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キッチンカーで弁当を販売するメリットと成功のポイント

キッチンカーで弁当を販売するメリットと成功のポイント

主食・主菜・副菜が揃い、味も彩りも豊かな「お弁当」は、昔も今も大人気のメニューです。最近では、定番の和洋中以外に、海外の様々な料理も楽しめるようになりました。

そんな弁当でのキッチンカー(移動販売)開業に興味があるという人は、大勢いるのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では「弁当のキッチンカーで開業・成功するポイント」について解説します。
弁当のキッチンカーは、他のメニューとは少し異なるメリットや成功ポイントがあります。ぜひ参考にして下さいね。

キッチンカーの弁当屋 営業パターン3種類を紹介

キッチンカー(移動販売)の弁当屋を開業する場合、提供する弁当を準備する方法が3パターンあります。最初にそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

(1)仕出し弁当を仕入れる

仕出し弁当を業者から仕入れ、車両では販売のみを行うパターンです。

メリットは、自分で調理できなくても品質の高い弁当を提供できることです。弁当はおかずを詰めると食材が多くなることが多いので、調理をすべて任せられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
営業開始時間に合わせて弁当を完成させ、出店場所まで届けてくれる業者もいます。

デメリットは、基本的にはオリジナルの弁当やメニューは作れないことです。もしもメニューの一部をオリジナルに変更したい場合は、最初からその相談をしておきましょう。

(2)キッチンカー内で調理する

他のキッチンカー同様、車内で調理して詰めた弁当を販売するパターンです。

出来立てを提供できるので、鮮度が高くてほかほかと温かく、お客さんからの人気も高いことがメリットです。調理している姿に惹かれてやって来る人もたくさんいます。

デメリットは、販売と接客を同時にこなさなければならないため、1人で行うことが難しいことです。お客さんが多い場合は、スタッフを雇うことをおすすめします。

また、厨房設備のある車両の準備や、営業許可取得なども必要になるので、販売のみを行う場合よりも初期費用が高額になります。

(3)別の場所で調理する

提供する弁当を、車両以外の場所で作るパターンです。

営業時間中は接客のみに専念できるので、余裕があります。また、車両を厨房設備にする必要がないため、大幅なコストカットができます。

注意点は、必ず営業許可を取得している場所で調理することです。自宅での調理は許可されないので、注意しましょう。

キッチンカーの弁当屋 開業のメリット3つとは?

弁当のキッチンカー(移動販売)には、メリットが3つあります。他のメニューにはないものもあり、ビジネスチャンスに繋げやすくなっています。

キッチンカーの弁当屋は少ない資金で開業できる

弁当のキッチンカー(移動販売)は、他のメニューに比べて少ない資金での開業が可能です。
特に、車両で弁当を販売するだけなら、厨房設備のない自家用車でも営業できます。車両代が初期費用の大半を占めるキッチンカーではとても助かるメリットと言えるでしょう。

弁当の販売だけなら営業許可は不要

弁当のキッチンカー(移動販売)は、完成した弁当を販売するだけなら営業許可を取得する必要がありません。お金も手間もかかる営業許可を省略できるため、調理や広報などに時間を使うことができます。

キッチンカーで弁当屋を開業する際に必要になるのは、「食品衛生責任者」の資格です。

食品衛生責任者は、1日6時間ほどの講習を受講すればすぐに取得できます
ですが、最近はキッチンカーを開業する人が増えているため、予約が取りにくい地域もあります。できるだけ余裕を持って予約しましょう。
受講料は都道府県によって異なりますが、約10,000円前後です。

平日のランチタイム需要が高い

弁当のキッチンカー(移動販売)は、平日のランチタイムの需要がとても高いため、安定した売上を作りやすいメリットがあります。
毎月の売上予測もしやすいので、「イベントで一気に稼ぐ」というよりは、地道に続けていきたい人に向いています。

キッチンカーの弁当屋 デメリットは2つ

キッチンカー(移動販売)で弁当を提供するデメリットは、大きく分けて2つあります。

1つは競合が非常に多いことです。どちらかというと他業態の飲食店に多く、弁当屋の大手チェーン、コンビニ、スーパー、ファミレスなど、弁当はいたるところで簡単に手に入ります。
特に大手チェーンの弁当屋は、低価格でメニュー数も豊富なうえ、サイドメニューも充実していることが多いので、手ごわいライバルと言えるでしょう。

2つ目のデメリットは、平日のランチタイム以外は売上が伸びにくいことです。また、場所もビジネス街に限定されやすい傾向があります。

キッチンカーの弁当屋で成功するポイント5つとは

競合の多いキッチンカー(移動販売)の弁当屋ですが、成功するポイントももちろんあります。ここではそのコツを幅広く紹介しているので、ご自分のビジネスに合ったものを取り入れて下さい。

(1)ご当地の食材を使う

外食で人気の高いご当地の食材は、弁当のキッチンカー(移動販売)でも同じようにお客さんが集まりやすい傾向にあります。
また、スーパーやコンビニの弁当は国産の材料が少ないため、それが理由で買わない人も多くいます。
仕入れ販売や自分で調理する場合など、どのパターンでもできるだけ国産や地産地消がおすすめです。

(2)珍しい副菜を取り入れる

弁当は、メイン以外におかずを1~2品入れて販売することがほとんどではないでしょうか。その際に、少し珍しいメニューを選ぶとリピーターがつきやすくなります

特に女性客をターゲットにしている場合は、いくつか副菜が入っているほうが売上が伸びやすいでしょう。
できれば「聞いたこともないもの」ではなく、「知名度があって美味しいけど、あまり家では作らないもの」がおすすめです。

ですが、客層の年齢が比較的高く、男性中心の場合は、メイン・副菜ともに定番のほうが売れやすい傾向にあります。
出店場所によって、合ったものを選びましょう

(3)定番メニューなら価格勝負

幕の内弁当やからあげ弁当のような定番の場合は、「価格」での勝負がとても大切になります。
競合の大半が販売しているメニューは、すぐ近くにあって最も安い店で購入する人がほとんどです。直接生産者から買いつけるなど、よい食材を安く手に入れる手段が必要です。

(4)夜にも弁当を販売する

弁当は、キッチンカー(移動販売)に限らず、基本的に平日のランチタイムに最も売上を作りやすい商品です。ですが、それでは他の競合とぶつかってしまうデメリットもあります。

そこで、営業時間を夕方や夜の時間帯中心にするのもおすすめです。
現在は、病院や介護ホーム、コールセンター、トラックやタクシーの運転手など、夜間帯にも働いている人が大勢います
弁当屋やスーパーは深夜帯に営業していないことも多いので、そういった客層を獲得できる可能性があります。

(5)高齢の方の多いエリアに出店する

競合の多い弁当を販売する場合、できるだけ「他店とは異なる何か」を少しでも多く作ることが成功の秘訣です。
そこでぜひ工夫してほしいのが「エリア選び」です。

キッチンカー(移動販売)は、自由に出店場所を選べるメリットのある業態です。
さらに、弁当を販売するだけなら営業許可は不要なので、数エリアにまたいで出店しても負担がかかりません。
そのメリットを活かし、高齢の方が多く住むエリアに出店することをおすすめします。

超高齢化社会を迎える日本では、高齢の方をターゲットにした商品に大きなビジネスチャンスがあります。
特に、幕の内弁当や焼き魚弁当といった王道の和食中心という人にぴったりです。できれば車で近所まで届けられれば、さらに喜ばれ、売上アップにも繋がるでしょう。

まとめ:キッチンカーの弁当屋は時間帯と出店エリアの工夫が成功ポイント

キッチンカー(移動販売)の弁当屋は、他のメニューで開業する場合よりも初期費用を抑えやすいメリットがあります
車両で完成した弁当を販売するだけであれば営業許可が要らないので、車両代も不要です。

一方で、弁当屋には競合が非常に多いというデメリットもあります。同じキッチンカーよりも、大手チェーンや小売店のほうが主なライバルになる傾向です。

これらの競合に勝つためには、他店が営業していない「時間帯」と「出店場所」を狙うことをおすすめします。例えば、高齢の方が多く住むエリアはまだ他のキッチンカーが出店していない場合があるので、場所を探しやすいでしょう。
定番のメニューを販売したり、お客さんと顔見知りになって地に足のついた営業をしたい方に、特におすすめです。

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