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公園にキッチンカーを出店する方法とは?必要な許可や情報の探し方

公園にキッチンカーを出店する方法とは?必要な許可や情報の探し方

2024年1月12日 更新

出店場所探しは、キッチンカー(移動販売)のおもしろいところでもあり、大変なところでもありますよね。先輩オーナーでもコツが要るので、開業直後ならなおさら効率よく押さえられないのも無理はありません。

今回の記事では、とても身近な場所である「公園への出店」をテーマに解説します。
土日祝日やイベントになると様々な人々で賑わう公園ですが、許可さえ取れればキッチンカーも出店できます。

記事前半には、公園に出店するメリット・デメリット、客層、出店料といった基本情報を、後半には、出店時に必要となる許可や申請方法などについて解説します。
また、おすすめのメニューや、公園ならではの注意点なども解説しているので、ぜひ参考にして下さいね。

公園にキッチンカー出店!メリット・デメリットは?

公園でのキッチンカー(移動販売)出店にはどのようなメリット・デメリットがあるのか、最初にチェックしておきましょう。

【1】土日祝日中心で10~16時と短め

公園へのキッチンカー(移動販売)出店は、土日祝日が一般的です。また、時間帯も10~16時と比較的短めであることがほとんどです。

そのため、平日はランチタイム需要のあるビジネス街や大学などで安定した売り上げを作り、公園には土日祝日に出店するというオーナーが多いようです。

【2】客層のメインは家族連れ

公園に出店しているキッチンカー(移動販売)の客層で最も多いのは、家族連れです。公園は大人から子どもまで様々な人が訪れる場所ですが、客層としては特に小さな子ども連れが目立ちます。
そのため、朝~15時ごろまでと、早い時間帯のほうがお客さんが多い傾向です。

イベントのない土日祝日の場合、お客さんは主に地域に住んでいる家族連れが多いので、客単価はそれほど高くありません。小さな子ども連れの場合、親と子どもが1つのメニューを分けあっていることが多い印象です。
そのため、ビジネス街や大学のランチタイムなどに比べると、客単価の低さはデメリットと言えるでしょう。
公園に出店する場合は、イベントのある日を狙うことをおすすめします。

また、ビジネス街のランチタイムは雨天でも売上に影響しませんが、公園は天候にかなり左右されるので、注意が必要です。

【3】人気はクレープやたこ焼きなどの大定番

公園で人気のあるキッチンカー(移動販売)のメニューは、クレープやたこ焼き、からあげ、フライドポテト、ミニカステラやミニたい焼きなど、定番中の定番がほとんどです。

メインの客層が家族連れなので、メニュー名を聞いただけで子どもでも思い浮かび、みんなで分けられ、片手でラクに食べられるものが人気です。
逆に、いくら流行していても、なじみのないメニューは売上に繋がりにくいでしょう。

ちなみに、数台のキッチンカーが出店する場合、公園のほうでメニューを管理します。そのため、イベントのようにメニューが被ってしまうことがなく、基本的には競合がいません。公園ならではのメリットです。

【4】出店料の相場は1日2,000円前後

公園は、出店料の相場が他の場所よりも比較的安いことが多いのもメリットです。
定額制の場合は、1日1,500円~5,000円前後が一般的です。数は多くありませんが、出店料無料というところもあります。
ぜひ積極的に活用しましょう。

公園にキッチンカーを出店するまでの流れ

公園にキッチンカー(移動販売)を出店するまでの流れや、そのために必要な許可などについて解説します。

【1】申請から出店までの流れ

公園にキッチンカー(移動販売)を出店するまでの流れは、下記が一般的です。

飲食店営業許可(営業許可)取得 → 自治体等に申請 → 審査→ 出店

他の出店場所と同じように、公園も申請時の必要書類として営業許可を提出する必要があることがほとんどです。
公園への出店申請前には、必ず取得しておきましょう。

申請後の審査期間は、自治体等によってかなり異なります。最短では1週間ほど、最長3ヶ月ほどかかることもあります。公園の利用者が多い、出店料が安い、一年間出店できるなど、条件のよい公園は審査期間が長くなりやすい傾向です。

また、一年に一度だけ期間限定で申請受付を行っているところも少なくありません。機会を逃すと翌年まで待たなければならなくなるので、募集期間は常にチェックしておくようにしましょう。
公園は、先着順で埋まってしまうこともあります。出店したいと考えている公園が募集を開始したら、すぐにでも申請できるように常に準備しておきましょう。

【2】必要な許可や書類は?

公園へのキッチンカー(移動販売)出店を申請する際に、どの自治体等でも提出を求められるのが下記の書類です。

〈提出書類〉
・営業許可
・食品衛生責任者
・生産物賠償責任保険(PL保険)
・車検証
※すべて写しで可

営業許可も必要になるため、申請前までにあらかじめ取得しておく必要があります。それ以外は直前でもなんとか間に合いますが、営業許可だけはどうにもなりません。

また、近年は食中毒対策として、申請時にPL保険の加入を義務付けている出店場所も増えてきました。万が一に備え、入っておくことをおすすめします。
それ以外にも、各自治体等が提出を義務付けているものがあるので、必ず募集要項を確認しておきましょう。

【3】情報の探し方は「キッチンカー 公園」で

自治体等のホームページには、キッチンカー (移動販売)の募集要項が掲載されています。情報収集の際には、それらに辿り着きやすいキーワードで検索してみて下さい。

キッチンカー 公園 ○○(地域名)
キッチンカー 出店 ○○(公園名)

また、公園に直接問い合わせる場合は、キッチンカーの出店実績があるかどうかを先に調べてみることをおすすめします。
実は、キッチンカー出店は公園側の対応がかなり分かれるところでもあります。効率よく出店場所を押さえるためにも、募集要項を公開している公園や、出店実績のある公園を中心に応募するとスムーズです。

【4】公園のキッチンカー 無許可出店するとどうなる?

キッチンカー(移動販売)は、どこで営業する際にも出店許可が必要です。自治体や土地所有者など、土地を管轄する個人・団体からの許可を得てようやく出店可能になります。
店舗型とは異なり、自由に出店場所を決められることがキッチンカーの魅力ですが、その代わりとして毎回出店許可を取る必要があります。

公園への出店も同じです。公園に出店しているキッチンカーは事前に出店許可を取得しており、無許可出店ではありません。
無許可出店は「都市公園法」の違反と見なされ、罰金や懲役などが科せられることもあります

このようなトラブルを起こすと、それが知られてしまい、他の場所にも出店できなくなる可能性があり、キッチンカー事業を続けてゆくこと自体が難しくなります。
出店したい場所を見つけたら、必ずインターネットの公式情報を確認するようにしましょう。

まとめ:公園は定番メニューのキッチンカーに特におすすめ

地域の人々が憩いの場として訪れる公園は、キッチンカー(移動販売)の出店場所としても魅力的です。

特に、土日祝日や春・秋はイベントや散歩などのために利用者が増えるので、売上にも繋がりやすくなります。また、他の出店場所よりも出店料が安いことが多く、開業したばかりでも挑戦しやすいのもメリットと言えるでしょう。
キッチンカーの主な客層は家族連れなので、クレープやたこ焼きといった定番の人気メニューを提供する人には、特におすすめです。

ですが、公園は先着締切りや期間限定の募集なども多いので、日ごろから申請準備をしておくことをおすすめします。

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