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キッチンカーでおにぎり屋を開業するメリットと成功のポイント

キッチンカーでおにぎり屋を開業するメリットと成功のポイント

最近店舗型を中心に増えてきている、「おにぎり屋」の専門店。おにぎりは手軽で食べやすく、大人から子どもまで幅広い層に人気があるため、キッチンカー(移動販売)でもおすすめできるメニューの一つです。

ですが、実はそれ以外にも様々なメリットがあることは、あまり知られていないのではないでしょうか。

今回の記事では、「キッチンカーでおにぎり屋開業」をテーマに解説します。提供メニューにおにぎりを選ぶメリットや、成功するためのポイントなどを紹介します。
おすすめの具材についても男性客・女性客に分けて紹介しているので、ぜひ参考にして下さいね。

【1】キッチンカーでおにぎり屋を開業するメリット5点

最初に、キッチンカー(移動販売)でおにぎり屋を営業するメリットについて解説します。成功するためのポイントとも関連しているので、ぜひ押さえておきましょう。

メリット(1)幅広い層に愛される定番メニュー

キッチンカー(移動販売)では、名前を聞いただけで誰でもすぐに思い浮かぶメニューのほうが成功しやすい傾向です。人気メニューランキングも、たこやきやクレープ、それにからあげなど、子どもでも知っているもので占められています。

さらに、一時的に流行している目新しいものよりも、昔から愛されている定番メニューのほうが継続しやすいメリットがあります
特に、海外発祥の珍しいメニューは、ブームの間は大きな売上を作ることもできますが、それが過ぎるとまったく売れなくなってしまいます。

「年齢を問わず愛される」「定番」のメニュー。おにぎりはこのどちらも満たしているため、キッチンカーにおすすめです。

メリット(2)具の種類が多く差別化しやすい

おにぎりは、梅やツナマヨといった定番の具以外に、スパムや野菜など一風変わったものとも相性抜群です。また、オムライスやチャーハンのように、お米に味をつけて握ったメニューも人気があります。

お米と相性がよい食材は何でも具にできるので、他店と差別化しやすいことがメリットです。また、オリジナルメニューで勝負してみたい人にもおすすめです。

メリット(3)一日中販売できる

おにぎりは、朝から晩まで一日中需要があることが大きなメリットです。ランチタイムだけではなく、朝食やおやつ、夕食としても提供できます。その点が、他のごはんものとは異なります。
最近ではランチを軽く済ませたい人も増えているので、おにぎりのようにさっと食べられるメニューの需要はさらに高まっています。

また、おにぎりは片手でも食べられるので、イベントへの出店にも適しています。客層や時間帯などによって具やサイドメニューを選ぶと、より売上を作りやすくなるでしょう。

メリット(4)開業の初期費用を抑えられる

キッチンカー(移動販売)の開業資金は、300万円前後が一般的です。ですが、おにぎり屋には厨房設備がほとんど必要ないため、それよりもさらに抑えられます。

炊飯器と冷蔵庫、そしてサイドメニューのための調理器具があれば営業できます。また、車両も軽バンが最も適しているので、購入費・維持費ともに低めです。
初期費用の大半を占める厨房設備と車両費を抑えられることは、おにぎり屋の大きなメリットと言えるでしょう。

メリット(5)調理スキルがなくてもできる

おにぎりは、調理工程がとてもシンプルです。
炊飯器でごはんを炊き、あらかじめ仕込んでおいた具を詰めれば完成します。そのため、調理スキルや経験がなくても開業できます。
この点は、新たにスタッフを増やす際にもメリットになります。

キッチンカーでおにぎり屋 最大のデメリットは競合の多さ

キッチンカー(移動販売)でおにぎり屋を開業するデメリットは、大きく分けて二点あります。「競合の多さ」と「単価の安さ」です。

おにぎりは、スーパーやコンビニなどいたるところで販売しています。また、自宅で簡単に作ることもできます。
特に、利便性ではコンビニに敵いません。24時間営業しており、おにぎりの定番も流行も安く販売しているので、コンビニ付近への出店は避けたほうがよいでしょう。

また、一個当たりの単価が100~200円前後と安いので、サイドメニューで客単価を上げる必要があります。

【2】キッチンカーでおにぎり屋を成功させるポイント3点

キッチンカーでおにぎり屋を成功させるポイント3点キッチンカー(移動販売)で、おにぎり屋を成功させるポイント3点について解説します。

(1)客層で具を選ぶ

ごはんものは、客層によって人気メニューがはっきりと分かれます。例えば、男性にはボリュームの多い牛丼やカツ丼、女性には野菜を摂れるタコライスやロコモコなどが人気です。
おにぎりでも、基本的にそれは変わりません。

ここでは、男性・女性に分けて「好まれやすい具」を解説します。

男性向けの場合は定番でボリューム満点の具

男性は、定番の具を好む傾向です。梅や鮭、ツナマヨといった王道はぜひ提供しましょう。

また、肉を使ったメニューや濃い味も人気があり、醤油味の焼きおにぎりや煮卵、天むすやうなぎ、からあげやエビチリなどが好評です。
「丼がそのままおにぎりになったようなメニュー」で考えてみるのがおすすめです。

女性向けの場合はヘルシーなカフェ風おにぎりが◎

女性は健康志向の人が多いので、ヘルシーなメニューのほうがリピーターがつきやすい傾向です。

ごはんは、白米だけではなく、雑穀や五穀などを使うのもよいでしょう。
また、定番以外の具も人気が出やすく、チーズやオリーブ、きのこやアンチョビなどを使ったカフェ風おにぎりも好評です。
ご当地おにぎりや海外のおにぎりなど、一風変わったメニューでも受け入れられやすいでしょう。

できるだけ見た目も工夫し、野菜巻きやボール型にしたり、カットして切り口を見せたりすると、SNSで広がりやすくなります。

(2)食材にこだわる

おにぎりは、どこでも購入できて、自宅でも作れる身近なメニューです。そのため、「とことんこだわった美味しいもの」を食べたことがない人がほとんどです。
リピーターを作るには、「このキッチンカー(移動販売)でしか食べられない魅力」が必要です。

ごはん・海苔・具のみとシンプルなので、それぞれの食材にはこだわりましょう。よい食材を使うことは、コンビニやスーパーなどの競合と差別化しやすいポイントでもあります。

お米は、国産米やブランド米、地産地消などがおすすめです。また、有名な品種ではなくても、出店場所の近くで収穫したものも好評です。
日本人は「美味しいお米が食べたい」という人が多く、よく産地をチェックしています。その分こだわりにも気づいてもらいやすいので、ぜひ積極的にPRしてゆきましょう。

(3)サイドメニューも提供する

おにぎりは、一個当たりの単価が安いことがデメリットです。そのため、おにぎりとおかずのセットを作ったり、サイドメニューを販売したりすることで、客単価を上げましょう。
お米と相性のよい味噌汁や、電子レンジで作れるからあげなどがおすすめです。

まとめ:キッチンカーのおにぎり屋はぜひコンビニの動向をチェックして

キッチンカー(移動販売)では、「幅広い客層に好まれる」と「誰でも知っている」メニューのほうが成功しやすい傾向です。
その両方を満たしているおにぎりは、キッチンカーにぴったりだと言えるでしょう。

また、他のごはんものとは異なり、おにぎりは一日中販売でき、イベントでも人気があります。具の種類がとても多いので、自分だけのオリジナルで勝負することもできます。

デメリットである「競合の多さ」だけは、開業前からある程度対策を立てておきましょう
特に、流行ものが次々と販売されるコンビニの動向を意識しておくことは、キッチンカーで成功するために重要なポイントの一つです。

本格的な食材を選ぶ、周囲に店舗型のないサービスエリアなどへ出店するなど、ぜひキッチンカーでしかできないことを実践してみて下さいね。

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