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キッチンカーでサンドイッチを販売する方法と成功のポイント

キッチンカーでサンドイッチを販売する方法と成功のポイント

軽食の人気ランキングでは必ず上位に上がる「サンドイッチ」。具材をたっぷりとパンで挟んだあの外見を見ただけでわくわくする人も多いのではないでしょうか。
リーズナブルで美味しく、見た目も華やかでお腹も満足するので、世代や性別を問わず人気があります。近年は食材や断面にこだわったものやスイーツ系なども加わり、バラエティ豊かなところも魅力ですよね。

今回の記事では、サンドイッチでキッチンカー(移動販売)を開業する方法と、成功のポイントについて解説します。
サンドイッチのメリット・デメリット、必要な資格・設備、売上を伸ばす方法などを幅広く紹介していきます。パン屋やカフェを開業しようと考えている人にも役立つ方法をまとめているので、ぜひ参考にして下さい。

サンドイッチのキッチンカー メリット4つを押さえよう

最初に、キッチンカー(移動販売)でサンドイッチを提供するメリット4つを紹介します。サンドイッチ店として成功するポイントとも関係しているので、ぜひ押さえておきましょう

(1)人気メニューで需要が高い

サンドイッチは何といっても、世代を問わず好きな人がとても多いことが最大の強みです。そのため、ビジネス街や住宅街、商業施設やイベントなど、どこに出店してもお客さんが集まりやすいメニューです。

休憩がてらに軽く食べたい人、食事としてボリュームのあるものを食べたい人など、具材次第で様々な希望に応えられることがサンドイッチの人気に繋がっています

(2)変わり種でも美味しい

サンドイッチは、食事系からスイーツまで様々なものを具材にして提供できる幅広さが魅力です。定番メニューだけではなく、カニカマやオムレツ、サバやカレーなど、一風変わった食材を挟んでも美味しくなります。
「少し変わったオリジナルメニューも提供してみたい」という人におすすめです。

(3)ランチタイムもイベントも人気

キッチンカー(移動販売)のメニューの中には、売上が平日のランチタイムのみに限定されてしまうものもあります。
ですが、サンドイッチの場合は平日・休日いずれも売上を作りやすく、出店場所によっては朝や夕方にもお客さんが集まるところが強みです。

(4)メニューによっては作り置きができる

サンドイッチは、メニューによっては作り置きができます。仕込み場所で完成させ、車両では接客のみに専念すれば、他のスタッフを雇わなくてもこなせるでしょう。

また、車両内で調理しない場合は、食品衛生責任者の資格のみで開業できます調理を営業許可を取得している場所で行うことにだけ気をつけて下さい

サンドイッチの注意点は「生ものの調理」

キッチンカー(移動販売)でサンドイッチを提供する際の注意点は、「生ものの調理」です。野菜や果物などの食材を加熱せずに使うことが多いので、食中毒の危険性が高いデメリットがあります。

2021年6月の食品衛生法改定によって、野菜を洗う・切るといった仕込みは、200リットルのタンクを備えた車両であれば許可されるようになりました。
果物については、生の使用を許可しておらず、加熱済みの缶詰のみに限定しているケースも少なくありません。

また、フルーツサンドに使用するホイップクリームは食中毒が起こりやすいため、生クリームから泡立てることを禁止している保健所もあります。その場合は、冷凍ホイップクリームを使いましょう。

どの食材も、保健所によって許可される基準が異なります。自分が使う食材がどうなのか、どの代替品なら問題ないか、必ず出店場所を管轄する保健所にしっかり確認しておきましょう。

キッチンカーでサンドイッチ店を開業するには?

ここからは、実際にキッチンカー(移動販売)でサンドイッチ店を開業する際に必須の資格と設備を紹介します。

必要な資格は食品衛生責任者と営業許可

サンドイッチのキッチンカー(移動販売)を開業する際に必須になるのは、「食品衛生責任者」の資格です。車両内で調理する場合、販売のみを行う場合、どちらのパターンでも必要です。
食品衛生責任者は1日の講習で取得できます。ですが、1ヶ月先まで予約が埋まっていることも多いので、余裕を持って受講しましょう。
受講代は都道府県によって異なりますが、1万円前後が一般的です。

車両で調理を行う場合は「営業許可」も必要です。
提供するメニューを決めたら、車両製作に取りかかる前に保健所へ行き、どのような設備が必要なのかを細かく確認しましょう。

サンドイッチの開業に必要な設備とは?

サンドイッチのキッチンカー(移動販売)で主に必要になる設備は、調理台、冷蔵・冷凍庫庫、シンクです。具材によっては加熱器具も加わります
映える内装にするために、保冷・保温機能のあるショーケースを使うオーナーもいます。

そして、これらを動かすための発電機や、コードが必要です。

キッチンカーのサンドイッチ店で成功するポイント5つとは?

いざサンドイッチのキッチンカー(移動販売)を開業したら、次の目的は売上を伸ばして「成功」させることです。ここでは、そのためのアイディアについて紹介します。
すべてを取り入れる必要はないので、自分の店で活用できそうなものを選んで下さいね。

(1)「SNSで映える」を大切に

サンドイッチのレシピを検索すると、「映える」「おしゃれな」「可愛い」といったキーワードがとても多いことに驚かされます。
「他のメニュ―よりもおしゃれに作りたい」という人が多いことは、サンドイッチならではの特徴です。

そのため、SNSで映えるものを作ることは集客力にも繋がります。サンドイッチ、内外装、看板、食器類など、予算内でできるだけ映える外見にしましょう。

(2)女性の多いビジネス街や女子大、フリマが狙い目

老若男女を問わず好まれるサンドイッチですが、どちらかといえば女性に人気です。そのため、女子大やフリマといった、女性の多いエリアへの出店がおすすめです。

若い女性の多い場所は、食事系以外にフルーツサンドも人気があります。
卵サンドはどの世代でも一番人気ですが、年齢が上がるにつれて好きな人の割合が増えてゆき、40~50代では約3割を超えます。
子ども連れも多いので、メインのターゲットが比較的高齢の場合は、卵やハムチーズといった定番メニューもあったほうがよいでしょう。

(3)海外のサンドイッチもおすすめ

スーパーやコンビニに並んでいるサンドイッチは、基本的には一般的なメニューがほとんどです。それらとの差別化を図るために、海外のサンドイッチも取り入れてみましょう

知名度が高く、安定した人気のある海外のサンドイッチは、集客力も高めです。ベトナムのバインミー、イタリアのパニーノ(パニーニ)、アメリカのクラブハウスサンドなどが特におすすめです。
また、のりやごま、キムチやパクチーなどを和えた和風・アジア風のサンドイッチは、ヘルシーでSNS映えもするので、女性客に人気があります。

(4)定番メニューはとことん食材にこだわろう

提供するサンドイッチが定番の卵サンドや「BLT(ベーコン・レタス・トマト)」などの場合は、できるだけ新鮮な材料を使いましょう。

定番のサンドイッチはコンビニやスーパーでも安価で売っているので、どこにでもある材料では競り負けてしまう場合があります。
また、具材のほかに、バンズに凝るのもおすすめです

まとめ:キッチンカーのサンドイッチ店は「おしゃれ」も大切

キッチンカー(移動販売)のメニューの中には、「おしゃれ」であることがあまり必要ないものもあります。
ですが、サンドイッチはメインの客層が女性なので、できるだけ「SNSに映える」「見栄えがよい」という要素はあったほうがよいでしょう
自宅で作るレシピにも「おしゃれで可愛い」という言葉が多いように、外食でサンドイッチを選ぶお客さんは、できればSNSで素敵だと言われるようなメニューがいいと考えています。

ある程度ビジネスが軌道に乗り、さらに売上を伸ばしたい時期には、こういったイメージの部分も店のPRポイントにするとうまくいきやすい傾向にあります

現在は、SNSやスマホカメラのように、お金をかけなくても利用できるPR方法やツールがたくさんあります。ぜひ上手に活用して、素敵なイメージを印象づけていきましょう。

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