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りんご飴はキッチンカーでも人気!?出店に必要な設備や成功のポイント

りんご飴はキッチンカーでも人気!?出店に必要な設備や成功のポイント

近年、りんご飴は専門店ができるほど人気の高いスイーツになっており、「キッチンカーでりんご飴を販売したい」と考えている方もいるでしょう。

りんご飴はスイーツの中でも比較的作りやすいメニューですが、りんご飴をメインで販売する際には注意点もあります。

今回は、りんご飴をキッチンカーで販売する際に必要な設備や成功のポイントを紹介します。

りんご飴が人気になっている理由

りんご飴は、2010年代から人気が高まっているスイーツです。日本では長い間「お祭り屋台の定番商品」のイメージが強かったのですが、現在は専門店も登場してにぎわっています

りんご飴の人気が高い理由には、以下が挙げられます。

  • SNS映えする
  • パリパリ音が楽しい
  • 味のバリエーションが増え、いろいろな味が楽しめる
  • 日持ちがするので長い間楽しめる

最近のりんご飴はシナモンやショコラなど、味のバリエーションが増えて見た目も華やかです。そのため、小さな子どもはもちろんのこと、若い女性にも人気があります。
また、かつてはりんご飴というとミニサイズの「姫りんご」で作るのが一般的でしたが、現在は通常サイズのりんごで作るお店も増えました。りんごの種類にこだわったお店もあり、りんごの種類ごとに食べ比べてみるのも楽しいでしょう。

キッチンカーでりんご飴を販売するメリット

ここでは、キッチンカーでりんご飴を販売するメリットを紹介します。販売する食品選びに悩んでいる方も参考にしてください。

幅広い年代に人気がある

りんご飴は子どもからファミリー、大人まで幅広い年代に人気があるため、どのイベントに出店しても一定の需要があるでしょう。また、キッチンカーイベントのほか、スーパー等の敷地に出店しても、一定の売上が望めます。

また、りんご飴は1年を通して安定した供給が見込める商品です。売上が上がる季節が限られている商品に比べると、利益も上げやすいでしょう。

作り置きができる

りんご飴は料理の経験が少ない方でも失敗せずに作れるだけでなく、作り置きができます
キッチンカーは店舗に比べるとスペースが狭く、手早く大量に調理するのが難しいのがデメリットです。

作り置きができれば、お客様をお待たせすることもありません。また、お客様が予想以上に来店した場合でも対応できます。

また、テイクアウトの方法も複数あるのがメリットです。大きなりんご飴をそのまま袋に入れる形式のほか、細かく切ってカップに入れれば食べ歩きにも最適です。

テイクアウト方法が複数あれば、いろいろなイベントに対応できるでしょう。

メニューを増やしやすい

りんご飴はりんごを飴がけしたシンプルなメニューです。そのため、いちご飴やパイン飴等の他の果物メニューを増やしやすいメリットがあります。りんごは秋の果物なので、春はいちご飴、夏はいちじく飴とメインを変えてもいいでしょう。

また、フルーツを複数仕入れられるなら、りんご飴とスムージーといったメニューの増やし方もできます。

メニューを増やせれば、より売上を上げやすいでしょう。

りんご飴をキッチンカーで販売する際の注意点

りんご飴をキッチンカーで販売する際の注意点一方、りんご飴をメインにキッチンカーで販売する場合には、注意点もあります。りんご飴をキッチンカーで販売したい場合はメリットだけでなく注意点も理解しておきましょう。

ランチに対応しにくい

りんご飴はおやつの位置づけなので、平日のランチに出店しても売上は上がりにくいでしょう。イベント時のみキッチンカーを出して十分な売上が出せるなら問題ありませんが、毎日どこかへ出店したい場合は、りんご飴のほかメインメニューを考えたほうがいいでしょう。

また、イベント以外の場所に出店した場合も売上が伸びにくい可能性もあります。現在、キッチンカーはスーパーの駐車場など出店場所が増えています。りんご飴一本で勝負するのは、なかなか厳しいところもあるでしょう。

リピーターが増えにくい

りんご飴単品だけで勝負すると、リピーターを確保しにくいのもデメリットです。りんご飴はケーキやクッキーのように、「毎日食べたい」「何回も食べたい」とはなりにくいスイーツです。イベントでも、長期にわたって開催するタイプのものは顧客確保に苦労する可能性があります。

メニューを増やす、季節ごとに飴がけする商品を変えるなど工夫しましょう。

天候の影響を受けやすい

キッチンカー全般に言えますが、店舗で商売するより天候の影響を受けやすい傾向があります。イベントが雨や台風で中止になった場合、売上がゼロになる可能性もあるでしょう。

りんごは日持ちする食材ですが、それでもイベントが中止になると大量のロスが発生する場合があります。果物をメインの食材にする場合、ジャムやアップルパイなど他のスイーツに加工できるようにしておくといいでしょう。そうすれば、果物がロスにならずにすみます。

キッチンカーでりんご飴を販売する際に必要な許可や設備

ここでは、キッチンカーでりんご飴を販売する際に必要な許可や設備を紹介します。キッチンカーでお店をオープンしたい方は、すべて参考になります。

食品衛生責任者の資格と保健所の営業許可を取得する

キッチンカーで飲食物を販売する場合は、「食品衛生責任者」の資格と「保健所の営業許可」が必要です。

食品衛生責任者は食品衛生協会が主催する約6時間の講習会を受講し、修了テストを受けて合格すれば取得できます。なお、1度取得したら全国で使用できます。

一方、保健所の営業許可は保健所の管轄ごとに必要です。例えば、A保健所の営業許可を得ていても、B保健所の管轄で販売する場合はB保健所の許可を得る必要があります。保健所をまたいで商売する場合は注意しましょう。

また、保健所の営業許可は5年ごとの更新が必要です。キッチンカーで長い期間営業している場合は、更新を忘れないようにしましょう。
下記の記事では、キッチンカーに必要な営業許可について詳しく解説しています。
関連記事:【キッチンカーに必要な営業許可】保健所で営業許可取得する方法

キッチンカーの設備

キッチンカーでりんご飴を販売する場合、保健所が定めるシンクの数や排水設備などを備えたキッチンカーが必要です。

りんご飴だけを販売する際、「飴がけは自宅で行うため、キッチンカーにシンクなどは必要ない」といったケースもあるかもしれません。しかし、保健所が定めた基準を満たさないと許可はおりません。

まったく調理をせずに包装したりんご飴を販売するだけの場合を除き、シンクや排水設備を備えたキッチンカーを用意してください

まとめ

りんご飴は、作るのが簡単なうえSNS映えするスイーツです。りんご飴だけでなく、ブドウ、いちご、キウイなどの飴がけも用意し、「フルーツ飴」として販売してもいいでしょう。季節ごとにメインを変えたり、フルーツ飴とフルーツジュースなどのメニューを増やせば、リピーターも獲得しやすくなります。

また、「食事がメインだったがスイーツも扱いたい」と思った場合もりんご飴はおすすめです。作り置きができるので、キッチンカーの設備を増やさずにすみます。

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