同じ場所で出店するわけではないので、「一目で興味を惹かれる」外装はとても大きなアピールになります。
デザインによっては、どのようなメニューを提供する店なのかをある程度お客さんに知ってもらうこともできます。
メイン客層(メインターゲット)に伝わりやすいデザインなら、お客さんが遠くにいても関心を持って近寄ってくれますし、利用してくれる可能性も高くなるでしょう。
さらに、おしゃれで個性的なデザインの場合は、お客さんがSNSで広めてくれることもあります。
(2)デメリット
外装塗装のデメリットは、費用がかかることです。くわしくは後ほど解説しますが、業者に依頼する場合の費用相場は、約20万円からが一般的です。
キッチンカーの外装塗装 方法と費用相場
キッチンカー(移動販売)の車両を外装塗装する方法3つと、それぞれの費用相場について解説します。
(1)キッチンカー製作業者
キッチンカーの取り扱い専門業者で車両製作や中古車購入などを行う場合、外装塗装も同時に依頼できることが一般的です。
納車時には注文したデザインに塗装されているため、最もスムーズで安心な方法でもあります。
また、パッケージ価格として、外装塗装のみを単体で依頼する場合よりも安くなるケースも少なくありません。
パッケージ価格の場合の見積もりは、車両製作の総額として出されることが一般的です。必ず複数業者から相見積もりをとっておきましょう。
費用相場の目安は、軽トラが約140万円以上、1tトラックが160万円以上です。
(2)塗装専門業者
車両購入後に車体のデザインを変更したくなった場合は、塗装専門業者もおすすめです。業者によっては、緻密なイラストを依頼できるケースもあります。
その分、他の方法よりも金額がかかることが塗装専門業者のデメリットです。
費用相場は、単色やツートンカラーの単純な塗装でも約20万から30万円かかります。
(3)DIY
外装塗装はDIYでも可能です。他の方法に比べて大幅にコストを抑えられることがメリットです。
デメリットは、綺麗に仕上がるとは限らないことです。遠目ではよくても、近くで見ると粗が目立ち、いま一つ清潔感に欠けた印象になることもあります。
軽トラをDIYで外装塗装する場合の費用相場は、水性塗料と道具代を合わせて約2万円からです。
外装塗装は塗料によって大きく金額が異なるので、必ず希望する色の見積もりをもらうようにしましょう。
キッチンカーの外装塗装で失敗しないためには
キッチンカー(移動販売)の外装塗装に失敗しないためのコツ3選を紹介します。
(1)相見積もりをとる
外装塗装を行う際には必ず複数社から相見積もりをとり、業界の相場を確認するようにしましょう。
業者に依頼する場合だけではなく、DIYのための塗料を購入する際も同様です。
残念ながら、どの業界にも悪徳業者は少なからずいます。相見積もりで業界の相場を見ておくことで、そういった業者を見破りやすくなります。
相見積もりを見て、平均よりあまりに高い業者も危険ですが、平均の相場をかなり下回っている業者も注意が必要です。
最安値の塗料をさらに薄めて使っている事例があるので、できるだけ避けたほうが無難です。
(2)「白+タペストリー」もおすすめ
先輩オーナーの車両を見てみると、車両が真っ白のまま塗装されていないことが多いのに気づかされます。
白の車体色は清潔感があるので、お客さんからの好感度が高い色なのです。そのため、予算が厳しい場合には塗装しないのもおすすめです。
また、仮に廃業して車両を手放す場合、外装塗装していないほうが買い手が見つかりやすいというメリットもあります。
ですが、白いままではどのような店なのかをアピールできないため、タペストリー(横断幕)やのぼり、カラーのメニュー表などによる装飾は必須です。
それらの製作費用は必要ですが、車両の外装塗装業者へ依頼する場合と比較するとぐんとコストを抑えることができます。
訴求力のあるタペストリーの製作方法は他記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
(3)多彩な車体色から選べるモデルを選ぶ
車両のモデルによっては、外装塗装だけではなくオプションがなくても印象的な車体色が手に入るものもあります。
ここでは、特におすすめの2モデルを紹介します。
キャリイ(スズキ)
先輩オーナーに好評のキャリイは、使い勝手やコスパがよいだけではなく、車体色も豊富です。
これまでのシルバーやブルーパールなどに最新色のモスグレーが加わり、クールなニュアンスカラーが一通り揃っています。いずれもデフォルトがメタリックなので、人目を惹きやすいこともメリットです。
最近ではスイーツやパンの店でもダークカラーを使うことが増えているので、この中から選ぶのもおすすめです。
ハイゼットトラック(ダイハツ)
ハイゼットトラックは、軽トラで最も大きい荷台が特徴です。
車体色が全7色あり、アイスグリーンやオレンジメタリックといったカラフルな色を選ぶこともできます。
もちろん、ホワイト・ブラック・シルバーといった定番色もあります。
キッチンカーらしい「楽しそう」「かわいい」と思わせる車体色がデフォルトとしてあるので、それをベースにして一部分のみ塗装するのもおすすめです。
まとめ:キッチンカーは「完璧な開業」よりも「継続力」重視!
キッチンカー(移動販売)で使用する車両全体をコーポレートカラーやメニューのイメージなどで塗装する外装塗装には、メリットもデメリットもあります。
主なデメリットの一つは「費用」です。
先輩オーナーのアドバイスでもよく見かけますが、開業初日に完璧な車両を準備する必要はありません。車両デザインにお金をかけすぎるよりも、万が一に備えて開業資金を少しでも手元に残しておくことをおすすめします。
事業は、完璧なスタートよりも継続していくほうが大切です。外装塗装の費用をゆっくり貯めながらデザインを練るのも、さらに愛着が湧いておすすめです。
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