キッチンカーでタコスを販売する方法！メリットや成功のポイント

タコスは、キッチンカーで販売される人気メニューの1つです。
「ホットドックやサンドウィッチに比べるとおしゃれで他店との差別化も図れそう」
といった理由でタコスの販売を検討している方もいるでしょう。
しかし、タコスを販売するにあたっては注意点もあります。

今回は、タコスをキッチンカーで販売する方法やメリット、注意点、成功のポイントを紹介します。
キッチンカーで飲食店を開業しようと考えている方も、メニュー選びの参考になるはずです。

タコスとはどのような食べ物？

タコスはメキシコを代表する料理の1つです。
「トルティーヤ」と呼ばれるトウモロコシや小麦粉で作った皮の上にひき肉やトマト、玉ねぎ、レタスなどの野菜を乗せてサルサソースをかけ、包んで食べます。
材料は特に決まりがなく、アレンジ次第でいろいろな味が楽しめる料理です。

また、沖縄にはご飯の上にタコスの材料であるひき肉やレタス、トマトなどを乗せた「タコライス」というメニューもあります。キッチンカーでタコスを販売している店の中には、タコスとタコライス、両方を販売しているところもあります。

キッチンカーでタコスを販売するメリット

タコスは、キッチンカーで販売される人気メニューの1つです。
ここでは、キッチンカーでタコスを販売するメリットを紹介します。

調理器具が少なくても作れる

タコスは材料をあらかじめ準備しておけば、調理器具をほとんど使わずに調理できます。
例えば、ひき肉をあらかじめ家の厨房で炒めておく、野菜は切ってタッパーに詰めておけば、キッチンカー内ではトルティーヤの上に具材を載せて巻くだけで完成です。

注文を受けてから提供するまでの時間も短時間で済むため、少人数で多くのお客さんをさばけます。

メニューのバリエーションが豊富

タコスは包む具材によっていろいろな味が楽しめます。スタンダードな具材はひき肉と玉ねぎ、トマト、レタスなどですが、ハムやチーズ、ソーセージなどを挟んでも美味しいです。中の具材を変えることで、子ども向け、女性向け、年配者向けといろいろなタコスも作れます。

また、トウモロコシの粉で作ったトルティーヤを小麦粉で作った皮に変えれば「ブリトー」になります。皮を2種類用意するだけで、タコスとブリトーの両方を販売できます。夏はトマトたっぷりのタコス、冬はホットサンドで美味しいブリトーを販売するといった形にしてもいいでしょう。

このほか、炊飯器をキッチンカーに持ち込めれば、トルティーヤの具を流用してタコライスも販売できます。

下記の記事では、キッチンカーで販売できるタコライスについて詳しく解説しています。
関連記事：タコライスがキッチンカーのメニューで人気の理由を徹底解説

調理経験が少なくても販売できる

タコスは揚げ物や焼き物と異なり、調理経験が少なくても失敗なく作れます。
別の職種からキッチンカーでの飲食店開業を目指したり、オーナーには調理経験があるがスタッフに調理経験が少ない場合でも少し練習すれば、スムーズに作れるようになります。

手ごろな値段で販売できる

タコスの値段は300円代～400円代後半が相場です。少し具を豪華にしても500円代で販売できるでしょう。現在はキッチンカーでも1,000円近い食品を販売するところも増えました。
しかし、まだ「キッチンカーで販売している食品は安価」といったイメージをもっている方も多い傾向にあります。

500円代までなら昼食はもちろんのこと、軽食やおやつとしても手軽に購入できます。子どものお小遣いでも購入できる金額なので、イベントなどでも人気が集まりやすいでしょう。

また、タコスにドリンクを付けて600～700円のセット販売にしたり、300円代から500円台までのメニューを用意したりなど、予算に合わせたメニューを作れる点もメリットです。

キッチンカーでタコスを販売する際の注意点

キッチンカーでタコスを販売する注意点として、以下のようなものがあります。

• 生野菜はロスが出る可能性がある
• 食中毒には十分注意する必要がある
• 年配者が多い地域では人気が出ない場合がある
• ビジネス街では販売が難しい

タコスは生野菜を使っているので食中毒には十分な注意が必要です。夏はもちろんのこと、春や秋でも素手で生野菜を触らないなど管理を徹底してください。
それに加えて、生野菜は売れ残ると次の日の再利用が難しい素材です。仕入れる量を計算したり、旬の野菜を使うメニューを考案したりするなど工夫しましょう。

キッチンカーでタコスを販売する方法

最後に、キッチンカーでタコスを販売する方法について解説します。
他の飲食物を販売するキッチンカーとの違いについても解説しますので、キッチンカー選びに悩んでいる方も参考になるはずです。

タコスが販売できるキッチンカー

タコスやタコライスは大掛かりな調理を必要としないため、キッチンカーは小型のもので十分です。
小型のキッチンカーは、軽トラをベース車としたものが主流で、狭い道でも走れる、駐車場を確保しやすいなどのメリットがあります。

軽トラックベースのキッチンカーの場合、2人同時に調理ができるため、大量注文があった場合でも短時間で対応できるでしょう。

その一方で、軽トラックのキッチンカーは複雑な調理が必要な料理を販売するにはやや狭いです。将来的にあつかう食品を増やしたい場合は中型のキッチンカーも検討してみましょう。

タコスを販売するキッチンカーの装飾

キッチンカーの装飾には、タペストリー、看板、エアー看板などがあります。
また、キッチンカーの車体に直接ペイントしたり、ステッカーを貼ったりする装飾もあります。タペストリーや看板は設置の手間がかかりますが、交換も簡単で製作費も車体をペインティングするより安価です。

タコスを主力メニューにするならば、車体にタコスのデザインをいれると他のキッチンカーとの差別化も図れ、よく目立ちます。季節ごとにメニューを変えたり、いろいろなメニューを試したりしたいといった場合は、タペストリーや看板でメニューをアピールしましょう。

下記の記事では、キッチンカーの看板作成について詳しく解説しています。
関連記事：キッチンカーの横断幕・看板作成の目的とポイントを解説

販売するタコスの種類

前述したように、タコスに具体的な定義はありません。そのため、出店する場所やイベントによってタコスのメニューを考えるといいでしょう。
例えば、子どもが多い場所やイベントに主に出店するなら、ソースの辛みをおさえてソーセージやチーズなど子どもが好きな具材をいれたメニューがおすすめです。一方、大人が主な顧客の場合は、本場仕立ての本格的なタコスをメニューに入れてもいいでしょう。
タコスはメニューの改変も簡単なので、いろいろと試してみるのもおすすめです。

まとめ

タコスは日本でも人気のある料理で、幅広い世代に人気があります。
材料にも特に決まりはないので、オリジナルタコスを作っても他店との差別化が図れます。
ただし、1個当たりの単価は安いので、売上をアップしたい場合はドリンクをセットにしたメニューを作ってみるのもいいでしょう。

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