タコライスがキッチンカーのメニューで人気の理由を徹底解説
タコライスがキッチンカーのメニューで人気の理由を徹底解説
公開日:2023年12月8日キッチンカー(移動販売)の人気メニューランキングで、必ずトップ5には入るタコライス。ごはんものでありながらヘルシーなので、女性ファンが多く、「様々な店で食べ比べるほど大好物」という人がたくさんいます。
ですが、なぜタコライス屋は「キッチンカー」という業態に多いのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。店舗型の専門店はあまり見かけないのに、どこのエリアにもタコライスを提供しているキッチンカーが一店舗はあります。
今回の記事では、「タコライスがキッチンカーで人気の理由」をテーマに取り上げています。
タコライスが選ばれる理由について、「お客さんが好む理由」「キッチンカーオーナーが選ぶ理由」という二つの観点から解説します。
また、タコライス屋に必要な厨房設備や、成功するためのポイントも紹介しているので、ぜひ最後まで目を通して下さいね。
目次
【1】キッチンカーでタコライス屋が人気の理由とは?
キッチンカー(移動販売)という、他の飲食店とは異なる業態でタコライスの人気が高い理由について、「お客さん目線」と「キッチンカーオーナ目線」に分けて解説します。
お客さんが選ぶ理由 料理と客層
タコライスとは、スパイスで味付けしたひき肉(タコミート)、ワカモレ、トマトやレタスといった野菜、チーズなどをごはんの上に盛り付けた、沖縄発祥の料理です。
「辛そう」というイメージを持つ人もいますが、オーソドックスなタコミートには辛みがないので、チリソースやハバネロソースなどをかけなければ誰でも安心して食べられます。
また、最近では辛いソースやハラペーニョなどを、トッピングとして追加する形式が増えています。
クセになるスパイスが食欲をそそるため、男女問わず人気があります。
他のごはんものよりもたっぷり野菜を摂れるので、全体的な客層は女性のほうが多い傾向ですが、近年は健康志向の影響もあり、男性でも選ぶ人が増えています。
オーナーが選ぶ理由(1)初期費用を抑えやすい
ここからは、キッチンカー(移動販売)のオーナーがメインメニューに選ぶ六つの理由について解説します。
キッチンカーのタコライスは、冷蔵庫と炊飯器の二つがあれば提供できます。そのため、他のメニューよりもずっと初期費用を抑えやすいことがメリットです。
また、厨房スペースが小さくても営業できるので、車両も軽バンがあれば十分です。
軽バンは「軽自動車」に分類されるため、購入費・維持費ともに安く抑えられます。それでいて大人が立って調理できる車高もあるので、体に負担がかからず、キッチンカーに適しています。
「業態やメニューにはこだわりがなく、少ない初期費用で飲食店を開業したい」という人におすすめです。
必要な厨房設備は冷蔵庫と炊飯器
キッチンカー(移動販売)でタコライスを提供する場合、タコミートやワカモレなどはあらかじめ作り置きしておき、注文後に盛り付けることが一般的です。
そのため、メニューがタコライスとトッピングのみの場合、冷蔵庫と炊飯器があれば開業できるでしょう。
キッチンカーのタコライス屋は、どちらかというとサイドメニューに用いる厨房機器の数が多くなりやすい傾向です。
例えば、フライドポテトやオニオンリングにはフライヤー、トルティーヤにはフライパンを使います。そして、これらを動かすための熱源も必要です。
オーナーが選ぶ理由(2)調理工程が少なくスキル不要
タコライスは、車内での調理工程がたったの二つしかありません。容器にごはんをよそい、タコミートやワカモレ、野菜などを盛り付ければ完成です。
たこやきやクレープを焼くときのような専門的な調理スキルが必要ないので、これまで調理業務に携わったことがない人でも開業できます。
車内での調理工程が少ないメニューは客回転率を上げやすく、混雑するランチタイムでもスピーディーにお客さんをさばけるため、キッチンカー(移動販売)に向いています。
また、タコミートやワカモレには何工程かありますが、仕込み場所でゆっくり調理できるので、料理初心者にもおすすめです。
オーナーが選ぶ理由(3)トッピングのバリエーションが豊富
キッチンカー(移動販売)は、限られたスペースで調理する必要があるため、厨房機器を増やさなくても手軽に変化をつけられるメニューのほうがおすすめです。
その点、タコライスには豊富なトッピングがあり、冷蔵庫で保管しておけるものがほとんどなので、キッチンカー向きです。
人気のあるトッピングは、タコミートやワカモレの増量、アボカド、トマト、パクチー、温泉卵、サワークリーム、マヨネーズなどです。
それ以外にも、白米や雑穀、玄米などから選べるようにすると、リピーターがつきやすくなります。女性客が多いエリアでは、特に好まれる傾向です。
また、スパイスが苦手な人もいるので、和風やミートソースのような風味に仕上げるアレンジもおすすめです。
オーナーが選ぶ理由(4)一年中ランチタイムで人気
沖縄のソウルフードということもあり、「タコライスは暑い季節しか売れない」というイメージを持っている人が少なくありません。
ですが、タコライスは沖縄以外のエリアでも一年中人気があり、季節に関係なく提供できるので、メインメニューとしておすすめです。
それなりにボリュームがあるタコライスは、基本的にはランチタイム営業が中心です。特に、女性の多いビジネス街や大学と相性抜群です。
それ以外の時間帯でも、タコスやナチョスなどの軽食として一日中提供できます。
オーナーが選ぶ理由(5)店舗型の専門店が少ない
キッチンカー(移動販売)で人気が高いタコライスですが、店舗型の専門店はそれほど多くありません。大半の専門店が沖縄に集まっており、それ以外のエリアではあまり本格的なタコライスを食べられる機会がないことが一般的です。
そのため、沖縄以外のエリアで本場のタコライスに引けを取らない味を提供すれば、多くのリピーターを獲得できる可能性があります。
オーナーが選ぶ理由(6)サイドメニューをセット販売しやすい
キッチンカー(移動販売)のタコライス屋はランチタイム営業が多いため、毎週同じ場所に出店するケースが多い傾向です。
ですが、これらのエリアは店舗型の競合がとても多いので、サイドメニューやドリンクなども提供し、お客さんを飽きさせない工夫をすることが求められます。
サイドメニューとしておすすめなのは、タコライスに使われる具材をアレンジして提供できるものです。人気が高いのは、タコミートを使ったタコスやサラダ、チリソースを添えた揚げ物などです。ぜひ検討してみて下さい。
まとめ:キッチンカーでタコライス屋 人気店になるには「本格的な味」が勝負
野菜をたくさん摂れるタコライスは、あまり外食でごはんものを選ばない女性客からも人気が高いメニューの一つです。白米を雑穀に変えたり、アボカドや卵などのトッピングを加えることで、お客さん好みにアレンジできることも人気の理由です。
また、小さな厨房スペースでたくさんのトッピングを提供できる点も、キッチンカー(移動販売)に適しています。少ない初期費用で開業できるため、他のメニューに比べてハードルは低めです。
メリットの多いタコライス屋ですが、開業前に心得ておきたいデメリットを一つ挙げるなら、同業者に競合が多いことです。
そういった状況でリピーターを獲得するためには、本場・沖縄の専門店にも負けないようなオリジナルの「味」で勝負する必要があります。
タコミートや野菜、ごはんなど、まずは一つ「ここが自慢!」と自信を持ってPRできる部分を作ることをおすすめします。
関連記事
キッチンカーでホットドック屋を開業!手順と準備したい設備
キッチンカーで弁当を販売するメリットと成功のポイント
- 前の記事:
- « キッチンカーに必須のプロパンガスの購入方法と費用相場
- 次の記事:
- パンのキッチンカー・移動販売を開業するときに必要な許可・届出 »
- お役立ちコラム カテゴリー一覧※左右にスクロール可能
- おしゃれなキッチンカー
- キッチンカーのメニュー
- キッチンカーのレンタル
- キッチンカーの売却
- キッチンカーの維持費
- キッチンカーの装備・設備
- キッチンカーの起業
- キッチンカーの車両タイプ
- キッチンカーの開業
- キッチンカーの集客
- 中古キッチンカー
- 出店場所
- 各種手続き
- 新車キッチンカー
- 補助金・助成金
- 車両製作
- 食中毒対策
- お役立ちコラム タグ一覧※左右にスクロール可能
- SNS
- アルコール
- オークション
- キッチンカーの歴史
- キッチンカーの経営
- コスト
- デザイン
- デメリット
- トラック
- トレーラー
- マッチングサービス
- メリット
- リース
- レンタル
- 中古
- 中四国
- 九州
- 京都
- 人気のメニュー
- 仕入れ
- 儲かるポイント
- 兵庫
- 出店場所
- 出店者登録
- 助成制度
- 助成金
- 千葉
- 収入
- 名古屋
- 売却
- 大阪
- 季節のメニュー
- 広告宣伝
- 広島
- 必要書類
- 必要資金
- 愛知
- 探し方
- 改造
- 新車
- 普通自動車
- 東京
- 東海
- 沖縄
- 海外のトレンド
- 準備
- 熊本
- 神戸
- 福岡
- 衛生管理
- 装備
- 許可申請
- 費用相場
- 資金計画
- 車両タイプ
- 車検・メンテナンス
- 軽トラック
- 軽ワンボックス
- 運営費用
- 運転免許
- 閉業
- 関東
- 関西
- 集客