キッチンカーでドーナツ販売!成功するためのポイントと開業準備ガイド
キッチンカーでドーナツ販売!成功するためのポイントと開業準備ガイド
公開日:2025年3月14日- カテゴリー
- キッチンカーのメニュー
ドーナツは、手軽に食べられるスイーツで幅広い世代に人気があります。また、材料も手に入りやすく、アレンジもしやすいことから、キッチンカーでの販売に適しています。
そのため、「キッチンカーで販売するならドーナツ」と考えているオーナーもいるでしょう。しかし、ドーナツはキッチンカーで販売しやすい一方で競合も多く、成功するには押さえるべきポイントがあります。
今回は、キッチンカーでドーナツを販売する際に必要な手続きと成功するポイントを紹介します。
目次
キッチンカーでドーナツを販売するメリット
キッチンカーでドーナツが人気の理由や販売するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- 子どもから大人まで幅広い年代に人気
- 1年を通して売れる
- すぐに食べられてテイクアウトもしやすい
- アレンジが容易
- 材料が少なくて済む
- 調理初心者でも失敗しにくい
ドーナツは、小麦粉と卵、牛乳など手に入りやすい材料で作れます。アレンジの幅も広く、小麦粉を米粉に変えたり、デニッシュ生地を利用したり、トッピングを工夫することで、他店との差別化が図れます。
さらに、ドーナツは知名度が高く子どもから大人まで幅広い年齢に人気がある食べ物です。近年は日本人になじみが薄い世界の料理を提供することで他店と差別化を図るキッチンカーも増えましたが、ドーナツは「定番商品」として根強い人気があるだけでなく、時期によって売り上げが変動しにくいのもメリットです。
時期によって極端に売り上げが変動しなければ、販売計画が立てやすく、季節ごとの限定商品を販売することで売り上げアップも期待できます。
キッチンカーでドーナツを販売する際に必要な準備
ここでは、キッチンカーでドーナツを販売する際に必要な準備を紹介します。
販売したい地域の保健所に営業許可を得る
ドーナツに限らずキッチンカーで販売したい場合、出店場所を管轄する保健所の営業許可が必要です。
保健所の営業許可を得るには、実際にドーナツを販売するキッチンカーの実物、もしくは設計図を持ち込んで審査を受けます。なお、検査を受ける保健所によって必要な書類や審査の手順が異なるため、必ず確認しましょう。
なお、キッチンカーはいろいろな場所で飲食物を販売できるのがメリットですが、保健所の管轄ごとに営業許可を得る必要があるため、注意が必要です。
県をまたいでイベントに参加する場合などは、再度営業許可を得る必要があるか確認してください。
キッチンカーに関する営業許可について下記の記事でまとめています。
【キッチンカーに必要な営業許可】保健所で営業許可取得する方法
ドーナツ販売に適したキッチンカーを用意する
ドーナツを販売するキッチンカーを購入、もしくはレンタルする際は排水量に注意して選びましょう。キッチンカーは排水量によってできる仕事が異なります。
- 40L:1工程の調理で完成する単品のみ販売可能。仕込みは不可
- 80L:2工程の調理で完成する複数メニューが販売可能。仕込みは不可
- 200L:複数工程の調理で完成する複数メニューが販売可能。仕込みも可
排水量40Lのキッチンカーでもドーナツは販売できます。ただし、油で揚げる、オーブンで焼くといった1工程のみとなるため、トッピングやドリンクの販売はできません。
次に、80Lのキッチンカーの場合、仕込みはできないため、ドーナツの生地やトッピングの材料は別所で調理したうえでキッチンカーに搭載する必要があります。
しかし、ドリンクとドーナツのセット販売やトッピングの対応が可能になります。
排水量200Lのキッチンカーの場合は、店舗の調理場と同様の仕事ができます。定期的に販売する品物を変えたい、メニューを増やしたい場合は200Lのキッチンカーを準備しましょう。
なお、キッチンカーを準備する方法は以下の3種類があります。
- キッチンカーのレンタル
- 中古のキッチンカー購入
- 新品のキッチンカー購入
長期間キッチンカーで商売をしようと考えている場合は、多少費用がかさんでも新品のキッチンカーがおすすめです。
自分の使いやすい設備を設置できるだけでなく、故障に悩まされることもないでしょう。
下記の記事では、ドーナツ販売の際に使用するフライヤーについて解説しているので、ぜひご覧ください。
キッチンカーで使うフライヤーの種類と選び方
ドーナツを販売しやすい場所を確保する
キッチンカーでのドーナツ販売を成功させたいならば、出店場所が重要です。ドーナツは食べ応えがありますが、甘いのでランチやディナーといった主食ではなく、間食向きの食べ物です。食事向きではありません。そのため、キッチンカーの主戦場になるランチタイムのビジネス街での売り上げは見込めない傾向があります。
ただし、ドーナツと一緒にカレーパンやサンドウィッチなども販売するならば、一定の売り上げが見込めるでしょう。
また、需要が見込まれる場所は以下の通りです。
- イベント
- 道の駅や商業施設の敷地
- 夕方の駅前
イベント、道の駅、商業施設などは1日を通して一定の売上が見込めるでしょう。
ドーナツは生地の状態ならば1~2日は日持ちします。しかし、揚げてしまうと、その日に売れない分は廃棄になるため、売上を見ながら作っていく必要があります。
キッチンカーで飲食店を経営する際は保険に入ろう
キッチンカーでドーナツを販売する場合は、保険に加入しましょう。手洗いを徹底し食材の温度管理に気を配っていても、キッチンカーは一般的な店舗に比べると食中毒が発生する危険性が高めです。
ドーナツは生ものではありませんが、生クリームや果物などをトッピングする場合は、食中毒の危険性が高まります。
衛生管理を徹底するのはもちろんのこと、PL保険(生産物賠償責任保険)には必ず加入しましょう。PL保険(生産物賠償責任保険)に加入していれば、万が一食中毒が発生した場合も損害を補償してくれます。
キッチンカーでのドーナツ販売を成功させるポイント
キッチンカーでドーナツ販売をする場合、以下のポイントを抑えておきましょう。
- 飲み物とセット販売にする
- 季節ごとにオリジナル商品を販売する
- トッピングを工夫する
- SNSを運営して出店場所をわかりやすくする
キッチンカーで売り上げを上げるには、「客単価を上げる」「リピーターを増やす」の2点が重要です。キッチンカーはいろいろな場所で出店するため、リピーターが作りにくいのがデメリットです。しかし、SNSを運用してメニューだけでなく出店場所をこまめに告知していれば、「一度食べてみておいしかった」と感じた方がリピーターになってくれる可能性があります。
また、客単価を上げるためには飲み物などのサイドメニューを充実させる方法も有効です。
ドーナツのサイドメニューとしてはコーヒーが一般的ですが、スムージーやフレッシュジュースなどを加えることで、客単価の向上が期待できます。
まとめ
本記事では、ドーナツをキッチンカーで販売する際の準備方法や売上を上げるポイントを紹介しました。キッチンカーを選ぶ際は、多少お金がかかっても排水量が多い車をチョイスすると、ドーナツ以外のものを販売したい際にも役立ちます。
また、ドーナツは幅広い世代に人気がありますが、ランチタイムに売り上げが望みにくいというデメリットもあるので、出店場所も入念に検討しましょう。
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